彼岸前、春の野草その１、スギナとツクシ：気まぐれ日記：SSブログ

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今日の気温は24度。

真夏日のような暑さの中

お彼岸が近いので先祖の墓掃除に行きました。

雑木林の下草からケーン，ケーンと雉の声。

近くの藪からは、ホーホケキョとウグイスの声です。

まもなくこの墓地に入る自分を思うと

のどかでいいなあ・・・。

心臓が悪化しているので

もういくつ寝るとお墓かなあ・・・

なんて口ずさみながら３時間の掃除を楽しみました。

自分の墓のスペースは、

以前ブログでも紹介しましたが

今は、サツキ、リュウノヒゲと芝の草地のままです。

草取り終了後。

Aは親と先祖の墓、Bは早逝した兄の墓。Cが自分の寝場所

この草に交じって下図のような

雑草が芽ぶいていたのでスケッチしました。

①ツクシ、②ホトケノザ、③アカツメクサ、④スギナ、

⑤ヒメオドリコソウ、⑥カラスノエンドウ、⑦ヒメジオン

草の解説は続き欄に・・・

◆

絵になぜ番号を付けたかといいますと

逞しい雑草たちの知られざる生態を述べたいからです。

ちょっと多すぎるので今日は①と④についてだけ記します。

誰でも知っているツクシとスギナです。

どちらも春の風物詩ですね。

ツクシとスギナは同一の植物？

歌にもあるように

ツクシ誰の子スギナの子・・・？

答えは同一植物ですが、スギナの子ではありません。

スギナは他の雑草とちがいシダ植物ですから胞子で増えます。

ツクシはこの胞子を作る胞子茎、

他の植物でいうと花に該当する器官です。

このスギナは３億年前に大繁栄した巨大な植物の

末裔・生き残りです。

その化石が誰でもご存知の石炭ですね。

大繁栄した祖先たちが絶滅してゆくなかで

なぜ生き延びたのか？

それは危機管理を怠らない植物だからです。

地上では１０センチ足らずですが

地中深く縦横無尽に張り巡らされた根茎は

日照りや寒波、野火、あるいは除草剤にもめげず

生き延びる知恵を身につけたからです。

農家に嫌われ者のスギナは、したたかなんですね。

タグ：野草

さすがに雉はいませんが、結構町中なのに、鶯はいます。ウチの近所。
去年は、めずらしく、いつもは姿を見せない、鶯が電線に止まってました。
ただ、近くにいると、夏近くになってもホーホケキョと、季節感がなくなるんですよね...
by tama (2022-03-14 22:41)

こんにちは。
墓掃除、お疲れ様でした。雉の声とウグイスの声、良い環境ですね。また、親と兄弟の近くのお墓は理想的なレイアウトです。「スギナ」なる程です。「危機管理を怠らない・・・」人間にも当てはまりそうです？「地獄草」のように適度に踏ん張りたいです！？(=^･ｪ･^=)
by Boss365 (2022-03-14 23:24)