発芽と小鉢移植 [マイ・アサガオ '22]
毎年代わり映えのない朝顔づくりですが
マンネリ化を防ぐ為、
今年は、育て方の基本に帰って育苗を続けています。
タネ蒔き後4日目の発芽状況
5日目の発芽状況
段取りが良かったのと日照に恵まれたので発芽率は95%になりました。
双葉が出た直後は、横根がまだ少ないので
小鉢移植をしなければなりません。
この時期を逸すると根を痛めやすくなるからです。
上図には、変化朝顔と大輪の苗が写っていますがこの苗を見て選別します。
変化物は、葉の形と色で、
大輪は、斑の多いものは避け丸みを帯びた葉の苗を選びます。
その前に小鉢の底にサナを入れ
この上に水はけを良くするために鉢底石(小さめの物)を
入れます。
朝顔の花の良し悪しは、
小鉢づくりで決まると言っても過言ではありません。
しっかりとした根と茎を作る事が大事です。
白い名札は2日後、木札に変えます。
樹脂だと地中の乾燥状況がつかめないからです。
一日8時間かけて土づくり・名札書き・元肥入れなどしていますが
数が多いので小鉢移植はなかなかはかどりません。
まだ50鉢足らずです。
今日は朝から雨なので昨夕雨仕舞をして終えましたが、
これから再び続きの作業です。
お詫び:前回の最後に「次回は朝顔の歴史に触れてみます」と記しましたが
作業が多く書けませんでした。後日ゆとりのあるときに記します。
タグ:アサガオ
今年の朝顔づくり [マイ・アサガオ ’ 22]
酷暑のなかで作業をする朝顔づくりは、
加齢とともに辛くなってきました。
「来年は、やめよう」「今年は、やめよう」と
毎年思いながら,
なぜかまた続けることにしました。
体力の衰えに比例して「変化朝顔」の栽培数は、年々減っています。
多い年は87種類もあったのですが
今年は45種類です。
出物 「黄抱込み葉青覆輪牡丹咲」。 親木は丸咲です。
昨年の5月は、晴れの日がほとんどなく
育苗(根づくり)で失敗。
育ちが悪く、多くの種類(タネ)を失っています。
幸い70年の歴史を持つ「東京朝顔研究会」の役員さんから
大輪のタネを譲ってもらったので
今年は不足分をこれで補いトライしてみようと思います。
過去何度も書きましたが
変化朝顔は、大量の親木(おやき)というタネを蒔き、
その中から
「出物」という不稔(タネの出来ない)の変化朝顔の苗を
ピックアップします。(出現率※は後記参照)
出物 「青鍬形葉紅紫剣先牡丹」
変化する朝顔の中にも正木(まさき)という系列のものは、
タネができて変化花の出現率も高いので
ここ数年は、正木系統を多く育ててきました。
正木系 「靑水晶斑入孔雀葉石化紫切咲」
正木系 ①青縮緬立田蜻蛉龍葉紫台咲
② 同上 車咲
あとは続き欄に・・・。
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タグ:アサガオ
今年のGW [長く生きてりゃ・・・]
GW(ゴールデン・ウイーク)は実に短い。
こちらは還暦以降ずっとGY(ゴールデン・イヤーズ)です。
GWのGは、我慢のGかもしれません。
主要道路はどこも渋滞で狭い車内で長時間我慢を強いられるからです。
疲れ切ってしまったゴールドカラーの牡丹
だからこの期間は、出歩かない方がいいと思うのだけれど
多動爺(多動児:ADHD=多動性障害児のこと。
ではなく→動き回る性癖の爺さん)だから
じっとしていられない。
雨の日は、墨絵画きや、水墨画の裏打ち作業に読書三昧。
晴れの日は、博物館や美術館、植物園、
ヨットハーバーなどで暇つぶしをしました。
もちろん朝顔づくりの準備も始めまています。
続きはビジュアルで・・・。
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タグ:ゴールデンウイーク
伝統の桜草 [花と心象]
朝顔の種まきまで少し間があるので
きょうは、「伝統の桜草」を載せます。
朝顔もこの桜草も
国立歴史民俗博物館付属の植物園で
種の保存を行っています。
日本の古典園芸植物の歴史を振り返りますと
その多くが江戸時代に始まり、
育種・改良されて独自の発展を遂げてきました。
代表的なものでは
アサガオ、ハス、オモト、ハナショウブ、
フジ、サクラ、ウメなどがあります。
朝顔と桜草は、文化文政期(1804~1830)や
嘉永・安政期頃(1840後半~50年代)に
大ブームが起きています。
アサガオは、ピーク時、約700種あり
桜草は、約300を超える品種がありました。
歴博で5月5日まで行われている展示会のなかから
その数種を続き欄に紹介します。
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タグ:サクラソウ