谷川岳の紅葉 [旅紀行]
25年間続けた登山同好会は、
4月中旬、奥多摩で実施210回目に解散式を行いました。
理由は、
会員の構成が高校時代の同期生なので
ほとんどが私と同じ80歳。高齢になったためです。
解散後も何人かは個人的に登山を続けています。
自分は、朝顔づくりが一段落したので
紅葉狩りに出かけました。
行き先は谷川岳、気楽な日帰り独り旅です。
過去数回登っているので勝手知ったる山なのですが
帰りのバスの本数が少ないためと
腰痛の再発を考慮して
今回は避難小屋までで引き返しました。
下調べでは、「紅葉にはまだ少し早い」とありましたが
充分楽しめました。
ロープウェイで天神平へ
意外にも観光客少なくロープウェイは、
ガラガラで待たずに乗れる。
以下よろしかったら続き欄へ
◆
◆
快晴なので紅葉が映えます。
天神平から天神峠間の紅葉
天神平展望台から赤城山方面を望む
逆光なので紅葉はわかりにくい。
天神峠の展望台で双耳峰谷川岳を背景に自撮り。
正面を向く前にセルフタイマーが作動する。
ここからは、自分の足だけが頼り。
峠から登山道分岐までは下り坂。岩がゴロゴロしていて歩きにくい。
手ぶれでピンボケですが・・・。
ナナカマドがきれいに色づいていた。
分岐まで下り登山道へ。
ここからは本格的な登り道となる。
ロープウェイやリフト駅までは観光客が多いが
谷川岳への登山者は少ない。
この辺りは黄葉が多い。
頂上付近は緑が多い。これは常緑樹だから・・・。
ここの紅葉は盛りを過ぎている。落葉寸前。
熊穴沢避難小屋付近からトマの耳(1,963m)を望む。
この辺りが最高の景観。
オキの耳(1,977m)もかすかに見える。
避難小屋まで行けば視界は開けるのですが
ここまで登って帰路のバスの時間が気になり
下山を決めました。
千葉県からの日帰り登山では、ちょっと時間が足りない。
しかし、山の紅葉は十分堪能できました。
[後記]
山の仲間は、過去25年間で6人が鬼籍に入った。しかし、山の事故で亡くなったものは一人もいない。今年に入って、会の幹事二人が旅立った。
独り旅は話す相手がいないから、亡き友人たちと心の中での会話を楽しみながら歩く。思い出は尽きない。
副会長のTさんは、高校の卒業式で総代を務めた才女。長年夫婦で参加した会員である。毎年総会後の懇親会では、いろいろなゲームのリーダーとして活躍してくれた。沼津アルプス登山のころに発病した肺癌があちこちに転移して3月29日に帰らぬ人となった。
数年前、谷川近くの湯檜曽温泉で前夜泊をした夜、N君が早稲田の落研で鍛えた話芸で仲間を楽しませてくれた。事務局長のかれは4月の解散式にも創作落語を披露したのに半年後の今月2日急逝した。
こんな他愛ない会話もあった。
登山の途中、腰がヘの字に曲がり地面に着きそうな顔を木の棒で支えて歩く老人と行き交った。「謙ちゃん、腰が曲がったら棺桶に入れないよな、老いても曲がらないようにしようぜ」とわたしが言ったら、「英、おれも今それを考えていたんだ」とN君が相槌を打つ。それを傍で聞いていたOさんが「うちの母は曲っていたけど、ちゃんと仰向けで入れましたよ。曲っても大丈夫! 安心しな」(一同大笑い)・・等々、楽しかった思い出が次々と浮かんでくる。
月に一度の山行だったが、25年も続けてきたので、お互いをファーストネームで呼び合い兄弟姉妹同然の仲だった。
紅葉の季節は人を感傷的にさせる。◆
タグ:登山
25年続けられた登山同好会の解散式ですか!!
ちょっと残念な気がしますがお疲れ様でした。
210回の登山は素晴らしい思い出ですね。
美しい景色、紅葉も見せて頂きました。
これからはご自分の体力を考えながらの
楽しみ方になるのでしょうか!!
by yoko-minato (2023-10-20 06:14)
おはようございます!
素晴らしい景色の中で自撮り、格好いい!
とても年齢を感じさせません!
by Take-Zee (2023-10-20 06:45)
何と仰るうさぎさん・・25年210回は圧倒的にすごい!<構成が高校時代の同期生なのでほとんどが80歳と高齢になった・> 大真面目に書かれると『そりゃそうでしょうよ』と突っ込みたい!
邪推かも知れませんが、これだけ長続きするグループは中心になる良いリーダーと副官が居るのでしょうね~
谷川岳は猫魔ホテルに泊まり『越後の九塞溝』等を巡る紅葉ツアーで行きましたが天神平で降りると積雪のためリフトは突如運転中止。狭い駅舎で途方に暮れていると撮影が中断されたご一行が・・。寒そうな・・ありゃ見たこと有るぞ~売れっ子の徳光和夫さんと草野仁さん!「写真撮って良いですか?」「どうぞどうぞ、ご一緒にどうぞ・・」
優しく許可してくれてソトサマも含め4人でパチリ!
徳光「お幾つですか?」OJJ即座に「ハタチ!」徳光「同い年ですね~」で大笑い・・。一生の思い出です。
by OJJ (2023-10-20 14:53)
長い間登山を続けてきた仲間たちは人生を共に
歩いてきたようなものですよね
とても淋しいと思います。
素晴らしい景色の中で心の中で会話したとのこと。
きっと空の上で一緒に景色を眺めていたことでしょう
by kiyotan (2023-10-20 15:17)
OJJさん
初回から私は名だけの代表でしたが、仰るとおりみなさん優秀な会員ばかり「蒼蠅驥尾に付して千里を致す」の諺どおりです。(何のとりえもない蒼バエ(わたし)でも駿馬(賢い友人)の尻尾につかまって千里先(210回)にまで参加でできた)・・・のです。
by 暁烏 英(あけがらす ひで) (2023-10-20 15:37)
一面の紅葉
美しいですね(*^_^*)
by mayu (2023-10-20 15:43)
こんにちは^^
素敵な紅葉が見られましたね。谷川岳だともうそんなに紅葉しているのですねぇ~
谷川岳は随分昔に登りました。ひょっとしてもう30年前になるかしら。
山の仲間は良いですね。この頃訃報も多く、自分の歳を感じさせられます。
by mm (2023-10-20 16:48)
こんにちは。
谷川岳に紅葉狩り、お疲れ様でした。
ロープウェイからの風景、素晴らしい色彩です。
「意外にも観光客少なく・・・」の文字あり・・・
「紅葉にはまだ少し早い」の情報に登山者が影響された可能性ありです?
自撮り、ブルーのコーディネイトもキマリ、カッケイですね。
また、スカッとした空とジャストフィットです!!
トマノ耳を望む紅葉、コントラストありビビットですね。
来年は「沖ノ耳」まで遠征かな?
日帰り登山ですが、パワフルに紅葉を楽しまれ、見習いたいです!!
ところで、Oさんの言葉、最高ですね!?(=^・ェ・^=)
by Boss365 (2023-10-20 18:40)
自撮りの御写真。お若い。スマート。★★★
by 夏炉冬扇 (2023-10-20 22:14)
いい紅葉山行でしたね。ピークハンティングできればそれはそれでよしですが、歩きと自然・展望を楽しめればいいのではないかと、(私は)脚力・体力低下の言い訳にしています。
歳月の経過とともにいろんなことがフラッシュバックし、感傷にひたる機会が持てるのも独り歩きならではだと察します。
お写真を拝見するとまだまだ若々しいですよ、これからも無理せず山歩きを楽しんで下さい。
by Jetstream (2023-10-20 23:20)
少し早いどころか丁度見頃だったのでは?
素晴らしい紅葉でしたね。
お天気に恵まれて気持ちよい1日となったのではないでしょうか。
by kuwachan (2023-10-21 09:09)
楽しい登山の会でしたのに解散とは残念ですね。これからは低めの山に、複数で登り、楽しんでください。素敵な紅葉でしたね(^_^)v
by yokomi (2023-10-25 01:13)
谷川岳、雪が降ったそうですね。ニュースで見ました。
紅葉を見に来たのに雪景色。
「紅葉と雪を同時に見れてうれしいけど、それにしても寒い」
と、セーター姿の若いカップルがインタビューに答えていました。
新記事UPしました。長文なのであまりお勧めは出来ませんが( ̄∇ ̄)
by U3 (2023-10-25 11:26)
自撮り写真キマってますね。
カッコいいです。
by ヤッペママ (2023-10-27 14:49)
こんにちは^^
遅くなりまして申し訳ございません。
体調を崩してしまいまして...。
谷川岳の紅葉、素晴らしいですね♪
主人がこよなく愛した山でした。毎週登っていたようです。
英さんのお元気なお姿を拝見して嬉しく思います。
相変わらずお若いですね^^
私も頑張らなければ^^
by いろは (2023-10-29 17:29)
jetstreamさんへ
登山はすべて自己責任とはいえ、怪我や遭難すれば他人に迷惑をかけますので、無理をせず 登るようにしています。
by 暁烏 英(あけがらす ひで) (2023-10-29 23:10)
いろはさんへ
生前のご主人様が毎週谷川岳とは驚きです。 よほど魅せられた山だったんですね。クライマーだったんでしょうか?
by 暁烏 英(あけがらす ひで) (2023-10-30 08:30)
こんばんは^^
夜行日帰りをやっていたようです。
残されたアルバムには沢山の写真が^^
そうですね。岩場を登っていたようです。
結婚したら山登りをやめると両親に誓っていたので、
その通りやめました^^
その後、剣道を始めて7段まで。
シニア大会で(東京)優勝しました。
by いろは (2023-11-01 17:51)
いろはさんへ
ご主人様は凄いスポーツマンだったんですね。剣道7段、しかも都で優勝とは驚きです。
谷川の一の倉沢岩壁はクライマー泣かせの難所です。私の幼なじみの兄は、ここで命を落としました。私は会社の山岳部時代命拾いしました。
ご主人様、剣道に趣味を変えたのは正解ですね。
by 暁烏 英(あけがらす ひで) (2023-11-01 23:22)
長年続けられて、凄いですね!私は49才の時に奥多摩の御前山へカタクリの花を求めての登山で、足が動かなくなり脚力の衰えにショックで、辞めました。ところがすぐに左手先にしびれがあり、頚椎の軟骨がすり減ったゐたことが原因と分かりました。やはり歩かねばと、「旧街道歩き(繋ぎ)」に転向?しました。それから24年、江戸街道や奥の細道など、海外の巡礼も歩き、昨年は鎌倉街道、今年は下田街道に挑戦中です。80歳まで旧街道を歩く続けられるまで、見習って頑張ります。
by hide-m (2023-11-02 11:32)
hide-mさんへ
凄いチャレンジですね。
私は、40代に東海道と奥の細道、50代に本州・四国・九州・沖縄までを踏破しましたが、それだけです。
by 暁烏 英(あけがらす ひで) (2023-11-02 12:51)
天気も良く素晴らしい紅葉が見れてよい登山でしたね。
埼玉に住む兄が谷川岳が大好きで10回以上登ってるようですが
私も5年程前の4月、埼玉に遊びに行ったついでに土合駅だけでも
見たかったので兄に谷川岳のふもとに連れてってもらいました。
まだ雪のため資料館のところまでしか行けませんでしたが
新田次郎などの小説に出てくる土合駅に行けたので感激でした。
by プー太の父 (2023-11-05 13:15)