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梅雨入りの前に [マイ・アサガオ '24]

当地も梅雨入りが近づいてきました。

突然の雷雨がたびたびやってくるので小鉢の苗木管理が面倒です。

今のところ1本も枯れずに育っています。

下図のように本葉が2.3枚出てきました。

苗木の葉の形にご注目!


2.jpg

青斑入り蝉葉


4.jpg

黄巻き込み葉

太陽に当たる表面より裏側の表皮の方が成長が速いため

このように巻き込む。


5.jpg

青竜爪葉


6渦の団十郎IMG_20240604_101430.jpg

青渦葉

このように、朝顔にはいろいろな葉の形があります。

葉の形から変化朝顔を見分けます。

◆◆◆

ここからは、別の植物をご紹介。


今年はカメムシが大繁殖しています。これを退治するため

カメムシ退治ドローンを開発しました。

8.jpg

一斉に飛び立つ前の姿


9.jpg

カメムシ退治に疲れ切って腹を出したドローン


これは冗談!

実は原始食虫植物「デビルス クロウ」(悪魔の爪)の実です。

昨年初めて育て1本の幹から18個の実が採れました。

今年も芽が出てきました。

順を追って画像でご紹介します。

7.jpg

苗木

21.jpg

和名=キバナツノゴマ〈黄花角胡麻〉の花

葉は、大きさも形もフキに似ているが葉の表面に産毛が生え、

しっとりとしている。

花はかわいいのですが鼻を近づけると嫌な臭いがします。

この匂いに引き寄せられてか葉に無数のブヨのような虫が捕まって

動けなくなります。

21-2.jpg

花とほぼ同時期に実をつけるがこれは鞘のようなもの。


この時点ではピクルスにして食べることができるようですが、

葉のにおいが腐臭なので食べる気にならなかったけれど

今年は勇気を出して食してみようと思う。

22.jpg

この時点では角は1本しかないのですが、

晩秋になると緑部分の鞘(表皮)がパカっと二つに割れ、

針ネズミのような実が出て次第に二本の角に分かれる。

10.jpg

角の根元に小さな穴があり、その中に20個前後の種が入っています。

この種を採るのに一苦労です。

角も種の入った部分も鋼鉄のように固く、

しかも針のような外皮なので素手では握れない。

ペンチで開こうとしても割れず

ハンマーでたたき、割れ目にドライバーを差し込んで

やっとタネを取り出しました。

じつに面白い食虫植物です。

[サッカー]


タグ:アサガオ
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PCの代替えに伴う更新遅延 [マイ・アサガオ '24]

手持ちPC3台のうち一番古い機種を廃棄して、

新たに1台購入したのですが

雑用が多くセットアップやデータ移行作業ができず

更新が遅れてしまいました。


朝顔は、小鉢移植後順調に育っています。

IMG_20240601_180610~2.jpg

発芽率は、かなり悪く60%程度でした。

原因は、種まき直後雨が続いたり寒暖差が大きかったためかも?

小鉢のまま友人知人にプレゼントしているため、

年々小鉢の数が少なくなり今では赤鉢やポットで代用しています。

IMG_20240601_180617.jpg

IMG_20240601_180629.jpg

赤鉢は水持ちが悪いので面倒です。


さて、朝顔とは無関係ですが、

某所に行った帰り道、珍しい花木を見つけました。


フェイジョア_20240529_145033.jpg

ブラシの木の花に似ていますが、

雄蕊の下方に蟹の爪状の白い房が付いています。

調べてみると南米産のフェイジョアという木の花でした。

実は、食することができるとのことです。

知る人ぞ知る花木なんでしょうか?


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タグ:アサガオ
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やっと種まき [マイ・アサガオ '24]

IMG_3685靑乱菊葉靑紺覆輪乱菊石田畳咲.JPG


4月中旬は、気温が25度以上の日もあったので

大型連休前に蒔こうと考えていたのですが

膝を痛めて蒔く時季を逸しました。

予定より半月遅れの種まきです。

IMG_20240509_185039.jpg


昨年は異常高温だったせいか、タネができないものが多かった。

したがって今夏は

発芽率が低いと思うけれど前年のタネも数種蒔く。

年々種の保存数が減少している。


IMG_20240510_111514_edited-1.jpg

苗床作り。
バーミキュライトと川砂の混合

この箱を2ケと花壇に直蒔き用の床を作った。
異種が混じり合わないように竹串とタコ糸で区切る。


IMG_20240510_111540.jpg

花壇の苗床(これも土づくりは上記と同じ)



芽切(タネに1か所、傷をつける)して浸水半日後、一気に蒔く。

IMG_20240510_114340.jpg

一列5粒を基本に1.5cmの深さに蒔く。


毎年同じようなブログですがお付き合いください。

[サッカー]

 


タグ:アサガオ
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端午の節句 [花と心象]

今日は端午の節句です。

10日前、モミジの枝降ろしをしているとき

足場の三脚に右ひざを強くぶつけてしゃがめなくなりました。

そんなわけで朝顔の土づくりも苗床作りもアウトです。

手指は動くので鎧兜の墨彩画を描きました。

★SS兜1_edited-6.jpg

この絵の中に山崎と入れたのは、明智光秀と羽柴秀吉の「山崎の戦い」に使った鎧兜ではありません。

ちょっと深い意味があります。

よっちゃんとユキちゃんの孫にプレゼントするために描いたのです。


よっちゃんとは、幼友達で近所の同級生。

ユキちゃんとは、4つ年下でよっちゃんの親友です。


よっちゃんは明るい性格で世話好き、

中学時代、同級生にとても人気がありました。

お姉さんは、しとやかな美人で兄の恋人でした。

兄は、弟T君の大学受験に際し、家庭教師を務めました。

よっちゃんは、こちらがスランプの時に「元気出してよ」と

励ましてくれたものです。


そんな彼女が、

実家の家業とまったく違う農家・山崎家に嫁ぎました。

嫁ぎ先は、民謡「弥三郎節」に似て嫁いびりがひどかったようです。

彼女が実家に里帰りした折に、

その実態を話してくれ、びっくりしたものです。

そのためか30代に4人の子供を残して早逝しました。

このとき長男は、まだ小学校5年生でした。


見るに見かねた親友ユキちゃんが

「わたしが育ててやる!」と

後添えとして山崎家に入りました。

ユキちゃんは気丈夫で男勝り。

頼りない亭主と口うるさい姑をものともせず

よっちゃんの子どもを立派に育て、自立させました。
自身の子どもは産まずにです。
小5だった長男はすでに40代半ばで、ふたりの子供を持つ父親。
建材業を営んでいます。
ユキちゃんは亭主と姑亡き今、目を細めて言う。
「孫は小学校6年生と5年生なんだが書道の成績がずば抜けていて
るんだ」と表彰状を見せてくれた。
ならば、と思い(産みの親と、育ての親の孫に)
ぼくは書道用「手漉きの半切和紙」一束と、上図を
節句のお祝いに届けることにしたのです。
[サッカー]

タグ:節句
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カザグルマとO君の孫 [花と心象]

親友に生前もらったカザグルマが

去年より2つ多く8輪も蕾をつけた。

★1IMG_20240423_132146.jpg


近づいて見ると表面に無数の産毛

まるで冷凍庫から出したばかりのアイスクリームのようだ。

★2IMG_20240423_132203.jpg


翌日

★3IMG_20240425_092036.jpg

一輪咲く


★4IMG_20240426_073111.jpg

更に一日おいて4輪咲いた。

その日の午後、

採りたてのタケノコをO君に届けると

「孫の佑斗を助けてくれないか!」と

かれが言う。

見れば頭ぐったり、手足もダラリ

二つ返事で緊急手術を引き受けた。

無事手術が成功したらこのカザグルマで

あやしてやるよと約束し、引き取った。

あとは続き欄に・・・。


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孟宗竹と真竹の違い [花と心象]

当地の筍(孟宗竹)は、ピークを過ぎたようです。

うちは孟宗竹が少ないのですが、それでも20本くらい掘りました。

いま、八百屋やスーパーマーケットに出ているのは
孟宗竹の筍ですね。
代表的な竹の種類といえば孟宗竹・真竹・淡竹ですが、
今回は、孟宗竹と真竹について取り上げます。

孟宗竹と真竹は出てくる時期に

約1か月のズレがあります。


今回は、双方の違い・特徴を図示し、解説します。


★竹の違い-1_edited-1.jpg

AとBどちらが孟宗竹でどちらが真竹かわかりますか?

下記の解説を見ないうちに考えてください。


筍は食べてもその違いについては意外に知る人が少ないようですね。


①節の輪(上図参照)

 孟宗竹=一環、

  真竹=二環。


②節間の長さ

孟宗より真竹の方が長い

③節から出る枝も違います。(上図参照)

孟宗竹=1本。

 真竹=2本。

★竹の違い-3_edited-1.jpg


④太さと桿(かん=竿状の棒)の長さ

外径:孟宗=8~20cm、肉厚厚い。桿:10~20m

   真竹=8~15cm、肉厚薄い。桿:10~20m


 ⑤の色

          孟宗竹=粉をふいたように表面が白っぽい。

真竹=艶のある緑


★★竹の違い-4_edited-1.jpg

⑥発芽時期と皮の色

孟宗=4月、

     真竹=5月から6月。

筍の皮の色にも違いがあります。

真竹は表面に黒い斑点がある。



⑦竹の利用方法

★竹の違い-5_edited-1.jpg

四ツ目垣.jpg

四ツ目垣

上図は、いずれも真竹が使われています。その理由は、孟宗竹に比べ太さが上から下までほぼ細り率が低く強靭だからです。

弓、物干し竿、梯子、籠などの日用品や竹垣などに使われています。子供のころ使っていた物差しも真竹。これは温度差による伸縮が少ないため。昔おむすびを包む皮も真竹でした。


一方、孟宗竹は竹炭、竹酢液、花瓶、竹灯籠などに使われますが、なんといっても味のいいタケノコ料理に多く使われますね。

⑧竹の花は60年~120年に一度咲きます。
竹の花.jpg
わたしは17歳のときに真竹の花が咲いたのを覚えています。
咲いたあと、一斉に枯れてしまうと言われていますが
         これも孟宗竹と真竹に違いがあります。
        孟宗竹=群落ごとに咲く時期が違う。開花のあと枯れる。
         真竹=全国一斉に咲き、その後、全国一斉に枯れる。
このほか、葉の形状、根の付き方、などの違いもありますが省きます。

[サッカー]


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朝顔づくりの前に [花と心象]

紅虎の尾八重桜IMG_20240417_123432.jpg

八重桜が咲き始めました。



ここにきて「朝顔記事」のアクセスが増えています。

種蒔きの季節到来でしょうか。

こちらはまだ動いていません。


いつもなら気温が25度以上になる大型連休後に

種まきをするのですが

今年は、夏の到来が早いので、半月早く蒔こうと思っています。

種蒔きの前にやる事は

鉢置台の塗装、地植えの朝顔の支柱づくり、鉢の消毒、

土づくりなどですが、まだ下図のペンキ塗りだけです。

IMG_20240415_061852.jpg


IMG_20240415_061916.jpg



朝顔の前座は、今が盛りの庭の草花たちです。

寄せ植えIMG_20240417_133218.jpg

寄せ植え



オオアマナIMG_20240417_121510.jpg

オオアマナ
嬉しいことに、親友の形見分けのような野草カザグルマが
昨年より多く蕾を付けました。
カザグルマ2IMG_20240416_173019.jpg
カザグルマ
3日前に日帰りで
登山仲間と赤城山麓にある赤城自然園に行ってきました。
アカヤシオを始め見事な山野草や花木を堪能してきました。
続き欄に載せます。


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タグ:草花と花木
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俺たちに明日はないのか? [長く生きてりゃ・・・]

今日はエトキ(絵と記)ではなく、本文はキのみのブログです。

たまにはこんなのもいいかなと思って・・・。

続き欄に今日の暁烏文芸日誌を載せます。


th.jpg

この映画の最後は

マシンガンでぼっこぼこ悲惨でしたが・・・



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タグ:日記
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この一月半は・・・ [花と心象]

当地の桜も花見頃となりました。

でも天候不順、雨と曇天続きです。

写真では映えないので拙い墨絵の桜で我慢してください。

★さくら_edited-1.jpg


前回の更新から一月半も過ぎてしまいました。

いつもアクセスしてくれる人から

「暁烏は死んじゃったらしい?と噂が立ってるよ」

と電話を頂戴しました。

どっこい、しぶとく生きているのですが

更新する暇がないほど忙しかったのです。

といっても遊びの世界ですが・・・。


一番多く時間を費やしたのが読書。

『菜の花の沖』全六巻、『日本幽囚記』全三巻、

『日本沿岸航海及び対日折衝記』『日露戦争史』全三巻。

・・・・これらはロシアの過去を知るためです。

 


二番目が過去に書き溜めた文章を

著者校正をして短編集を編み始めたこと。

SS紫露草.jpg


きっかけは姉の死。こんな書き出しで・・・。


a.jpg

b.jpg



三番目は、墨絵を8点描いたこと。

(これは、4月1日からイオンモールで展示するため)


★額入り川中島の合戦.jpg

 川中島の合戦(信玄と謙信)


★額入りムラサキツユクサ.jpg

ムラサキツユクサ

上図のほか6点描き出展しました。


室内での暇つぶしの時間が多くなりましたが

庭の花壇は、

ヒメキンギョソウや、オキザリスが満開です。

SSヒメキンギョソウ2.jpg

昨夜来の雨で濡れ、垂れ下がって咲くヒメキンギョソウ。


枯れ枝のように見えていたカザグルマは今年も芽ぶき一安心。

これからは室外の楽しみが増えそうです。

[サッカー]





タグ:花と墨絵
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春が近い [花と心象]

季節の変わり目は、

風が強くなったり寒暖の差が激しくなります。

春が近くなりました。

いや、すでに春かも・・・。

晴れの日は、2時間近く歩くことにしています。

梅の香に誘われて近づいてみると枝垂れ梅が満開

1.枝垂れ梅.jpg


その根元にはタンポポが

2.タンポポ.jpg


3.ホトケノザ.jpg

ホトケノザも満開です。


海岸に出れば

4.魚獲ったぜ.jpg

ユリカモメ・鳩・マガモが人間と共に渚で遊ぶ


5.パンを薙げてよ.jpg

自分ばかり食べてないで早くパン投げてくれないかなあ。


6.用意はいいかな.jpg

さあ、準備はいいかな?

ユリカモメ合唱団。指揮は鳥に変身した小澤征爾先生


7.ふてくされ.jpg

みんな沖を見つめているのに一羽だけ

どこにもいる偏屈鳥。


8.カモメのヨタさん.jpg

一回り大きい海鳥はカモメですね。

瞳に可愛さが無い。

それに引きかえ

9.カワユイ!ユリカモメ.jpg

ユリカモメはかわいいつぶらな瞳。


[るんるん]春よ来い。は~やく来い!


[サッカー]



タグ:里と海
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国際墨画展が終わりました。 [水墨画]

昨日、国際公募墨画展『美は国境を越えて』が終わりました。

世界33か国からたくさんの応募がありました。

今年も多くの友人・知人、そしてブロガーの方々が

お寒いなか足を運んでいただき、ありがとうございました。

今回はコロナの影響が少ないためか

過去3年間で一番多くの人が来てくれました。

★来館者 山麓会-1.jpg

行きたいけれど遠すぎて、とか

体調が悪いので行けない、という方のために

ほんの少しですが

雰囲気だけでもお伝えしたいと思います。

過去掲載した自分の駄作も入れてあります。

悪しからず。


1. 2024.1入り口.jpg

正面入り口の大看板

この龍は墨友会会長によるものですが迫力満点です。


2.国際墨友会会長小林東雲先生の龍.jpg

国際墨友会会長・小林東雲先生の双龍


3.国際墨友会理事小林東晴先生 富士山.jpg

墨友会理事・小林東晴先生の冨士


前回のブログでも紹介しましたが、

今や世界のSUMIーE(墨画)時代です。

以下3枚は海外で学ぶ人たちのスナップ写真です。

16.海外の墨画教室.jpg

18.海外の墨画教室3.jpg

17.海外の墨画教室2.jpg

上図は昨年のAnniversary Albumから転載


まずは招待作家の作品から


6.日本水墨藝術協会会長・王子江先生.jpg

日本水墨藝術協会会長・王子江先生の作品



7.日本墨画協会 会長 松井陽水先生.jpg

日本墨画協会 会長松井陽水先生の作品

他にもありましたが省略します。


5.国際墨友会評議委員・中鉢東鳳先生の作品2.jpg

わたしの師匠。墨友会評議委員

中鉢東鳳先生の作品


以下は、一般応募作品ですが数百点あったので

自分がちょっと気になった作品2点だけを載せます。

9.柳の下のたらい舟冬の湖畔.jpg

余白の美を感じた作品


8.ロシア人のヨット.jpg

ロシアからの作品

クルーザーレースのようです。


上図は自分の趣味がセーリングなので

ちょっと気になった作品。

自分が描いた過去のセーリング作品は下図。

団扇ヨットレース-4_edited-1.jpg


つぎの二つも過去の応募作品です。


初応募作品-1.jpg

湖畔の月見

3年前に初応募した駄作です。

わが家は3人家族なので3羽の兎にしました。



12.★★軸装出品作品d-1.jpg

薩埵峠

2度目の応募作品

半世紀前、沼津に住んでいたころよく出かけた名所です。

広重の描いた「東海道由井の薩埵峠」の現代版です。


今回は、余白の美にウェイトを置き

シンプルな墨彩画に仕上げました。

手本が無いので

過去に描き溜めたスケッチの絵を参考にして

構想を練ること約一月です。



13.カラスウリ軸装.jpg

カラスウリと百舌鳥の早贄(ハヤニエ)

今回の応募作品。(半切軸装)


この絵を観て

「マンゴーってこんな形でなってるんだ」

という人が数名おりました。

都会に住んでいると

カラスウリを見たことが無い方がいるんですね。

ちょっと見にくいですが

上部を拡大すると、百舌鳥の目の先に

バッタのハヤニエがあります。

百舌鳥の尾羽の先の位置で右に目を移しますと

カエルのハヤニエも描いてあります。

これにも「なんでカエルやバッタが刺さっているの?」と

質問した方がおりました。

百舌鳥の習性を知らない人には違和感があるんでしょうね。

また、
「水墨画に色付けは、亜流じゃないの?」
という人もおりましたが
昔から山水画に見られるように、墨彩画は亜流ではありません。
絵の具は、顔彩です。

14.上半分.jpg

上部拡大

ここには百舌鳥の雄、バッタ、アマガエル、トンボがいます。


下部は、秋の野草を入れました。

これもわかりずらいと思いますが

背景にグラデーションで山並みを入れてあります。

最後の一筆ですのでうまくグラデーションに描けるか

緊張しました。

和紙に描いた後、軸装仕上げをするなら

満足ゆくまで描き直せばよいのですが

わたしは、白地の軸に直接筆を入れるので

一発勝負。いつも血圧が上がります。

15.下半分.jpg

ススキの穂だけで半日かかりました。



当初は、初夏の夜に咲くカラスウリの花(下図)と
対で2幅出品したかったのですが体力的に無理でした。
★SS夏のカラスウリ_5jpg.jpg
カラスウリの花。(試し描き)
夜に咲く妖艶な花です。
今回の展覧会を観て感じたことは、
絵画って平和だな、と思ったことです。
なぜなら、戦争当事国のウクライナとロシアの作品が
同じ会場に仲良くたくさん並んでいるのですから・・・。
「美は国境を越えて」の真髄を感じました。
会場にお越しいただいたブロガーのリュカさんと、
Boss365さんがご自分のブログに今回の展覧会の絵多数と感想を
詳しく載せておりますので、合わせてご覧ください。
[サッカー]
構想の背景は続き欄に記します。



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タグ:墨絵
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国際公募墨画展『美は国境を越えて』は、あと4日後に [水墨画]

あと4日で21回目の展覧会が開催されます。

世界の水墨画愛好者の作品ががメインですが、

中央アジアやヨーロッパの子供たちの絵も

飾られます。

SS招待状裏.jpg

IMG_20240120_0001.jpg

上図のとおり70歳以上の来館者は無料です。


水墨画といいますと中国や日本・韓国だけのものと思いがちですが

今や全世界に愛好者がいて「世界の水墨画」なんですね。

日本の代表的墨画は

雪舟・俵屋宗達、長谷川等伯・尾形光琳・伊藤若冲などの

作品を連想させますが、これらは古典画。

現代の水墨画は多岐にわたっています。

この展覧会は

各国の大使や大使館職員らのテープカットで始まります。

毎年厳寒の季節に開かれますが、

ありがたいことにたくさんの人が訪れてくれます。

当方は、入選したとしても「その他大勢」の部類ですが

ご来館をお待ちいたします。






タグ:水墨画
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寒中見舞い [花と心象]


寒中見舞い.jpg

当方、年の瀬30日に姉の告別式でしたので、只今忌中です。

落ち着きましたら

またブログを更新しようと思いますが

しばらくの間、休みます。

今年もお付き合いのほど

宜しくお願いいたします。


なお、昨年たくさんの方々にご来場・ご観覧いただいた

『美は国境を越えて』国際公募墨画展には

今回も応募しております。

カラスウリと百舌鳥のハヤニエを描きました。

駄作ですがご覧いただければ幸いです。


会期:1月25日~2月5日

10:00~18:00(火曜日休館)

初日15時開場。最終日10:00迄

場 所:国立新美術館(東京・港区六本木)

(地下鉄千代田線乃木坂駅0分)

(東京メトロ日比谷線六本木駅歩5分)


タグ:寒中見舞い
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谷川岳の紅葉 [旅紀行]

25年間続けた登山同好会は、

4月中旬、奥多摩で実施210回目に解散式を行いました。

理由は、

会員の構成が高校時代の同期生なので

ほとんどが私と同じ80歳。高齢になったためです。

解散後も何人かは個人的に登山を続けています。

自分は、朝顔づくりが一段落したので

紅葉狩りに出かけました。

行き先は谷川岳、気楽な日帰り独り旅です。

過去数回登っているので勝手知ったる山なのですが

帰りのバスの本数が少ないためと

腰痛の再発を考慮して

今回は避難小屋までで引き返しました。

下調べでは、「紅葉にはまだ少し早い」とありましたが

充分楽しめました。


1.jpg

ロープウェイで天神平へ

意外にも観光客少なくロープウェイは、
ガラガラで待たずに乗れる。

以下よろしかったら続き欄へ




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タグ:登山
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悪魔の爪 [花と心象]

★7.JPG

天女の髪飾りにしたいような朝顔が今頃になって咲きました。

「好事魔多し」

今日は、魔除けの植物「悪魔の爪」のご紹介です。


11-2.jpg

先般8月11日のブログで不思議な形の植物の実を紹介しましたが

その後の経過を載せます。

12.JPG

発芽直後の姿はこんなものでした。

今では高さ80㎝、幅90㎝程になりました。

ベランダ栽培は難しい大きさです。

うちは花壇に20粒ほど蒔いて1本だけ育ちました。

調べたところ、

この植物は、進化できなかった食虫植物のようです。

★5.JPG

葉は蕗の葉に似ていますが葉の両面や花・茎・実に
繊毛がびっしり生えていて指で触ると
納豆の糸のようにべたつきます。

★6.JPG

葉裏

どんなに暑い日でも葉の両面はしっとりとしています。

水を与えなくとも育ちます。

どうも空気中から水分を取っているようです。

困ることは、臭いです。

花・茎・葉・どこを触っても嫌な臭いがします。

悪魔と名がつくくらいですから

いい香りは無理ですね。

絶えられないほどの臭いではありませんが、

何とも例えようのない臭いで、触った後は洗い落とさないと

いつまでも悪臭がへばりつきます。

★-1.jpg

団子状になった蕾は下から開花してゆきます。


★1.jpg

花弁は5枚で1個3~4センチほどの大きさ。

人間にとっては嫌な臭いでも昆虫にとってはいい匂いらしく

コバエのような昆虫が貼りつきます。

★2.jpg

実のつき方はとても多く現在16個もついています。

★3.jpg

オクラのような実が一房からたくさん付いています。

この時点で収穫し砂漠の民は食べているようですが

まだトライしていません。

★4.jpg

長さは18センチ程です。

大きくなるにつれ先端が鉤状になってきました。


悪魔の爪は俗称で、

和名は、キバナツノゴマ(黄花角胡麻)

11.JPG

まもなく上図のような果実になることを楽しみに

毎日観察しています。

[サッカー]

タグ:食虫植物
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わが家の彼岸花 [マイ・アサガオ’23]

彼岸に咲く花といえば曼珠沙華です。

しかし、彼岸のころに咲く花は、ほかにもたくさんあります。

わが家の彼岸の花は、朝顔です。

梅雨入り前に蒔いた苗は、酷暑が災いして根腐れ多発。

なので、7月下旬二度目に蒔いた朝顔が今が盛りと咲いているのです。

2.jpg


あと蒔きの鉢は30鉢あります。

連日、酷暑の中で作業をしていますと

足もともこんな具合になります。

01.jpg


数が多いのであとは続き欄に載せます。

今夏の「ぼっち朝顔市」です。



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タグ:アサガオ
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残暑の中で [マイ・アサガオ’23]

例年なら旧盆の時期に花盛りとなるのですが

今夏は、遅いスタート(タネ蒔き)だったので

今が花盛りです。とはいうものの

17鉢が根腐れで枯れてしまい大凶作の夏です。

いまの花をここに掲げます。

-1.jpg

鉢を数個寄せてみました。

種類別は続き欄に載せます。



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タグ:アサガオ
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不出来なりに咲き始めました [マイ・アサガオ’23]

出遅れましたが

不出来ですが、ぼちぼち咲き始めました。

1.jpg

IMG_1482.jpg

今年は鉢植えより地植えの方がきれいに咲いています。



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お気に入りの松嶋二身分けが毎日咲くようになりました。


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花芯に向かって紫色が濃くなります。

サッカーなでしこチームの新ユニホームに似ています。

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切込みづくりの大輪ですが中輪になってしまいました。



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窓辺の鉢植え。

奥のカーテンとガラス窓に写る花弁。


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地植えの大輪。大輪は鉢植えの方が冴えますね。失敗。


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花筒の透明感に色気を感じます。


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桔梗咲ですが、白が多く出て失敗作です。


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これは昨年名前の判らなかった洋種スピリッドペタルの蕾ですが

今夏はフリルがありません。

下図の花ばかりです。

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曜にピンクが入った白の花の花芯をアップで・・・。



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大輪紅の覆輪枝垂れなのですが、鉢植えにしました。

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靑が冴えています。これも地植えです。



最後に植えた小鉢の苗は1本も枯れずに順調に育っています。

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渦の団十郎の苗です。まだ幹が細いので本植えは、まだ無理です。


続き欄は、朝顔ではありませんが

不思議な形をした植物のタネを紹介します。



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過去にない出来の悪さ [マイ・アサガオ’23]

例年より1月遅れでタネを蒔いたアサガオの出来は

7月下旬になっても開花はまばらです。

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36種110個蒔いたタネの内、発芽が72本。ここまでは順調でしたが

小鉢、本鉢移植後、約30本が根腐れです。

こんなことは過去20年間で初めての体験です。

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根腐れでダメになった鉢の一部


根腐れの原因は、

普通水のやりすぎや、肥料過多などですが

今夏は蒸し暑さが原因なのか鉢中の土が乾かず

カビが生えました。

もうひとつは、土づくりの失敗のようです。

去年買い置きしてあった、腐葉土と市販の培養土を

使ったからかもしれません。

それでも残った37鉢には花芽が着き始めました。

ここ1週間で咲いた花を載せてみます。

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これは「松嶋」という正木系の変化朝顔で、

咲分けする種類ですが縞模様になりました。


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これは大輪の爪覆輪なのですが、小ぶりです。


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種の継続保存ができなくなりますので

先週末,新たに種を蒔きました。その小鉢が下図です。

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樹木の下の涼しい所に小鉢を並べています。


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以上のようなわけで、今夏の朝顔ブログの更新は、少なくなります。


[サッカー]

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猫の手を借りたい6月 [マイ・アサガオ’23]

5月に動けなかった分を取り返すべく

6月は忙しくなりました。

幾分体調が回復したので

真竹の筍伐採、奥多摩の山荘から受注した絵画の制作、

インターハイ・サッカー千葉県予選観戦、

そして朝顔づくりと寝る暇なしです。

真竹の筍は雨季に出てくるため、切って切って切りまくりました。

その数およそ300本以上です。

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これは細くて短い筍。

もう立派な竹に育ってしまったものが大半でした。


山荘の主人の要望は「好きなカラスウリを描いて!」でしたので

夏のカラスウリの花と晩秋の赤くなった実を描きました。

★夏のカラスウリ花と実 .jpg

カラスウリの花は、見たことがない人が多いようですね。

夜間に咲きます。


★初冬のカラスウリ (3).jpg

上図二つは、過去のスケッチが役立ちました。


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宅配便で送ったところ、「このように飾った」と写メールが届く。


楽しかったのはインターハイ・サッカー県予選です。

副主将を務める孫(近所の少年)のチームが準決勝まで

勝ち進んだからです。


さて

前回以後の朝顔状況については続き欄に記します。



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