夏の終わり [マイ・アサガオ ’ 22]
立秋は暑い盛りにやって来る。
今年は8月7日でした。
9月に入っても、うだるような暑さが続いていますね。
肌で感じる秋は、秋分の日(9月23日)以降でしょうか。
季語でいえば朝顔は秋の花ですが
肌で感じる秋には終わっています。
わが家の朝顔は鉢植えが主なので、すでにピークを過ぎ、
いまは採種作業に入っています。
タネを採ったあと行燈支柱を抜いた鉢
これからの楽しみは地植えの洋種アサガオだけとなり
ちょっと寂しい。
咲き始めたミルキーウェイ
手前の花は今日で最後(鉢植えの瑠璃色無地)、
背後は、咲き始めた地植えのフライングソーサ。
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先週は、楽しいこと、嬉しいことがありました。
続き欄に短文を載せます。
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ぼっち朝顔市 [マイ・アサガオ ’ 22]
「ぼっちキャンプ」が流行っているらしい。
「稲むらぼっち」をテントがわりに使うのか?
そういえばモンゴル遊牧民のゲルに似ている。
と、思ったら時代遅れでした。
これは、ひとりぼっちの「ひとり」を省いた
現代のスラングなんですね。
これにあやかって自分も今回は「ぼっち朝顔市」を開きます。
いつも自分だけで楽しんでいる趣味の朝顔、今夏の総集編です。
今夏の出来は、結果的にみると近年一番よかったように思います。
色々な朝顔の写真の数が90枚近くありますので続き欄にに載せます。
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タグ:アサガオ
旧盆まえに終わる朝顔 [マイ・アサガオ ’ 22]
酷暑の夏は、
朝顔づくりにも今までにない変化をもたらしています。
例年よりも①咲はじめが早く。②終わるのも早い。
先週まで一日130から150個咲いていた朝顔が
二日前から1/3に減ってしまった。
3つ目は、害虫が少ない。
4つめは、タネの出来が極端に悪いことです。
いろんな花がたくさん咲いてどれを載せようか悩みます。
今回はこんな花を続き欄に載せてみます。
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タグ:アサガオ
木漏れ日の中で [マイ・アサガオ ’ 22]
7月も下旬になりました。
いつもならこれからという時期ですが
今夏の朝顔は、すでにピークを過ぎたようです。
蝉の声を聞かないうちに終わってしまうのかなと思っていたら
「少ないけれど鳴いてますよ」と若者はいう。
「じいちゃんだけが聞こえないんです」
これには参りました。
ちょっと悲しいけれど、良いこともあります。
寝ているとき耳元に蚊が飛んできても
いまは熟睡できるんですから・・・。
今回は、暑さを避け木陰に置いて
写真を撮りました。
初めて見る種類の花も咲いてご機嫌です。
朝顔づくしですが続き欄の花を見て、
少しだけ涼んでください。
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酷暑のあとは雨ばかり [マイ・アサガオ ’ 22]
梅雨が明けても蝉が鳴かない変な夏。
酷暑の利点は、蚊が極端に少ないこと、
と、思っていたら戻り梅雨?
戻りカツオなら嬉しいが、これはいただけない。
雨の滴で頭が垂れています。
昨日も雨、今日も雨
降るだけ降ったら止むだろうと、
のんきなことは言っていられません。
蚊の代わりに今夏は(殺虫・防虫剤を散布しても)
害虫があとを絶たないのです。
つぼみの段階でこんな穴を空け
咲いた時には、こんなものが入っています。
この虫に直接市販の殺虫剤を降りかけたけれど
10分経っても死にません。
葉っぱを食べればこの虫も下痢を起こすかもしれないけれど
花びらだけを食います。
市販の薬剤の他に
濃いめのコーヒーを散布すると蝶や蛾が嫌って寄り付かない、と
聞いたので、これもやってみましたが効果なし。
葉っぱについたコーヒーが雨で流されてしまうからです。
夜間だけ防虫ネットを張ることにしました。
本来ならば下図のような花弁が開くはずだったのですが・・・。
日照が少ないと中途半端に咲きます。
「靑斑入蝉葉花芯紅白無地」の大輪ですがぐったりしています。
これは、軒下に置いて雨を避けた鉢。「佐倉の桃」です。
これも軒下に置いた鉢に咲いた「黒雲」という大輪。
特徴は黒ずんだ濃い紫です。
雨は蔓がよく伸びるのですが花芽と花芽の間が長くなり、
数が望めなくなります。
「鼻の下が長い」は、好色な人。
「花の下が長い」は、雨の降りすぎ。
困ったものです。
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高温被害と今夏の二番咲 [マイ・アサガオ ’ 22]
宮沢賢治の詩『雨ニモ負ケズ』の後半に
次のような一節がありますね。
『・・・日照リノ時ハ、涙ヲ流シ、寒サノ夏ハ、オロオロ歩キ・・・』
農民にとって冷夏も困りますが、
雨の降らない夏の高温は被害甚大です。
こちら恥ずかしながら趣味の世界ではありますが、
朝顔づくりも葉焼け障害が出ています。
葉脈以外は秋の枯葉のようです。
靑鍬形葉は、白けています。これも葉焼けです。
ケロイド状の葉っぱ。
高温になった鉢の淵に葉っぱが触れて大やけどを負ったものです。
これを見た時、
暑いさなかに落とされた原爆による被災者の方々を思い出しました。
日除けシートを張りました。
こんなことをした夏は初めてです。
鉢棚の下の地面に直植えした変化朝顔が咲きました。
蕾も変わっています。
今朝は、久しぶりに小雨が降りました。
このような状況下で小粒ながら今夏の二番咲です。
正木系の変化朝顔です。
炎天下、早朝から連日アサガオと向き合っている爺を見て
通りすがりの人は
「あのデクノボウが・・・」と思っているかもしれませんが、
意に介せず、「只管打坐」の心境です。
◆朝顔のシーズンに入りアクセス数が連日1,000を超えています。
これからは週一ではなく、間隔を置かずに更新したいと考えます。
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猛暑の中の初咲 [マイ・アサガオ ’ 22]
息苦しいほどの猛暑の中、
朝5時から始める
朝顔の苗110本の本鉢移植作業は、
塗炭の苦しみでした。
約一週間かかりましたが
昨日午後7時にやっと終わりました。
一夜明けた今日、今夏の初咲がありました。
この暑さで朝顔も咲き方を間違えたのか
まだ蔓が伸びていないのに
花芽がついているものが何本かあります。
暑さだけでなく、6月中旬の不安定な気象状況時、
小鉢を棚の下に避難させ、
シートで覆ったのが原因かもしれません。
朝顔は、小鉢育成時に短日処理※すると、
早く花芽がつくからです。
摘芯も終わりました。
しっかりした行燈支柱を自作しようと、
黒竹、篠竹、鋼線等を用意したのですが、
暑くてやっていられない。
しかたなく、今夏は市販の簡易支柱です。
1本建ての螺旋支柱もやめました。
黄葉は、切込みづくりにするため、支柱はつけない。
展覧会には出さないので鉢は簡素なものです。
暑すぎて子葉が枯れてきました。(左の鉢下)
前面の白い鉢は、すべて枝垂れ朝顔です。
本来枝垂れ朝顔は支柱不要ですが、
風が強いため折れないように用心のため挿しました。
この異常気象で
今夏は、旧盆前に咲いてしまいそうです。
<備考>
短日処理:人工的に日照時間を少なくすること。
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本鉢移植開始 [マイ・アサガオ ’ 22]
昨年と比較すると今年は雨が少なく
日照時間も多いため
小鉢の苗は順調に育ちました。
農作物なら豊作の年です。
しかし、朝顔の葉を食べたら、途端にゲロを吐くし
実を食べたらひどい下痢になります。
そもそも朝顔のタネは「牽牛子」(けんごし)と呼ばれ
下剤として遣唐使が持ち帰ったものです。
牽牛子売りのこども
(1918年第52回千葉県展出品作の下絵より)
朝顔のタネ(牽牛子)一袋は、
牛一頭と交換できるほど貴重だったと文献にあります。
いまは、一袋たったの200円です。
さて、上の写真のように本葉も、茎も十分育ったので根を見てみました。
思ったより少し根の張りが少ないようですが
本鉢移植作業に入りました。
酷暑の中で6時間~8時間の作業は体力的につらくなりました。
110本の本鉢移植は、なかなかはかどりません。
以下は、時系列に写真で紹介します。
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雨ニモ負ケズ、雹ニモ負ケズ [マイ・アサガオ ’ 22]
関東甲信越地方の梅雨入りは6月6日でした。
その3日前に、わたしの住む千葉県北西部に降雹がありました。
市川、船橋、鎌ヶ谷、松戸の4市で
降雹による農作物の被害総額は17億3.200万円です。
被害甚大!
とくにこの地域は、梨の産地です。
市川市だけで13億4.500万円と壊滅状態です。
船橋市のゆるキャラ「ふなっしー」も、がっくりです。
農作物だけでなく朝顔も植物ですから「お前もか?」と
心配して電話をくれた人もおりました。
どっこい、わたしはセーリングで身についた動物的感覚、
「気象を読む」力があります。
昼過ぎ、水墨画教室の帰り道、
めったに見られない巨大な積乱雲を見て
「こりゃ来るな」と危険を感じました。
帰宅後、即対応。
110個の小鉢(ポットを含む)を
退避させ無事でした。
すくすくと育っています。
苗と花の相関については、続き欄に載せます。
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今年の朝顔づくり [マイ・アサガオ ’ 22]
酷暑のなかで作業をする朝顔づくりは、
加齢とともに辛くなってきました。
「来年は、やめよう」「今年は、やめよう」と
毎年思いながら,
なぜかまた続けることにしました。
体力の衰えに比例して「変化朝顔」の栽培数は、年々減っています。
多い年は87種類もあったのですが
今年は45種類です。
出物 「黄抱込み葉青覆輪牡丹咲」。 親木は丸咲です。
昨年の5月は、晴れの日がほとんどなく
育苗(根づくり)で失敗。
育ちが悪く、多くの種類(タネ)を失っています。
幸い70年の歴史を持つ「東京朝顔研究会」の役員さんから
大輪のタネを譲ってもらったので
今年は不足分をこれで補いトライしてみようと思います。
過去何度も書きましたが
変化朝顔は、大量の親木(おやき)というタネを蒔き、
その中から
「出物」という不稔(タネの出来ない)の変化朝顔の苗を
ピックアップします。(出現率※は後記参照)
出物 「青鍬形葉紅紫剣先牡丹」
変化する朝顔の中にも正木(まさき)という系列のものは、
タネができて変化花の出現率も高いので
ここ数年は、正木系統を多く育ててきました。
正木系 「靑水晶斑入孔雀葉石化紫切咲」
正木系 ①青縮緬立田蜻蛉龍葉紫台咲
② 同上 車咲
あとは続き欄に・・・。
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