思いやりのある幼児 [長く生きてりゃ・・・]
長く生きてますと、いろんな人や予期しない出来事に出会います。
今日は、珍しい行動をとった幼児を目撃しました。
場所は、大型スーパーマーケット「イオン」の
軽食店が並ぶフロアーでの出来事です。
メガネをかけた白髪頭の爺さんの看板に
年齢がら親近感を覚えてフライドチキンを買おうと
店の前に並んでいるときでした。
赤子を背負った母子と、泣き叫びながらその後を追う
2才くらいの男の子が通り過ぎました。
この男の子はなにが不服なのか、
フロアー全体に響き渡るような声で泣きわめいていましたが
母親は無視して遠くへ行ってしまいました。
すると、男の子は歩くのをやめ地団太を踏んだ後、
床に伏せて右腕を床に叩きつけながら
さらに大きな声で泣きわめきました。
このとき予期しないことが起こったのです。
近くのテーブルで食事をしながら、
この子を見ていた別の男の子(この子も2.3歳)が
小走りで泣く子の脇にやってきました。何をするのかと思ったら
突然泣く子と同じ向きでうつぶせになって
一緒に泣き始めたのです。
これって同情泣き?
周囲の大人たちは、もうびっくり!
他者の悲しみを思いやる幼児の行動。
血も涙もないプーチンにこの光景を見せてやりたかった。
※先般お知らせした26日から始まる国際墨画展
第20回国際公募『美は国境を越えて』の招待券を続き欄に載せます。
タグ:思いやる心
傘寿の初描き [水墨画]
新年もあっという間に七日が過ぎました。
七草粥まではじっとしてようと思ったのですが
手持ち無沙汰。
じっとしていられない性分なので
きょうの七の日に掛けて七福神の一人大黒様と、
因幡の白兎を墨で描きました。
80歳の初描きです。
古事記では、
ワニザメを欺いたため皮をむかれて丸裸にされた兎に対し
大穴牟遲神(大国主の神=大黒様)が
「ガマの穂をとって敷きちらして、その上を転がって花粉を着ければ
元通りになる」と言い、
兎はその通りにすると治癒した。・・・とあります。
若いころの大国主の神は、やさいい心持ちのせいか、
たくさんの女神にモテたと古事記に記されていますので
ハンサムに描きました。
で、きょうは散歩の途中でガマの穂の写真を撮ってきました。
晩夏のガマ穂は、
かまぼこ(蒲鉾)の語源のとおり鉾のようでしたが、
晩夏のガマ穂
冬の今は確かに真綿のようにやわらかでした。
冬のガマ穂の群生
風媒花なので今は軟かな穂先になっています。
さて、暁烏が応募した国際公募展「美は国境を越えて」が近づきましたので
続き欄に詳細を載せます。
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タグ:うさぎ年