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本鉢移植開始 [マイ・アサガオ ’ 22]

昨年と比較すると今年は雨が少なく

日照時間も多いため

小鉢の苗は順調に育ちました。

農作物なら豊作の年です。

しかし、朝顔の葉を食べたら、途端にゲロを吐くし

実を食べたらひどい下痢になります。

そもそも朝顔のタネは「牽牛子」(けんごし)と呼ばれ

下剤として遣唐使が持ち帰ったものです。

◆背中に河童の童子3_1-4_edited-1.jpg

牽牛子売りのこども

(1918年第52回千葉県展出品作の下絵より)


朝顔のタネ(牽牛子)一袋は、

牛一頭と交換できるほど貴重だったと文献にあります。

いまは、一袋たったの200円です。


1.jpg

さて、上の写真のように本葉も、茎も十分育ったので根を見てみました。

2.jpg

思ったより少し根の張りが少ないようですが

本鉢移植作業に入りました。

酷暑の中で6時間~8時間の作業は体力的につらくなりました。

110本の本鉢移植は、なかなかはかどりません。

以下は、時系列に写真で紹介します。



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タグ:アサガオ
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暁烏英のハンドルネームはどこから? [長く生きてりゃ・・・]

朝顔の小鉢は1本も枯れることなく

すくすくと育っています。

でも本鉢移植まで少し時間がありますので

今回は、自分のハンドルネームについて

(ちょっと長くなりますが)記します。

★SS鳥と烏の文字1.jpg

①から④までは目のある鳥です。

ブログを立ち上げたころの話です。友人から
「おまえのブログを開いたが、『あかつき・ちょうえい?』なんじゃこれ?」
と言われたことがあります。
烏も鳥ですが歳をとると烏という字が鳥に見えるらしい。
「暁烏英」(あけがらす・ひで)は、
暁烏が名字、英が名まえのハンドルネームなのに、です。
なぜこんな名前にしたかは
人との出会いから生まれたもので「続き欄」に詳細を載せますが
まずは、文字の解釈からはじめます。
暁は漢字検定2級レベルで高校在学程度に習うものです。
これは形声文字です。
日(意味符=太陽)と堯(音符)からできています。
堯は土が3つ、その下の字は兀(ゴツ)で
背の高い人を表しています。
よって、人間よりも高い所の土地というイメージ。
そこに日がつき、
太陽が昇る様子を表した漢字でなのです。
次に烏という文字は、常用漢字ではないので
小中学校では習いません。
鳥という字によく似ているので間違える人が多いですね。
だが烏は鳥の目の部分にあたる横棒が1本無くなっています。
理由がおもしろい。
烏は黒いから目がどこにあるかわからない、
そこで横棒がなくなったようです。
もう一つ、カラスには鴉という文字もあります。
前者は象形文字で後者は形声文字です。
鳥に嘴はありますが牙はついていません。
なのに牙+鳥とはなぜ?とお思いでしょうが
これはカラスの鳴き声に由来しています。
牙はガと発音します。
カラスは、カアカアと鳴くと思いますが
ガアガアと聞こえなくもない。
これが文字のいわれらしいのです。
夕方に鳴く烏は、[るんるん]山にはかわいい七つの子があるから・・・?
一方、暁に鳴く烏は、しらけ鳥なのです。
暁烏は男女の交情をしらけさすたとえとして
使われていたのです。
朝方にガアガア鳴かれては興ざめですね。
他方、文字が異なる明烏は、
古典落語の演目の一つで、
新内節の「明烏夢泡雪」を下敷きにしたはなしで
吉原への「入門テキスト」になっています。
◇なにか漢字の勉強みたいで
つまらない内容になりました。
なぜこの名前にしたかは「続き欄」に記します。

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タグ:散文
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雨ニモ負ケズ、雹ニモ負ケズ [マイ・アサガオ ’ 22]

関東甲信越地方の梅雨入りは6月6日でした。

その3日前に、わたしの住む千葉県北西部に降雹がありました。

市川、船橋、鎌ヶ谷、松戸の4市で

降雹による農作物の被害総額は17億3.200万円です。

被害甚大!

とくにこの地域は、梨の産地です。

市川市だけで13億4.500万円と壊滅状態です。

船橋市のゆるキャラ「ふなっしー」も、がっくりです。


農作物だけでなく朝顔も植物ですから「お前もか?」と

心配して電話をくれた人もおりました。

どっこい、わたしはセーリングで身についた動物的感覚、

「気象を読む」力があります。

昼過ぎ、水墨画教室の帰り道、

めったに見られない巨大な積乱雲を見て

「こりゃ来るな」と危険を感じました。

帰宅後、即対応。

110個の小鉢(ポットを含む)を

退避させ無事でした。

すくすくと育っています。

462.jpg


苗と花の相関については、続き欄に載せます。




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タグ:アサガオ
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発芽と小鉢移植 [マイ・アサガオ '22]

毎年代わり映えのない朝顔づくりですが

マンネリ化を防ぐ為、

今年は、育て方の基本に帰って育苗を続けています。


タネ蒔き後4日目の発芽状況

5.25-4日めの発芽2.jpg



5日目の発芽状況

5.26。5日目の発芽0.jpg

段取りが良かったのと日照に恵まれたので発芽率は95%になりました。

双葉が出た直後は、横根がまだ少ないので

小鉢移植をしなければなりません。

この時期を逸すると根を痛めやすくなるからです。


上図には、変化朝顔と大輪の苗が写っていますがこの苗を見て選別します。

変化物は、葉の形と色で、

大輪は、斑の多いものは避け丸みを帯びた葉の苗を選びます。


その前に小鉢の底にサナを入れ

この上に水はけを良くするために鉢底石(小さめの物)を

入れます。


5.25小鉢にサナを敷く2.jpg


朝顔の花の良し悪しは、

小鉢づくりで決まると言っても過言ではありません。

しっかりとした根と茎を作る事が大事です。



5.26小鉢移植.jpg

白い名札は2日後、木札に変えます。

樹脂だと地中の乾燥状況がつかめないからです。


一日8時間かけて土づくり・名札書き・元肥入れなどしていますが

数が多いので小鉢移植はなかなかはかどりません。

まだ50鉢足らずです。

今日は朝から雨なので昨夕雨仕舞をして終えましたが、

これから再び続きの作業です。

[サッカー]

お詫び:前回の最後に「次回は朝顔の歴史に触れてみます」と記しましたが

作業が多く書けませんでした。後日ゆとりのあるときに記します。

タグ:アサガオ
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今年の朝顔づくり [マイ・アサガオ ’ 22]


酷暑のなかで作業をする朝顔づくりは、

加齢とともに辛くなってきました。

「来年は、やめよう」「今年は、やめよう」と

毎年思いながら,

なぜかまた続けることにしました。

体力の衰えに比例して「変化朝顔」の栽培数は、年々減っています。

多い年は87種類もあったのですが

今年は45種類です。

変形出物-2.jpg

出物 「黄抱込み葉青覆輪牡丹咲」。 親木は丸咲です。


昨年の5月は、晴れの日がほとんどなく

育苗(根づくり)で失敗。

育ちが悪く、多くの種類(タネ)を失っています。

2.鎌田氏からの大輪1.jpg

幸い70年の歴史を持つ「東京朝顔研究会」の役員さんから

大輪のタネを譲ってもらったので

今年は不足分をこれで補いトライしてみようと思います。


過去何度も書きましたが

変化朝顔は、大量の親木(おやき)というタネを蒔き、

その中から

「出物」という不稔(タネの出来ない)の変化朝顔の苗を

ピックアップします。(出現率※は後記参照)

変形出物CIMG2614.jpg

出物 「青鍬形葉紅紫剣先牡丹」


変化する朝顔の中にも正木(まさき)という系列のものは、

タネができて変化花の出現率も高いので

ここ数年は、正木系統を多く育ててきました。

靑水晶斑入孔雀葉石化紫切咲 正木系.jpg

正木系 「靑水晶斑入孔雀葉石化紫切咲」


57 紫の台咲#515正木系     ①青縮緬立田蜻蛉龍葉紫台咲   ②同上車咲 .jpg

正木系   ①青縮緬立田蜻蛉龍葉紫台咲

      ②   同上     車咲


あとは続き欄に・・・。

◆◆


  



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タグ:アサガオ
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今年のGW [長く生きてりゃ・・・]

1ピンクの牡丹.jpg


GW(ゴールデン・ウイーク)は実に短い。

こちらは還暦以降ずっとGY(ゴールデン・イヤーズ)です。

GWのGは、我慢のGかもしれません。

主要道路はどこも渋滞で狭い車内で長時間我慢を強いられるからです。

4牡丹の咲き終わり.jpg

疲れ切ってしまったゴールドカラーの牡丹


だからこの期間は、出歩かない方がいいと思うのだけれど

多動爺(多動児:ADHD=多動性障害児のこと。

ではなく→動き回る性癖の爺さん)だから

じっとしていられない。

雨の日は、墨絵画きや、水墨画の裏打ち作業に読書三昧。

2★牡丹-1.jpg


晴れの日は、博物館や美術館、植物園、

ヨットハーバーなどで暇つぶしをしました。


もちろん朝顔づくりの準備も始めまています。

続きはビジュアルで・・・。


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伝統の桜草 [花と心象]

朝顔の種まきまで少し間があるので

きょうは、「伝統の桜草」を載せます。

朝顔もこの桜草も

国立歴史民俗博物館付属の植物園で

種の保存を行っています。

1サクラソウの浮花_edited-1.jpg

日本の古典園芸植物の歴史を振り返りますと

その多くが江戸時代に始まり、

育種・改良されて独自の発展を遂げてきました。

代表的なものでは

アサガオ、ハス、オモト、ハナショウブ、

フジ、サクラ、ウメなどがあります。


朝顔と桜草は、文化文政期(1804~1830)や

嘉永・安政期頃(1840後半~50年代)に

大ブームが起きています。

アサガオは、ピーク時、約700種あり

桜草は、約300を超える品種がありました。

歴博で5月5日まで行われている展示会のなかから

その数種を続き欄に紹介します。



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タグ:サクラソウ
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花壇の花と野の花その2 [花と心象]

次から次と開花する花を追いかける毎日です。

自分の先祖は蜂だったのかもしれない。

現在咲いている花壇の花は16種ほどです。

まずは今回も花壇から・・・


1スイトピー2.jpg

いま一番のお気に入りがスイトピー

ちょっといたずらをして背景を暗くすると浮き出てくる感じです。

朝顔に似て花びらが繊細です。

2.jpg





4ヒマラヤスギの新芽125.jpg

モミの木も間もなく花を咲かせます。

この木の下には

3オキザリス.jpg

オキザリスが咲いています。
いろんな色がありますが白は控えめでいい。
001.jpg
八重の白オダマキが咲き始めました。(ちょっと黄ばんでます)
(今回も撮影時に風強くほとんどがピンボケですが・・・)
003.jpg
シラーカンパニュラータ
006.jpg
スズランは一株だけ
007.jpg
チゴユリ
009.jpg
ちょっと貧弱なフリージア
012.jpg
カラーはまだ2個しか咲いていません。
あとは続き欄に・・・

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タグ:春の草花
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花壇の花と野の花 [花と心象]

花盛りの季節なので


きょうは、花壇の花と野の花を紹介します。

まずは花壇の花から

ネメシアの蜜を吸う蜂.jpg

小さな昆虫たちも忙しい季節です。

ネメシアの蜜を吸う蜂


マンサクとモミジ1.jpg

マンサクとモミジの若葉

小さな花壇ですが花木も咲いています。


マンサク22022.4.15.jpg

紅色のマンサクをアップで見るとこんな形です。


白のオダマキ蕾1.jpg

これはまもなく咲く白のオダマキ。つぼみです。


フランス菊2.jpg

フランス菊。

これは毎年自然に出てくる元気のいい花です。


カナダオダマキ3.jpg

いろはさんに戴いたカナダオダマキは今年も元気に咲きました。


キンギョソウ6.JPG

キンギョソウ。

紅色もありますが、こちらの方が気品があります。


チューリップ黄色2.jpg

チューリップ1


チューリップ原種.jpg

チューリップ2

これは原種に近い品種です。


白のヤマブキ2022.4.jpg

友人から一昨年戴いた白いヤマブキ

手前にネギが1本植わっています。

これは虫除けに植えました。


SSパン爺.jpg

パンジイ?

パンジーの仲間ビオラですが

パンジイとしたのは

花の模様から「パン爺」と勝手に名づけました。


ネメシア(ヒメキンギョソウ).jpg

ネメシア(ヒメキンギョソウ)

手間のかからない花。勝手にたくさん生えてきます。



スイトピー1.jpg

スイトピー

白とピンクが咲き始めました。


さて下図は野の花ですが



タンポポ4.jpg

この花は??? 

答えは続き欄に



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タグ:草花と花木
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花疲れ [花と心象]

暗くて悲しいニュースばかりの中で

色とりどりの花をみると心が和みますね。

心臓に既往症があるため
新型コロナに感染すればイチコロの自分は遠くに行けないけれど、
身近なところでもたくさんの花があって不自由はしません。

八重桜.jpg

SS黄色花.jpg

佐倉市臼井田の佐倉ふるさと広場

今年は80種55万本のチューリップが咲いています。


ヒカン桜の散る姿902.jpg

紅色のじゅうたん。桜です。


SSピンク混じりのチューリップ.jpg

昨年は、小規模でしたが今年は、以前のように多くなりました。


ソメイヨシノ1.jpg

これは遅咲きのソメイヨシノ

SS京成電車とチューリップ畑.jpg

京成電車を入れて見ました。

電車はここに来るとスピードを少し緩めてくれます。




近所のソメイヨシノは、すでに葉桜となりつつありますが、

代わって柳が芽吹き、もえぎ色の葉枝が風に揺れています。

SS柳.jpg


今の時季を逃してはもったいないとPCを閉めたままにして、

草花や花木を追いかけていました。

スケッチしながら一日平均8000歩です。


花の美しさに酔いしれた後の疲れは大きい。

俳句では、これを「花疲れ」(季語)というようです。


[サッカー]

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春の野草 その3 オドリコソウ [花と心象]


ブロガーの皆さんは、わたしを含めて

春になると一斉にきれいな花、

絵になる花を掲載します。

ですが今回自分は、普段足元にあっても注目されない

いわゆる雑草をとりあげて3回目になります。


ひとくくりで雑草と呼ばれている野草にも

ちゃんとした名前がありますね。

 

花壇の草花のように肥料や水をもらわずとも

逞しく生きるその姿に焦点を当ててみたくなったからです。

きょうは、オドリコソウについて考えてみたいと思います。

★SSオドリコソウ2種番号付.jpg

どちらも土手や道端に咲くオドリコソウですが、3種類あります。

①オドリコソウ ②ヒメオドリコソウ・・・です。

もう一つは,

モミジバオドリコソウ

ですが、見たことがないので描けません。

★SS白いオドリコソウ909.jpg

今日の散歩中に見つけた白花ヒメオドリコソウ

これはめったに見れない突然変異のヒメオドリコソウです。


あとは続き欄に記します。


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タグ:野草
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春の野草その2、ホトケノザ [花と心象]

今日は彼岸の中日です。

お盆と彼岸は、仏になったご先祖様と会話するときなので

仏の座(ホトケノザ)※について

記します。

SS507.jpg

墓参りの途中咲き乱れていたホトケノザ

仏様が呼び寄せたのか・・・?


この草花については続き欄に・・・




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タグ:ホトケノザ
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彼岸前、春の野草その1、スギナとツクシ [花と心象]

今日の気温は24度。

真夏日のような暑さの中

お彼岸が近いので先祖の墓掃除に行きました。

SSキジ019.jpg

雑木林の下草からケーン,ケーンと雉の声。

近くの藪からは、ホーホケキョとウグイスの声です。

まもなくこの墓地に入る自分を思うと

のどかでいいなあ・・・。

心臓が悪化しているので

[るんるん]もういくつ寝るとお墓かなあ・・・

なんて口ずさみながら3時間の掃除を楽しみました。

自分の墓のスペースは、

以前ブログでも紹介しましたが

今は、サツキ、リュウノヒゲと芝の草地のままです。


自分の墓スペースと長男の墓.jpg

草取り終了後。

Aは親と先祖の墓、Bは早逝した兄の墓。Cが自分の寝場所


この草に交じって下図のような

雑草が芽ぶいていたのでスケッチしました。

SS▲野草-1.jpg

①ツクシ、②ホトケノザ、③アカツメクサ、④スギナ、

⑤ヒメオドリコソウ、⑥カラスノエンドウ、⑦ヒメジオン


草の解説は続き欄に・・・



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タグ:野草
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写実画と恩師の揮毫 [絵画]

三週間前、TV「日曜美術館」で紹介された青年画家・
山本大貴氏の作品展を観に行きました。(千葉県立美術館)
この絵は、
一見写真と見まごう写実的な作品が特徴です。

1.jpg

(1)


2.jpg

(2)


3.jpg

(3)


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(4)


4.jpg

(5)ホキ美術館蔵


かれは美大に進学する前、筆者の地元船橋市にある

美術の予備校に通っていましたので身近に感じる青年です。


写実画のコレクションは、ホキ美術館(千葉市の土気町)に行くと

その数の多さに圧倒されます。(あとは続き欄に)






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タグ:美術
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国際墨画展の結果 [水墨画]

20日のブログ更新時点では、

墨画展の結果詳細が分からなかったのですが

昨日、作品の返送と一緒に賞状が郵送されてきました。

以下、写真の通りです。

失敗作だったので意外でした。

SSblog用ハンドルネームの表彰状.jpg


SS芸術文化賞授賞の盾IMG_0227.jpg

これは自慢するようなものではありません。

努力賞か参加賞程度と理解しています。

作品の出来栄えについては、自身が一番よく知っているからです。


前回のブログで失敗作を出した経緯には触れませんでしたが

すべてを描き終わったあと、空の部分に動きがないので

雲を入れようとしたところ、ボタッと墨を落としてしまいました。

墨絵は、油彩とちがい、重ね塗りができない一発勝負のため

意気消沈。

血圧はパーッと200近くに上昇!

出すのをやめようと思ったのですが、出品申込をした後だったので

なんとかその部分を繕って出したのです。

心臓に既往症のある者は、コロナだけでなく

神経を張りつめて絵を描くことも危険ということを肌で感じました。

構想から構図、完成までの1か月を

時系列に続き欄に載せてみます。

[サッカー]





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タグ:墨絵
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冬季オリンピックが終わって [水墨画]

紅梅が心地よい香りを運んでくれるこの頃です。

雛祭りも近づいてきました。

しかし、北の国では猛吹雪! 誠にお気の毒です。

紅梅と雪をテーマに、いたずら描きをしてみました。

SB★雪下笛子.jpg

笛子は、笛を吹くこどもではありません。

これは「てきし」と読み、中国伝来の横笛のことです。


★SS色紙短冊冬景色_edited-1.jpg

北国はこんな感じかなあ?とイメージでして描きました。


さて、やっと冬季オリンピックの半分が終わりました。

これから後半のパラリンピックが始まりますね。

当方スポーツ大好き人間なので、連日TVの前に釘づけでした。

始まる前は開催国中国の人権問題などで

ぎくしゃくしていましたが

始まってみると選手の奮闘・激闘の熱気が勝り

政治問題は、影をひそめてしまいました。


この開催期間、心臓に既往症があるにもかかわらず、

競技の勝ち負けに興奮したためか

発作性心房細動が再発し、一時脈も止まりびっくりしました。

最後の楽しみだった女子カーリング決勝は

自分の健康を優先して、途中結果をスマホで見るだけにしました。


しばらくブログを更新できなかったのは

このほか、PCの故障などいろいろありまして

訪問していただいた方々への返礼もせず失礼しました。


先般、国際墨画展のご案内をしましたが

コロナウイルスの蔓延で、

出品した私自身も会場には行きませんでした。

8人?の審査員の内1票は入ったようですが

詳細はわかりません。

今回は失敗作でしたから1票でも嬉しい限りです。

その駄作を恥を忍んでここに載せます。

SS入り口.jpg

新国立美術館会場入り口


blog用SSの薩埵峠 会場展示分2.jpg

審査会場で友人が撮りメールで送ってもらったものです。

実物より暗くなっています。

黄色い札が1枚下がっていますがこれが1票なのか・・・?

[サッカー]


タグ:墨絵
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節分に虎9図 [水墨画]

もう25年以上前のことですが

長野県小布施にある北斎館を訪ねた時

半紙1枚ほどの和紙に描かれた獅子の肉筆画(墨絵数枚)に

目を奪われました。

その解説文に驚きました。

描いたとき北斎は85歳前後、高齢にもかかわらず

「毎日1枚、獅子の絵を描いた」とあったのです。

絵の素人のわたしは「えっ、この歳で毎日?」と・・・。


古希を過ぎてから習い始めた当方の墨絵には、

人を感動させるような作品など

描けるはずもありませんが

習い始めてみると色紙1枚ほどの大きさなら

一日に1・2枚程度の墨絵は苦にならず

描けることを知りました。

きょうは、先月散歩や読書の合間に描いた虎図をここに載せます。


 

1★正面右向き咆哮虎 印有.jpg


2竹林の虎1.jpg



SSblog用豊干禅師.jpg

豊干(ぶかん)は、唐の時代の禅僧。

水墨画ではおなじみの「寒山と拾得」とともに三聖と呼ばれた人。

虎に乗って衆僧を驚かしたり寒山や拾得といった異能の人物を弟子にしたり

奇行で知られた僧。

この絵は5枚描き兄や友人に贈りました。


3竹林の虎2.jpg

二枚目の絵と似ていますが岩を明るくしてみた。


4★DSC_0130v_edited-1.jpg

これは失敗作。


5獲物に狙いをつけた虎.JPG

背中を丸めて描いたのは、獲物を狙ったとき?


6IMG_0186.jpg

元日色紙に描いた1枚。

今年は寅年なので虎という字がついた

四文字熟語「虎渓三笑」を草書で入れてみた。

「墨画を描いているとすべてを忘れる」の意。


7★左向き咆哮虎 印有.jpg

この絵と下の絵は対でいつか襖絵にしようと描いた下絵。


8★右上向き咆哮虎 印有.jpg


国際墨友会主催の
第19回国際公募展『美は国境を越えて』は
あと四日です。
只今、新国立美術館に拙作も飾られているのですが

コロナ禍、心臓に既往症があるため自身も出かけていません。

でも終了後、審査段階から入選者の展示、表彰式などの様子を

動画公開されるようです。

動画では実態がわかりずらいのですが

これで良しとしたいと思っています。


ほのぼのとした農村の雪景色『シュガリング・オフ』を描いた

グランマ・モーゼスは、75歳から絵を描き始め

80歳で初個展を開いたといいます。

自分も来年80に到達。

それまで生き延びたら個展を開きたいと思うけれど

実力が伴いません。

[サッカー]



タグ:墨絵
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冬の山里と海辺 [人生とは死ぬまでの暇つぶし?]

第六波のコロナ禍では

遠くへ旅することはできません。

近場の海と里山の冬景色を載せます。

まずは千葉県内房の里山冬景色から

IMG_0131.JPG

安房郡鋸南町保田の山里


トンビの鳴き声を聞きながらゆるい登り坂を歩くこと50分。

あれっ? こんな山間にも水洗トイレが?

でも字がおかしい?

IMG_0140.JPG

なんと間違いではない。

ここは水仙ロードにあるトイレなのだ。

シャレています。

IMG_3778.JPG

日本海側は大雪の季節にここは花盛り


IMG_0135.JPG

里山はスイセンのオンパレード


つづいて

千葉市の海辺

IMG_0173.JPG

千葉市のシンボル 千葉ポートタワー

今は誰もいない浜辺


DSC_0151.jpg

磯辺の岸壁


近くにある釣り桟橋では

DSC_0150.jpg

スズキやフッコ、カレーが釣れています。


IMG_0164.JPG

セイタカシギもやってきました。


以上、千葉の冬景色です。



タグ:海と山
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コロナ禍の展覧会が近づいた [水墨画]

この冬一番楽しみにしているのは

国際墨友会主催の墨画展『美は国境を越えて』です。

自分の作品の良し悪しは別にして

身体を壊してまで一生懸命描いた作品も

このコロナ・オミクロン株の爆発的感染者増のもとでは

見ていただける人は少ないものと思います。

国際公募展『美は国境を越えて22』案内はがき 裏.jpg

国際公募展『美は国境を越えて22』案内はがき 表 .jpg


この展覧会には、一昨年初めて応募しました。

昨年は、「枝垂れ朝顔」を描いたのですが作品に納得がゆかず

取りやめたので今回が2回目です。

前回は、兎の親子が湖畔で月見をしているメルヘンチックな絵を描き

過分な賞「優秀賞」を頂きました。


今回は、若き日、静岡県沼津市に住んでいたころ

由井の薩埵峠(ゆいのさったとうげ)にゆき

その光景に感動した記憶を絵にしてみました。

広重の東海道五十三次「由井 薩埵嶺」の暁烏英版です。

いまでは、海岸沿いにバイパスができていますが

わたしが訪れたころは、まだ難所の峠※でした。

当時の記憶は薄れていますがイメージを膨らませて

作画しました。

あまり出来が良くない作品なので

コロナ禍でよかったかなと思っています。

[サッカー]

<参考>

薩埵峠はどういうところかを述べたエッセイを見つけました。以下の通りです。

「寅babaのパソコン部屋から」

浜松雑記帳2006.11.11

「恐怖のさった峠」

・・・・・・検索してみてください。





タグ:墨絵
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寒中お見舞い [人生とは死ぬまでの暇つぶし?]

★★★SS囲炉裏河童5_edited-1.jpg

世相は暗い、外は寒い!
夏に獲った魚を囲炉裏で焼いて食べながら
春を待ちます。
魚ばかりですと飽きますので、かっぱ寿司や草団子も食べます。
娘は今なお、おかっぱ。
こんな墨絵を描いて暇つぶしです。
家人は、
「暇つぶし? 冗談じゃない穀つぶし!」
生きるって難しい!

タグ:墨絵
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