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鈴木清順監督追悼映写会でギョギョッ! [人生とは死ぬまでの暇つぶし?]

 鈴木清順監督.jpg

先月、映画監督鈴木清順氏が亡くなりました。

このたび友人Kさんが主宰する

プライベイト・シネマの会で彼の作品の追悼映写会がありました。

ミニ・シネマなので観客は16名。

この放映のさ中、摩訶不思議なことが起こりました。

真相はやぶの中です。

ご興味ある方は、続き欄をご覧ください。

◆ ◆ ◆

気まぐれ日記
                                            
不思議な現象が起きた

                                                          
先月13日に映画監督鈴木清順氏が亡くなった(享年93歳)。
そこで今日、彼の追悼上映会が開かれた。


鈴木監督は、旧制弘前高等学校を卒業後、松竹で修業。
そのご、日活に移籍し
56年の『港の乾杯 勝利をわが手に』で監督デビュー。
『関東無宿』『東京流れ者』『けんかえれじー』など
鮮烈な色彩感覚の清順美学に貫かれた作品で
若い映画フアンを魅了した。
のちにカルト的な人気となった67年作『殺しの烙印』を
最後に「わからない映画ばかりを作る」
という理由で日活を解雇される。
裁判の末、和解。77年『悲恋物語』で監督復帰する。
80年に『ツゴイネルワイゼン』が国内外で高く評価され、
ベルリン国際映画祭で審査員特別賞に輝いたほか、
日本アカデミー賞最優秀作品賞、最優秀監督賞を受賞した。
(以上は、Kさん作成の解説文による)

 今回観たのは、藤田敏八・原田芳雄・大谷直子・大楠道代
などが出演する『ツゴイネルワイゼン』だった。

大谷直子と原田芳雄.jpg
作品の時代設定は、大正ニヒリズムの余韻が残る
昭和初期が舞台。
ご存じサラサーテ作曲「ツゴイネルワイゼン」の
SPレコードのなかに
作曲者自身の声が録音中にほんのわずか入ってしまっている。
ここに興味を惹かれた男2人が辿る摩訶不思議な
あの世とこの世を行ったり来たりするエロチックなはなしである。
目を背けるような場面が何度か出てきて、
女性観客のひとりが「もう嫌だ!」と
会場を出たほどだ。
ストーリーに論理性など微塵もない。
たとえば、腐った桃を長い舌でなめまわす女、

大楠道代.jpg
毒虫にさされて発疹した女(大楠道代)のからだをなめまわす男(原田芳雄)

門付けのゴゼ2人が海岸で向き合って下半身を砂に埋め、
木の棒で頭を叩き合い、血がほとばしるといった映像が続く。
 なにがなんだかわからないまま映画が終わった時、
身の毛がよだつ内容の質問が
わたしの両脇に座る女性の口から、ほぼ同時に発せられた。
「上映中、スクリーン脇の扉が少し開き、
男の顔が一瞬見えたのは、誰ですか?」と
主宰者K氏に訊ねたのだ。
このことにわたしは全く気付かなかった。
一人なら錯覚とか幻覚ということもあろうが、
二人の女性が目撃したと言い出した。
 

スクリーンの後ろには機械室がある。だが、
セッティングから上映まですべてK氏がひとりで操作している。
外から機械室に入れる扉もあるが、ふだん鍵がかかっていて
だれも裏から入れないようになっている。
上映中、K氏は観客席に坐していた。
かれはいう「ホント? 僕は見ていませんよ」
 

終了後、館内のスタッフに問い合わせたところ、
だれも上映室には行っていませんとのこと。
こんなことってあるのだろうか?


鈴木監督は、この作品を観る者に幻覚症状を起こさせる仕掛けを
したのだろうか?

会場を覗く影.jpg

「左のドアーが少し開き、男の影がふわ~っと出た」とA・Bさんがいう。

[サッカー]


タグ:映画
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コメント 9

green_blue_sky

監督が気にしてみたいたのかもしれません。
世の中、科学では証明できないことは多いです(^_^;)
by green_blue_sky (2017-03-03 12:52) 

夏炉冬扇

こわーいお話し。
by 夏炉冬扇 (2017-03-03 21:03) 

saia

暁烏英さん、お久しぶりです!
暁烏英さんが時々行かれるプライベートの映画鑑賞会は、このご友人方との会だったのですね♪♪
作品は見たことがありませんが、鈴木清順監督のお名前とお顔はテレビや雑誌で知っていました。
私も監督が様子を見に来られたのでは・・・と思いました(;´∀`)

by saia (2017-03-04 15:39) 

暁烏 英(あけがらす ひで)

green_blue_sky さん
 おもしろいご指摘です。作品に監督の霊がついてまわる? 観客の反応をそっと見ていたのかもしれません。
 ぼくは、過去不思議な現象に何度か出あっています。 子供のころ、夕方山でカスミ網を使いで小鳥を捕まえていた時、西の天空から大きな火の玉が落ちてきて、それが二つに割れました。そのうちの一つがものすごい光とともに近づき気を失い、目覚めたら周りのカヤや雑草が焼けていました。以来、流れ星を見ると鳥肌が立ちます。
 もう一つは、東京湾で起きた現象。30代、夜間ヨットでカニ採りに出たら、海面一面に生きたワタリガニが浮いていたんです。コックピットは、あふれんばかりのカニでいっぱいになりました。その日は、昼間震度3くらいの地震があった日でした。夜遊びの好きなカニたちの緊急会合でもあったのでしょうかね。

by 暁烏 英(あけがらす ひで) (2017-03-04 17:11) 

暁烏 英(あけがらす ひで)

 saiaさんお久しぶりです。お元気でしたか? よかった、よかった!
あなたもgreen_blue_sky さんと同じ意見ですね。
 上映会場の観客は、男性と女性がちょうど半分ぐらいいました。目撃したと語ったのはこの女性二人だけで、男性はひとりもいません。見たけれど気持ちが悪くて黙したのかもしれませんが・・・。
 女性の方が、催眠にかかりやすいからかなあ?
映画主宰者Kさんは、人生の2つ先輩ですが、若いときから集めた映画資料(解説書・ポスター、DVD、ブルーディー・ビデオなど)はものすごい数、しかも博識で、淀川長治さん顔負けです。
by 暁烏 英(あけがらす ひで) (2017-03-04 17:33) 

馬爺

怖いですね、怖いですね、現実との差が有り過ぎると思いますね、このギャップを狙ったのでしょうかね。
by 馬爺 (2017-03-06 12:11) 

ぽちの輔

二人が同じ物を見てるという事は・・・^^;
by ぽちの輔 (2017-03-07 07:30) 

旅爺さん

まか不思議な映画はスリルとサスペンスも楽しめそうですね。
by 旅爺さん (2017-03-22 10:39) 

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