泥にまみれて咲く花は？：気まぐれ日記：SSブログ

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泥にまみれて咲く花は？　[花と心象] [編集]

宮沢賢治の短編に『注文の多い料理店』というのがあります。

こちらは『言い訳の多いブロガー』です。

約ひと月のご無沙汰となりました。

眷属の不幸のあと、

梅見の幕山登山、

所属する諸団体の総会資料作成、

東山魁夷の唐招提寺障壁画展を見に茨城県立近代美術館へ、

また徹夜で「墨の県展」応募作品制作など

寝る暇のない日々を送りました。

そのご褒美？として

体調を崩し、1週間も床に臥すという状態がつづきました。

きのうもきょうも病院通いといった不本意な毎日です。

外は、花冷えというよりも戻りカツオならぬ戻り冬？

そんな寒さの中で、美しい花を咲かせるため

泥にまみれて働く裏方さんと出会い感動しました。

詳しくは続き欄に・・・。

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－気まぐれ日記－

泥にまみれて咲く花は？

蓮舫参議院議員が、民進党の党首になって

野田前首相を党の幹事長に指名したとき、

野田氏は次のように言った。

「泥の中から支えたい」

蓮に見立てた蓮舫氏を泥まみれで支えてゆく

一蓮托生の決意だった。

これ、蓮の花言葉「雄弁」同様　なかなかの名言だが、

『言うは易く、行うは難し』である。

蓮の花の原産地はインドである。

しかし、中国産か？日本産か？あいまいな蓮が

日本で実を結ぶのはむずかしいご時世である。

蓮の植物分類は

ヤマモガシ目、ハス科、ハス属、ハス種なのだが、

毒舌評論家の某氏は、

蓮舫党首を植物にたとえて

「ヤマシ目、ハスッパ科、二重国籍属、アダバナ種」と揶揄した。

かつて民主党の事業仕分けで

「2位ではいけないんでしょうか？」と質問した彼女が

いま、低迷した自らの党の支持者に

「政党2位じゃいけないんでしょうか？」と

開き直っているような気がしてならない。

先般、衆議院予算委員会室の委員長席から、

幹事長にそのことを質問すると、

かれは苦笑いを浮かべ

「泥の中は、踏ん張りがきかない」

というような顔をした。

蓮は漢字で「荷」とも書く。重荷なのか？

幹事長は、まだ娑婆の経験が足りない。

党首を支えたい気持ちと、

現実のギャップに苦戦している。

美しい花を咲かせるには、それなりの苦労がともなう。

こちら、種類は違えど「花づくり」の端くれである。

以下、裏方の現実を見てほしい。

早春の蓮池

冷たい泥にまみれて蓮根をすべて掘り出す過酷な作業。この後、選別して植え替える。

その結果が・・・

<補足説明>

1.衆議院予算委員会室の写真は、合成ではありません。昨年末、国会見学したときのいたずらスナップ。委員長になりきっているのは、ジョーク好きのＩさんです。（本人了解済み）

2.ここに掲げた蓮の花は、昭和26年に千葉市検見川で発掘された古代ハス（大賀ハス）です。発掘された2粒の実のうち、一つは発芽後すぐに枯れ、生き残ったもう一つの実からできた蓮根3つのうちのひとつを、千葉公園の蓮池に植えました。自然交雑すると純粋性を失うので、花托部分を早めに切り落とし蓮根だけを世継ぎとするので作業が大変なのです。

「一蓮托生」には二つの意味があります。
1.生死を共にすることをいう。死して後、同じ蓮華（れんげ）の上に生まれ変わること。仏典にはありません。日本の浄土信仰から生まれた考えです。ちなみに蓮華とは蓮と睡蓮のことをいいます。仏教では双方を同じように捉えています。
2.政治用語では閣員全体が内閣の責任を共同に背負うことをいいます。国会の議事録ではこの言葉を「一蓮託生」と書くことになっています。

ハスッパ＝蓮の葉とは、古くは蓮葉女（はすはめ）、蓮葉（はすば、はすわ）といい、いまではあまり使われなくなっていますが「蓮っ葉女（はすっぱおんな）」とか「蓮っ葉（はすっぱ）」という呼び方があります。意味としてはお転婆、生意気、媚を売る、馴れ馴れしいなど軽はずみな言動をする女性をさしていいます。　また似たようなことばに「蓮葉商い」というのがありましたね。むかし、縁日やお祭りなどで季節の物（例：正月は橙（だいだい）や榊、2月は柊や鰯など・・・）を蓮や蕗の葉の上に置いて売っていたことから付いた名称です。いずれも長持ちしないところから転じて「きわもの売り」のことをもいいます。

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タグ：蓮の花