くらしの植物苑(千葉県佐倉市) [花と心象]
爽籟(そうらい)とは、さわやかな風が笛の響きのように聞こえる風情をいう。
俳句では秋の季語だ。だが今の季節は初秋なので爽涼が適語かもしれない。
しかし、きょうの蒸し暑さは、そのどちらにもあてはまらない。
164回めの山行が東武線の不通で中止となった。
予定が狂ったので佐倉市にある国立歴史民俗博物館付属の
「くらしの植物苑」へ足を向けた。
自宅から車で約1時間の道のりである。
実りの秋を迎えた往還の田園風景は心を和ませる。
と、同時にこんな時季、堤防決壊による常総市の田園被害の悲惨さが頭をよぎる。
7月28日から始まった伝統の朝顔展は明日で終了。
だれも訪れる人のない「くらしの植物苑」で名残の変化朝顔を鑑賞する。
訪れた時間が昼過ぎだったから
朝方咲いた花は水盤のなかにわずかに残っているだけ。
出物系統No.419 燕の出物、黄抱常葉燕紫丸小咲牡丹
出物系統No.607 親牡丹 青斑入蜻蛉丸笹葉紅覆輪切咲牡丹
出物系統No.963 牡丹の出物 青斑入州浜淡黄丸咲牡丹
江戸の昔から朝顔愛好家にとって
黄色い花を作り出すことは至上の喜び。
この写真の出物のいきさつは知らないが、胸がときめく。
明日どんな開花をするのだろうか? 興味津々。
朝顔以外の植物は、続き欄に・・・。
その他の植物
白のマンジュシャゲ
あ~かい花ならマンジュシャゲ・・・という歌があるが
その歌を聴くたびに、この花は何を思うか・・・?
し~ろい花でもマンジュシャゲ・・・と唄うだろう。
★コムラサキ(シソ科ムラサキシキブ属)の実
メジロが好んで食べる実である。
島倉千代子は『リンドウ峠』を好んで唄った。
ただ、[るんるん]リンドウ峠はコムラサキ・・・と唄っているが、
こちらは濃い紫の意らしい。
歌詞をみると濃紫と書いてある。
シロシキブの実(シソ科ムラサキシキブ属)
ムラサキシキブ「が変化したものか? 実の色以外は全く同じ。
バナナのようなバショウの花(大型観葉植物)
バショウも葉の繊維から芭蕉布をつくる。
いまでは見かけなくなった蚊帳や夏の着物をつくっていた。
葉と根は薬用となる。
エゴマ シソ科シソ属
ボケ防止にエゴマ油がいいと放映されて以来、注目されたエゴマだが、
葉の姿を知る人は少ない。丈は約1mでシソより大きい。
アマニ(アマ科アマ属)
アマニの油もエゴマ同様の効果がある。
アマニは、茎の繊維を編んで布にしたものが吸湿性のあるリネンという繊維だ。
油は、船などの塗料にも使われている。
隣接の小学校は運動会らしい。
フレーフレー!と黄色い声が苑内に降り注ぐ。
まるで盛りを過ぎた植物たちにエールを送っているかのようだ。
水盤の朝顔、とてもきれい。
印象に残ります。
by green_blue_sky (2015-09-13 15:51)
水盤の中の朝顔、何とも言えないくらい素敵ですね。
by なんだかなぁ〜!! 横 濱男 (2015-09-13 19:25)
水盤に 咲く花 みずみずしく きれい。^^
by ぶらり爺 (2015-09-14 08:49)
はようございます!
咲牡丹初めて見ました、アサガオ好きの方々が試行錯誤しながら
作り出したのでしょうね、花びらが多くて見事な花ですね・・・
黄色いアサガオは見たことありませんが、黄色を出すのは難しいんですね、どんな花が咲くのかな?
アサガオも水盤に入れると開いていますね、アサガオ好きの方が考えたのかな?見ていると癒されますね。(^^♪
by escape (2015-09-14 10:57)
朝顔は本当の昔のものしか知りませんがや絵や絞りのような花も有るんですね。
by 馬爺 (2015-09-15 15:42)
霧ヶ峰、不通でお出かけできなかったのですね。残念でした。
水盤に浮かせた朝顔、なんとも風流な雰囲気です^^
by よしころん (2015-09-15 16:57)
水に浮かべた朝顔、センスがあってとても素敵ですね^ ^
by kuwachan (2015-09-16 09:28)
エゴマの油、ブームのようでやすね。
生の葉は焼き肉をくるんで食べるとイケやすね(◎o◎)b
by ぼんぼちぼちぼち (2015-09-18 21:13)
水盤の花 って素敵ですね^^
コメントいただけて嬉しいです。
また お邪魔させて頂きますね~♪
by 空の Ray (2015-09-20 14:03)