猛暑の中の初咲 [マイ・アサガオ ’ 22]
息苦しいほどの猛暑の中、
朝5時から始める
朝顔の苗110本の本鉢移植作業は、
塗炭の苦しみでした。
約一週間かかりましたが
昨日午後7時にやっと終わりました。
一夜明けた今日、今夏の初咲がありました。
この暑さで朝顔も咲き方を間違えたのか
まだ蔓が伸びていないのに
花芽がついているものが何本かあります。
暑さだけでなく、6月中旬の不安定な気象状況時、
小鉢を棚の下に避難させ、
シートで覆ったのが原因かもしれません。
朝顔は、小鉢育成時に短日処理※すると、
早く花芽がつくからです。
摘芯も終わりました。
しっかりした行燈支柱を自作しようと、
黒竹、篠竹、鋼線等を用意したのですが、
暑くてやっていられない。
しかたなく、今夏は市販の簡易支柱です。
1本建ての螺旋支柱もやめました。
黄葉は、切込みづくりにするため、支柱はつけない。
展覧会には出さないので鉢は簡素なものです。
暑すぎて子葉が枯れてきました。(左の鉢下)
前面の白い鉢は、すべて枝垂れ朝顔です。
本来枝垂れ朝顔は支柱不要ですが、
風が強いため折れないように用心のため挿しました。
この異常気象で
今夏は、旧盆前に咲いてしまいそうです。
<備考>
短日処理:人工的に日照時間を少なくすること。
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本鉢移植開始 [マイ・アサガオ ’ 22]
昨年と比較すると今年は雨が少なく
日照時間も多いため
小鉢の苗は順調に育ちました。
農作物なら豊作の年です。
しかし、朝顔の葉を食べたら、途端にゲロを吐くし
実を食べたらひどい下痢になります。
そもそも朝顔のタネは「牽牛子」(けんごし)と呼ばれ
下剤として遣唐使が持ち帰ったものです。
牽牛子売りのこども
(1918年第52回千葉県展出品作の下絵より)
朝顔のタネ(牽牛子)一袋は、
牛一頭と交換できるほど貴重だったと文献にあります。
いまは、一袋たったの200円です。
さて、上の写真のように本葉も、茎も十分育ったので根を見てみました。
思ったより少し根の張りが少ないようですが
本鉢移植作業に入りました。
酷暑の中で6時間~8時間の作業は体力的につらくなりました。
110本の本鉢移植は、なかなかはかどりません。
以下は、時系列に写真で紹介します。
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暁烏英のハンドルネームはどこから? [長く生きてりゃ・・・]
朝顔の小鉢は1本も枯れることなく
すくすくと育っています。
でも本鉢移植まで少し時間がありますので
今回は、自分のハンドルネームについて
(ちょっと長くなりますが)記します。
①から④までは目のある鳥です。
ブログを立ち上げたころの話です。友人から
「おまえのブログを開いたが、『あかつき・ちょうえい?』なんじゃこれ?」
と言われたことがあります。
烏も鳥ですが歳をとると烏という字が鳥に見えるらしい。
「暁烏英」(あけがらす・ひで)は、
暁烏が名字、英が名まえのハンドルネームなのに、です。
なぜこんな名前にしたかは
人との出会いから生まれたもので「続き欄」に詳細を載せますが
まずは、文字の解釈からはじめます。
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暁は漢字検定2級レベルで高校在学程度に習うものです。
これは形声文字です。
日(意味符=太陽)と堯(音符)からできています。
堯は土が3つ、その下の字は兀(ゴツ)で
背の高い人を表しています。
よって、人間よりも高い所の土地というイメージ。
そこに日がつき、
太陽が昇る様子を表した漢字でなのです。
次に烏という文字は、常用漢字ではないので
小中学校では習いません。
鳥という字によく似ているので間違える人が多いですね。
だが烏は鳥の目の部分にあたる横棒が1本無くなっています。
理由がおもしろい。
烏は黒いから目がどこにあるかわからない、
そこで横棒がなくなったようです。
もう一つ、カラスには鴉という文字もあります。
前者は象形文字で後者は形声文字です。
鳥に嘴はありますが牙はついていません。
なのに牙+鳥とはなぜ?とお思いでしょうが
これはカラスの鳴き声に由来しています。
牙はガと発音します。
カラスは、カアカアと鳴くと思いますが
ガアガアと聞こえなくもない。
これが文字のいわれらしいのです。
夕方に鳴く烏は、山にはかわいい七つの子があるから・・・?
一方、暁に鳴く烏は、しらけ鳥なのです。
暁烏は男女の交情をしらけさすたとえとして
使われていたのです。
朝方にガアガア鳴かれては興ざめですね。
他方、文字が異なる明烏は、
古典落語の演目の一つで、
新内節の「明烏夢泡雪」を下敷きにしたはなしで
吉原への「入門テキスト」になっています。
◇なにか漢字の勉強みたいで
つまらない内容になりました。
なぜこの名前にしたかは「続き欄」に記します。
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雨ニモ負ケズ、雹ニモ負ケズ [マイ・アサガオ ’ 22]
関東甲信越地方の梅雨入りは6月6日でした。
その3日前に、わたしの住む千葉県北西部に降雹がありました。
市川、船橋、鎌ヶ谷、松戸の4市で
降雹による農作物の被害総額は17億3.200万円です。
被害甚大!
とくにこの地域は、梨の産地です。
市川市だけで13億4.500万円と壊滅状態です。
船橋市のゆるキャラ「ふなっしー」も、がっくりです。
農作物だけでなく朝顔も植物ですから「お前もか?」と
心配して電話をくれた人もおりました。
どっこい、わたしはセーリングで身についた動物的感覚、
「気象を読む」力があります。
昼過ぎ、水墨画教室の帰り道、
めったに見られない巨大な積乱雲を見て
「こりゃ来るな」と危険を感じました。
帰宅後、即対応。
110個の小鉢(ポットを含む)を
退避させ無事でした。
すくすくと育っています。
苗と花の相関については、続き欄に載せます。
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タグ:アサガオ