コロナ禍の展覧会が近づいた [水墨画]
この冬一番楽しみにしているのは
国際墨友会主催の墨画展『美は国境を越えて』です。
自分の作品の良し悪しは別にして
身体を壊してまで一生懸命描いた作品も
このコロナ・オミクロン株の爆発的感染者増のもとでは
見ていただける人は少ないものと思います。
この展覧会には、一昨年初めて応募しました。
昨年は、「枝垂れ朝顔」を描いたのですが作品に納得がゆかず
取りやめたので今回が2回目です。
前回は、兎の親子が湖畔で月見をしているメルヘンチックな絵を描き
過分な賞「優秀賞」を頂きました。
今回は、若き日、静岡県沼津市に住んでいたころ
由井の薩埵峠(ゆいのさったとうげ)にゆき
その光景に感動した記憶を絵にしてみました。
広重の東海道五十三次「由井 薩埵嶺」の暁烏英版です。
いまでは、海岸沿いにバイパスができていますが
わたしが訪れたころは、まだ難所の峠※でした。
当時の記憶は薄れていますがイメージを膨らませて
作画しました。
あまり出来が良くない作品なので
コロナ禍でよかったかなと思っています。
<参考>
薩埵峠はどういうところかを述べたエッセイを見つけました。以下の通りです。
「寅babaのパソコン部屋から」
浜松雑記帳2006.11.11
「恐怖のさった峠」
・・・・・・検索してみてください。
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