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傘寿の初描き [水墨画]

新年もあっという間に七日が過ぎました。

七草粥まではじっとしてようと思ったのですが

手持ち無沙汰。

じっとしていられない性分なので

きょうの七の日に掛けて七福神の一人大黒様と、

因幡の白兎を墨で描きました。

80歳の初描きです。


SSはがきの因幡の白兎と大黒様癸卯2.jpg



古事記では、

ワニザメを欺いたため皮をむかれて丸裸にされた兎に対し

大穴牟遲神(大国主の神=大黒様)が

「ガマの穂をとって敷きちらして、その上を転がって花粉を着ければ

元通りになる」と言い、

兎はその通りにすると治癒した。・・・とあります。


若いころの大国主の神は、やさいい心持ちのせいか、

たくさんの女神にモテたと古事記に記されていますので

ハンサムに描きました。


で、きょうは散歩の途中でガマの穂の写真を撮ってきました。

晩夏のガマ穂は、

かまぼこ(蒲鉾)の語源のとおり鉾のようでしたが、

ガマの穂.jpg

晩夏のガマ穂


冬の今は確かに真綿のようにやわらかでした。

がま穂の綿.jpg

冬のガマホ.jpg

冬のガマ穂の群生


風媒花なので今は軟かな穂先になっています。



さて、暁烏が応募した国際公募展「美は国境を越えて」が近づきましたので

続き欄に詳細を載せます。



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タグ:うさぎ年
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新年のご挨拶 [花と心象]

FGW (2).jpg

昨年は、秋口から多忙で更新をせずに終わりました。

正月4日で傘寿となります。

元気なうちは

朝顔づくりと墨絵画き、セーリングを続けたいと思います。

今年もどうぞよろしくお願いいたします。


タグ:賀状
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寒くなっても咲いている朝顔 [マイ・アサガオ '22]

日本伝統の朝顔は、ほぼ採種を終えたのですが

洋種は、まだ元気に咲いています。

先般、判らなかった洋種の名まえは、

スピリットペダルでした。

きょうは、この花をメインに載せます。

咲はじめのスピリットペダル.jpg

咲きはじめ


スピリットペダル3_edited-1.jpg

これでも一輪です。

靑芋葉ピンクの変化朝顔ですが、面白いのは

親木(下図のラッパ型)と変化出物が同じ蔓から生まれます。

したがってこの花から種はできません。


スピリットペダル6_edited-1.jpg

径4センチほどのスピリットペダル

この花からはタネができます。


IMG_20220916_093747~3.jpg

朝顔としては地味ですが、この花から白いタネができます。



スピリットペダル8.jpg

親木から想像できない姿です。

小輪ですがこのフリルが魅力的です。

「瓢箪から駒」ならぬ

「ラッパから踊り子」が出た感じです。


IMG_20221011_092829.jpg

既に採種は終わったのですが、遅くできたタネは

捨てるには惜しいので、
(飛び散らないように)まだネットをかぶせてあります。
数に限りはありますが、欲しい方には差し上げます。
[サッカー]


タグ:アサガオ
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曼珠沙華、花盛り [花と心象]


秋の彼岸に咲く花といえば曼珠沙華ですね。

関東地方では、

埼玉県日高市高麗本郷の「巾着田曼珠沙華公園」が有名です。

SS★★赤い絨毯P1010047.jpg

巾着田のマンジュシャゲ

過去何度も行きましたが、千葉県からですと片道3時間近くかかります。

ありがたいことにここ数年は、遠出しなくとも

この花の群生を楽しめるようになりました。

隣市八千代市にある「村上緑地公園」です。

植栽事業を始めて10年目、

218,000株が一斉に花を咲かせています。


IMG_1231-2.jpg


こちらは村上緑地ですが巾着田とほぼ同じ光景です。


昨日から「やちよ彼岸花まつり」が始まりました。


墓掃除のあと(近くなので)行ってきました。


IMG_1218.JPG

入り口付近は白のマンジュシャゲがたくさん咲いていました。


IMG_1233-2.jpg

まだ枯れた花は見かけません。大雨が降らなければ

25日ころまで楽しめるようです。


IMG_1224.JPG

群生からちょっと離れたところにあった三輪

IMG_1235.JPG

たった二日間のお祭りですが
二日目の今日は台風14号の余波で大雨、中止になりました。
今日は、朝からコロナ、台風上陸、地震、雷、津波警報と
負のニュースばかりでしたが
この花で気を紛らわすことができればと思い
載せてみました。
[サッカー]


タグ:草花と花木
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夏の終わり [マイ・アサガオ ’ 22]

立秋は暑い盛りにやって来る。

今年は8月7日でした。

9月に入っても、うだるような暑さが続いていますね。

肌で感じる秋は、秋分の日(9月23日)以降でしょうか。

季語でいえば朝顔は秋の花ですが

肌で感じる秋には終わっています。

わが家の朝顔は鉢植えが主なので、すでにピークを過ぎ、

いまは採種作業に入っています。

IMG_1198_edited-1.jpg

タネを採ったあと行燈支柱を抜いた鉢


これからの楽しみは地植えの洋種アサガオだけとなり

ちょっと寂しい。

IMG_3831.JPG

咲き始めたミルキーウェイ


IMG_1196★.JPG

手前の花は今日で最後(鉢植えの瑠璃色無地)、

背後は、咲き始めた地植えのフライングソーサ。


先週は、楽しいこと、嬉しいことがありました。

続き欄に短文を載せます。


SSヨットレース於銚子マリーナ水彩画101749.jpg


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ぼっち朝顔市 [マイ・アサガオ ’ 22]

「ぼっちキャンプ」が流行っているらしい。

「稲むらぼっち」をテントがわりに使うのか?

そういえばモンゴル遊牧民のゲルに似ている。

と、思ったら時代遅れでした。

これは、ひとりぼっちの「ひとり」を省いた

現代のスラングなんですね。

これにあやかって自分も今回は「ぼっち朝顔市」を開きます。

いつも自分だけで楽しんでいる趣味の朝顔、今夏の総集編です。

★藤の花筒IMG_20220815_100103.jpg

今夏の出来は、結果的にみると近年一番よかったように思います。

色々な朝顔の写真の数が90枚近くありますので続き欄にに載せます。




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タグ:アサガオ
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旧盆まえに終わる朝顔 [マイ・アサガオ ’ 22]

酷暑の夏は、

朝顔づくりにも今までにない変化をもたらしています。

例年よりも①咲はじめが早く。②終わるのも早い。
先週まで一日130から150個咲いていた朝顔が
二日前から1/3に減ってしまった。

3つ目は、害虫が少ない。
4つめは、タネの出来が極端に悪いことです。

IMG_0911_edited-2.jpg

いろんな花がたくさん咲いてどれを載せようか悩みます。

今回はこんな花を続き欄に載せてみます。




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タグ:アサガオ
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木漏れ日の中で [マイ・アサガオ ’ 22]

7月も下旬になりました。

いつもならこれからという時期ですが

今夏の朝顔は、すでにピークを過ぎたようです。

蝉の声を聞かないうちに終わってしまうのかなと思っていたら

「少ないけれど鳴いてますよ」と若者はいう。

「じいちゃんだけが聞こえないんです」

これには参りました。

ちょっと悲しいけれど、良いこともあります。

寝ているとき耳元に蚊が飛んできても

いまは熟睡できるんですから・・・。

1.jpg

今回は、暑さを避け木陰に置いて

写真を撮りました。


初めて見る種類の花も咲いてご機嫌です。

朝顔づくしですが続き欄の花を見て、

少しだけ涼んでください。


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タグ:アサガオ
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きれいな姿で咲きだしました [マイ・アサガオ ’ 22]

前回の虫食いは、対策努力の甲斐あって

今週は全く被害なしです。

咲き方も徐々に良くなってきました。

1.JPG

いろんな花が一斉に咲いてきましたので

続き欄に載せてみます。


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タグ:アサガオ
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酷暑のあとは雨ばかり [マイ・アサガオ ’ 22]

梅雨が明けても蝉が鳴かない変な夏。

酷暑の利点は、蚊が極端に少ないこと、

と、思っていたら戻り梅雨?

戻りカツオなら嬉しいが、これはいただけない。

靑並葉曜白五曜紫(中輪).jpg

雨の滴で頭が垂れています。


靑並葉濃紺爪覆輪(石畳の親木)-2.jpg

昨日も雨、今日も雨

降るだけ降ったら止むだろうと、

のんきなことは言っていられません。

蚊の代わりに今夏は(殺虫・防虫剤を散布しても)

害虫があとを絶たないのです。


蕾に害虫侵入.jpg

つぼみの段階でこんな穴を空け

咲いた時には、こんなものが入っています。


虫食い.jpg

この虫に直接市販の殺虫剤を降りかけたけれど

10分経っても死にません。

葉っぱを食べればこの虫も下痢を起こすかもしれないけれど

花びらだけを食います。


市販の薬剤の他に

濃いめのコーヒーを散布すると蝶や蛾が嫌って寄り付かない、と

聞いたので、これもやってみましたが効果なし。

葉っぱについたコーヒーが雨で流されてしまうからです。

夜間だけ防虫ネットを張ることにしました。


本来ならば下図のような花弁が開くはずだったのですが・・・。


IMG_20220715_073542_.jpg


日照が少ないと中途半端に咲きます。


靑斑入蝉葉花芯紅白大輪「日の丸」.jpg

「靑斑入蝉葉花芯紅白無地」の大輪ですがぐったりしています。


靑斑入り蝉葉桃無地(大輪).jpg

これは、軒下に置いて雨を避けた鉢。「佐倉の桃」です。


IMG_20220712青斑入蝉葉濃紫無地(大輪)「黒雲」_.jpg

これも軒下に置いた鉢に咲いた「黒雲」という大輪。

特徴は黒ずんだ濃い紫です。


雨は蔓がよく伸びるのですが花芽と花芽の間が長くなり、

数が望めなくなります。

「鼻の下が長い」は、好色な人。

「花の下が長い」は、雨の降りすぎ。

困ったものです。

[サッカー]

タグ:アサガオ
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ぼちぼち咲き始めました。 [マイ・アサガオ '22]

コロナ騒動がなければ、

きょうは江戸の風物詩

東京入谷の朝顔市二日目です。
今夏も中止で鹿骨の業者は死活問題。
鉢の通信販売で命を繋いでいます。

昼少し前、元総理安倍晋三氏が銃弾に倒れるという

ショッキングなニュースが飛び込んできました。

世も末の情況ですね。


それを知ってか知らずかわが家の(趣味の)朝顔は

平年より約10日早く咲き始めました。

1.jpg

フリル付きの青丸葉桃小輪

靑丸葉藤色の変化朝顔


2.jpg

靑蜻蛉葉藍曜白梅咲

いつもは梅の花弁状に咲きますが今年は丸咲です。


3.jpg

靑斑入り蝉葉藤大輪

まだ咲き方が下手。

開花し始めに雨に打たれ、花弁がシャキッと開きません。

つぎの花も同じです。


4.jpg

黄蝉葉青爪覆輪(大輪)の切込みづくり

これもまだきれいに咲かないけれど径12.5㎝ありました。

彩華錦のタネとして蒔いたのですが色違いが出ました。

葉っぱも斑入りのはずが斑がありません。


次は、藤色無地二つ。


5.jpg


6.jpg

靑鍬形葉藤中輪


7.jpg

黄蝉葉黒鳩縞大輪の切込み作り

通称:雲仙の薪 (セルフ)

これも雨に打たれてぐったり気味。



8.jpg

靑鍬形打ち込み渦葉栗皮茶丸咲(中輪)

通称:渦の団十郎

茎が太く葉っぱが厚い。


098.jpg

靑芋葉青縞(洋種)

通称:フライングソーサ

涼しげな色合いで花芽が多く100個くらい咲く種類ですが、

今夏は自然に生えた苗なので蔓に力がありません。

[サッカー]




タグ:アサガオ
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高温被害と今夏の二番咲 [マイ・アサガオ ’ 22]

宮沢賢治の詩『雨ニモ負ケズ』の後半に

次のような一節がありますね。

『・・・日照リノ時ハ、涙ヲ流シ、寒サノ夏ハ、オロオロ歩キ・・・』

農民にとって冷夏も困りますが、

雨の降らない夏の高温は被害甚大です。

こちら恥ずかしながら趣味の世界ではありますが、

朝顔づくりも葉焼け障害が出ています。


4.jpg

葉脈以外は秋の枯葉のようです。


3.jpg

靑鍬形葉は、白けています。これも葉焼けです。


5.jpg

ケロイド状の葉っぱ。

高温になった鉢の淵に葉っぱが触れて大やけどを負ったものです。

これを見た時、

暑いさなかに落とされた原爆による被災者の方々を思い出しました。


7.jpg

日除けシートを張りました。

こんなことをした夏は初めてです。


鉢棚の下の地面に直植えした変化朝顔が咲きました。

2.jpg

蕾も変わっています。


今朝は、久しぶりに小雨が降りました。

このような状況下で小粒ながら今夏の二番咲です。

1.jpg

正木系の変化朝顔です。


炎天下、早朝から連日アサガオと向き合っている爺を見て

通りすがりの人は

「あのデクノボウが・・・」と思っているかもしれませんが、

意に介せず、「只管打坐」の心境です。



◆朝顔のシーズンに入りアクセス数が連日1,000を超えています。

これからは週一ではなく、間隔を置かずに更新したいと考えます。

[サッカー]


タグ:アサガオ
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猛暑の中の初咲 [マイ・アサガオ ’ 22]

息苦しいほどの猛暑の中、

朝5時から始める

朝顔の苗110本の本鉢移植作業は、

塗炭の苦しみでした。

約一週間かかりましたが

昨日午後7時にやっと終わりました。

一夜明けた今日、今夏の初咲がありました。

1-2_edited-1.jpg

この暑さで朝顔も咲き方を間違えたのか

まだ蔓が伸びていないのに

花芽がついているものが何本かあります。

暑さだけでなく、6月中旬の不安定な気象状況時、

小鉢を棚の下に避難させ、

シートで覆ったのが原因かもしれません。


朝顔は、小鉢育成時に短日処理※すると、

早く花芽がつくからです。

2.jpg

摘芯も終わりました。

しっかりした行燈支柱を自作しようと、

黒竹、篠竹、鋼線等を用意したのですが、

暑くてやっていられない。

しかたなく、今夏は市販の簡易支柱です。

1本建ての螺旋支柱もやめました。


4.jpg

黄葉は、切込みづくりにするため、支柱はつけない。

展覧会には出さないので鉢は簡素なものです。


5.jpg

暑すぎて子葉が枯れてきました。(左の鉢下)


3.jpg

前面の白い鉢は、すべて枝垂れ朝顔です。

本来枝垂れ朝顔は支柱不要ですが、

風が強いため折れないように用心のため挿しました。

この異常気象で


今夏は、旧盆前に咲いてしまいそうです。

IMG_20220701_073246__edited-1.jpg

[サッカー]

<備考>

短日処理:人工的に日照時間を少なくすること。


タグ:アサガオ
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本鉢移植開始 [マイ・アサガオ ’ 22]

昨年と比較すると今年は雨が少なく

日照時間も多いため

小鉢の苗は順調に育ちました。

農作物なら豊作の年です。

しかし、朝顔の葉を食べたら、途端にゲロを吐くし

実を食べたらひどい下痢になります。

そもそも朝顔のタネは「牽牛子」(けんごし)と呼ばれ

下剤として遣唐使が持ち帰ったものです。

◆背中に河童の童子3_1-4_edited-1.jpg

牽牛子売りのこども

(1918年第52回千葉県展出品作の下絵より)


朝顔のタネ(牽牛子)一袋は、

牛一頭と交換できるほど貴重だったと文献にあります。

いまは、一袋たったの200円です。


1.jpg

さて、上の写真のように本葉も、茎も十分育ったので根を見てみました。

2.jpg

思ったより少し根の張りが少ないようですが

本鉢移植作業に入りました。

酷暑の中で6時間~8時間の作業は体力的につらくなりました。

110本の本鉢移植は、なかなかはかどりません。

以下は、時系列に写真で紹介します。



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タグ:アサガオ
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暁烏英のハンドルネームはどこから? [長く生きてりゃ・・・]

朝顔の小鉢は1本も枯れることなく

すくすくと育っています。

でも本鉢移植まで少し時間がありますので

今回は、自分のハンドルネームについて

(ちょっと長くなりますが)記します。

★SS鳥と烏の文字1.jpg

①から④までは目のある鳥です。

ブログを立ち上げたころの話です。友人から
「おまえのブログを開いたが、『あかつき・ちょうえい?』なんじゃこれ?」
と言われたことがあります。
烏も鳥ですが歳をとると烏という字が鳥に見えるらしい。
「暁烏英」(あけがらす・ひで)は、
暁烏が名字、英が名まえのハンドルネームなのに、です。
なぜこんな名前にしたかは
人との出会いから生まれたもので「続き欄」に詳細を載せますが
まずは、文字の解釈からはじめます。
暁は漢字検定2級レベルで高校在学程度に習うものです。
これは形声文字です。
日(意味符=太陽)と堯(音符)からできています。
堯は土が3つ、その下の字は兀(ゴツ)で
背の高い人を表しています。
よって、人間よりも高い所の土地というイメージ。
そこに日がつき、
太陽が昇る様子を表した漢字でなのです。
次に烏という文字は、常用漢字ではないので
小中学校では習いません。
鳥という字によく似ているので間違える人が多いですね。
だが烏は鳥の目の部分にあたる横棒が1本無くなっています。
理由がおもしろい。
烏は黒いから目がどこにあるかわからない、
そこで横棒がなくなったようです。
もう一つ、カラスには鴉という文字もあります。
前者は象形文字で後者は形声文字です。
鳥に嘴はありますが牙はついていません。
なのに牙+鳥とはなぜ?とお思いでしょうが
これはカラスの鳴き声に由来しています。
牙はガと発音します。
カラスは、カアカアと鳴くと思いますが
ガアガアと聞こえなくもない。
これが文字のいわれらしいのです。
夕方に鳴く烏は、[るんるん]山にはかわいい七つの子があるから・・・?
一方、暁に鳴く烏は、しらけ鳥なのです。
暁烏は男女の交情をしらけさすたとえとして
使われていたのです。
朝方にガアガア鳴かれては興ざめですね。
他方、文字が異なる明烏は、
古典落語の演目の一つで、
新内節の「明烏夢泡雪」を下敷きにしたはなしで
吉原への「入門テキスト」になっています。
◇なにか漢字の勉強みたいで
つまらない内容になりました。
なぜこの名前にしたかは「続き欄」に記します。

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タグ:散文
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雨ニモ負ケズ、雹ニモ負ケズ [マイ・アサガオ ’ 22]

関東甲信越地方の梅雨入りは6月6日でした。

その3日前に、わたしの住む千葉県北西部に降雹がありました。

市川、船橋、鎌ヶ谷、松戸の4市で

降雹による農作物の被害総額は17億3.200万円です。

被害甚大!

とくにこの地域は、梨の産地です。

市川市だけで13億4.500万円と壊滅状態です。

船橋市のゆるキャラ「ふなっしー」も、がっくりです。


農作物だけでなく朝顔も植物ですから「お前もか?」と

心配して電話をくれた人もおりました。

どっこい、わたしはセーリングで身についた動物的感覚、

「気象を読む」力があります。

昼過ぎ、水墨画教室の帰り道、

めったに見られない巨大な積乱雲を見て

「こりゃ来るな」と危険を感じました。

帰宅後、即対応。

110個の小鉢(ポットを含む)を

退避させ無事でした。

すくすくと育っています。

462.jpg


苗と花の相関については、続き欄に載せます。




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タグ:アサガオ
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発芽と小鉢移植 [マイ・アサガオ '22]

毎年代わり映えのない朝顔づくりですが

マンネリ化を防ぐ為、

今年は、育て方の基本に帰って育苗を続けています。


タネ蒔き後4日目の発芽状況

5.25-4日めの発芽2.jpg



5日目の発芽状況

5.26。5日目の発芽0.jpg

段取りが良かったのと日照に恵まれたので発芽率は95%になりました。

双葉が出た直後は、横根がまだ少ないので

小鉢移植をしなければなりません。

この時期を逸すると根を痛めやすくなるからです。


上図には、変化朝顔と大輪の苗が写っていますがこの苗を見て選別します。

変化物は、葉の形と色で、

大輪は、斑の多いものは避け丸みを帯びた葉の苗を選びます。


その前に小鉢の底にサナを入れ

この上に水はけを良くするために鉢底石(小さめの物)を

入れます。


5.25小鉢にサナを敷く2.jpg


朝顔の花の良し悪しは、

小鉢づくりで決まると言っても過言ではありません。

しっかりとした根と茎を作る事が大事です。



5.26小鉢移植.jpg

白い名札は2日後、木札に変えます。

樹脂だと地中の乾燥状況がつかめないからです。


一日8時間かけて土づくり・名札書き・元肥入れなどしていますが

数が多いので小鉢移植はなかなかはかどりません。

まだ50鉢足らずです。

今日は朝から雨なので昨夕雨仕舞をして終えましたが、

これから再び続きの作業です。

[サッカー]

お詫び:前回の最後に「次回は朝顔の歴史に触れてみます」と記しましたが

作業が多く書けませんでした。後日ゆとりのあるときに記します。

タグ:アサガオ
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今年の朝顔づくり [マイ・アサガオ ’ 22]


酷暑のなかで作業をする朝顔づくりは、

加齢とともに辛くなってきました。

「来年は、やめよう」「今年は、やめよう」と

毎年思いながら,

なぜかまた続けることにしました。

体力の衰えに比例して「変化朝顔」の栽培数は、年々減っています。

多い年は87種類もあったのですが

今年は45種類です。

変形出物-2.jpg

出物 「黄抱込み葉青覆輪牡丹咲」。 親木は丸咲です。


昨年の5月は、晴れの日がほとんどなく

育苗(根づくり)で失敗。

育ちが悪く、多くの種類(タネ)を失っています。

2.鎌田氏からの大輪1.jpg

幸い70年の歴史を持つ「東京朝顔研究会」の役員さんから

大輪のタネを譲ってもらったので

今年は不足分をこれで補いトライしてみようと思います。


過去何度も書きましたが

変化朝顔は、大量の親木(おやき)というタネを蒔き、

その中から

「出物」という不稔(タネの出来ない)の変化朝顔の苗を

ピックアップします。(出現率※は後記参照)

変形出物CIMG2614.jpg

出物 「青鍬形葉紅紫剣先牡丹」


変化する朝顔の中にも正木(まさき)という系列のものは、

タネができて変化花の出現率も高いので

ここ数年は、正木系統を多く育ててきました。

靑水晶斑入孔雀葉石化紫切咲 正木系.jpg

正木系 「靑水晶斑入孔雀葉石化紫切咲」


57 紫の台咲#515正木系     ①青縮緬立田蜻蛉龍葉紫台咲   ②同上車咲 .jpg

正木系   ①青縮緬立田蜻蛉龍葉紫台咲

      ②   同上     車咲


あとは続き欄に・・・。

◆◆


  



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タグ:アサガオ
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今年のGW [長く生きてりゃ・・・]

1ピンクの牡丹.jpg


GW(ゴールデン・ウイーク)は実に短い。

こちらは還暦以降ずっとGY(ゴールデン・イヤーズ)です。

GWのGは、我慢のGかもしれません。

主要道路はどこも渋滞で狭い車内で長時間我慢を強いられるからです。

4牡丹の咲き終わり.jpg

疲れ切ってしまったゴールドカラーの牡丹


だからこの期間は、出歩かない方がいいと思うのだけれど

多動爺(多動児:ADHD=多動性障害児のこと。

ではなく→動き回る性癖の爺さん)だから

じっとしていられない。

雨の日は、墨絵画きや、水墨画の裏打ち作業に読書三昧。

2★牡丹-1.jpg


晴れの日は、博物館や美術館、植物園、

ヨットハーバーなどで暇つぶしをしました。


もちろん朝顔づくりの準備も始めまています。

続きはビジュアルで・・・。


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伝統の桜草 [花と心象]

朝顔の種まきまで少し間があるので

きょうは、「伝統の桜草」を載せます。

朝顔もこの桜草も

国立歴史民俗博物館付属の植物園で

種の保存を行っています。

1サクラソウの浮花_edited-1.jpg

日本の古典園芸植物の歴史を振り返りますと

その多くが江戸時代に始まり、

育種・改良されて独自の発展を遂げてきました。

代表的なものでは

アサガオ、ハス、オモト、ハナショウブ、

フジ、サクラ、ウメなどがあります。


朝顔と桜草は、文化文政期(1804~1830)や

嘉永・安政期頃(1840後半~50年代)に

大ブームが起きています。

アサガオは、ピーク時、約700種あり

桜草は、約300を超える品種がありました。

歴博で5月5日まで行われている展示会のなかから

その数種を続き欄に紹介します。



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タグ:サクラソウ
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