国際墨画展の結果 [水墨画]
20日のブログ更新時点では、
墨画展の結果詳細が分からなかったのですが
昨日、作品の返送と一緒に賞状が郵送されてきました。
以下、写真の通りです。
失敗作だったので意外でした。
これは自慢するようなものではありません。
努力賞か参加賞程度と理解しています。
作品の出来栄えについては、自身が一番よく知っているからです。
前回のブログで失敗作を出した経緯には触れませんでしたが
すべてを描き終わったあと、空の部分に動きがないので
雲を入れようとしたところ、ボタッと墨を落としてしまいました。
墨絵は、油彩とちがい、重ね塗りができない一発勝負のため
意気消沈。
血圧はパーッと200近くに上昇!
出すのをやめようと思ったのですが、出品申込をした後だったので
なんとかその部分を繕って出したのです。
心臓に既往症のある者は、コロナだけでなく
神経を張りつめて絵を描くことも危険ということを肌で感じました。
構想から構図、完成までの1か月を
時系列に続き欄に載せてみます。
タグ:墨絵
冬季オリンピックが終わって [水墨画]
紅梅が心地よい香りを運んでくれるこの頃です。
雛祭りも近づいてきました。
しかし、北の国では猛吹雪! 誠にお気の毒です。
紅梅と雪をテーマに、いたずら描きをしてみました。
笛子は、笛を吹くこどもではありません。
これは「てきし」と読み、中国伝来の横笛のことです。
北国はこんな感じかなあ?とイメージでして描きました。
さて、やっと冬季オリンピックの半分が終わりました。
これから後半のパラリンピックが始まりますね。
当方スポーツ大好き人間なので、連日TVの前に釘づけでした。
始まる前は開催国中国の人権問題などで
ぎくしゃくしていましたが
始まってみると選手の奮闘・激闘の熱気が勝り
政治問題は、影をひそめてしまいました。
この開催期間、心臓に既往症があるにもかかわらず、
競技の勝ち負けに興奮したためか
発作性心房細動が再発し、一時脈も止まりびっくりしました。
最後の楽しみだった女子カーリング決勝は
自分の健康を優先して、途中結果をスマホで見るだけにしました。
しばらくブログを更新できなかったのは
このほか、PCの故障などいろいろありまして
訪問していただいた方々への返礼もせず失礼しました。
先般、国際墨画展のご案内をしましたが
コロナウイルスの蔓延で、
出品した私自身も会場には行きませんでした。
8人?の審査員の内1票は入ったようですが
詳細はわかりません。
今回は失敗作でしたから1票でも嬉しい限りです。
その駄作を恥を忍んでここに載せます。
新国立美術館会場入り口
審査会場で友人が撮りメールで送ってもらったものです。
実物より暗くなっています。
黄色い札が1枚下がっていますがこれが1票なのか・・・?
タグ:墨絵
節分に虎9図 [水墨画]
もう25年以上前のことですが
長野県小布施にある北斎館を訪ねた時
半紙1枚ほどの和紙に描かれた獅子の肉筆画(墨絵数枚)に
目を奪われました。
その解説文に驚きました。
描いたとき北斎は85歳前後、高齢にもかかわらず
「毎日1枚、獅子の絵を描いた」とあったのです。
絵の素人のわたしは「えっ、この歳で毎日?」と・・・。
◆
古希を過ぎてから習い始めた当方の墨絵には、
人を感動させるような作品など
描けるはずもありませんが
習い始めてみると色紙1枚ほどの大きさなら
一日に1・2枚程度の墨絵は苦にならず
描けることを知りました。
きょうは、先月散歩や読書の合間に描いた虎図をここに載せます。
豊干(ぶかん)は、唐の時代の禅僧。
水墨画ではおなじみの「寒山と拾得」とともに三聖と呼ばれた人。
虎に乗って衆僧を驚かしたり寒山や拾得といった異能の人物を弟子にしたり
奇行で知られた僧。
この絵は5枚描き兄や友人に贈りました。
二枚目の絵と似ていますが岩を明るくしてみた。
これは失敗作。
背中を丸めて描いたのは、獲物を狙ったとき?
元日色紙に描いた1枚。
今年は寅年なので虎という字がついた
四文字熟語「虎渓三笑」を草書で入れてみた。
「墨画を描いているとすべてを忘れる」の意。
この絵と下の絵は対でいつか襖絵にしようと描いた下絵。
◆
国際墨友会主催の
第19回国際公募展『美は国境を越えて』は
あと四日です。
只今、新国立美術館に拙作も飾られているのですが、
コロナ禍、心臓に既往症があるため自身も出かけていません。
でも終了後、審査段階から入選者の展示、表彰式などの様子を
動画公開されるようです。
動画では実態がわかりずらいのですが
これで良しとしたいと思っています。
◆
ほのぼのとした農村の雪景色『シュガリング・オフ』を描いた
グランマ・モーゼスは、75歳から絵を描き始め
80歳で初個展を開いたといいます。
自分も来年80に到達。
それまで生き延びたら個展を開きたいと思うけれど
実力が伴いません。
タグ:墨絵