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敬老の日は、自分自身で・・・。2日目    [長く生きてりゃ・・・]

長く生きていると思いがけない不幸にも遭遇します。

 小学校の卒業式数日前のことです。

6年間無遅刻・無欠席の健康優良児だった級友のケンちゃんが

突然学校を休みました。

2日後、自宅(お寺)の墓石の下敷きになって死んでいたのが発見されました。

抱いて寝ていた子猫が布団の中で死んでいた時以来の悲しい出来事でした。

それから60年、楽しいこともたくさんありましたが、悲しい別れは

いつまでも忘れることができません。

クルージングの2日目は、

7年前に落水事故で亡くなった友人H氏の慰霊の旅でもありました。

東京湾海図.jpg

×印は、H氏が発見された場所です。

紫の帯は、中之瀬航路(幅700m,長さ10.5km)。

 黄色の帯は、東京湾の難所・浦賀水道航路(幅1,400m、長さ14,8km)です。 

よろしかったら「続き」をお読みください。

1,SS ★CIMG8803.jpg
7:00 保田港出港
この時刻はまだ港内に多くのヨットが・・・(右側のマストでその数がわかる)。 
 今朝は曇天。南の風弱く凪状態。
2,SS ★CIMG8814.jpg
今では貴重な木造ヨット・ケッチ(2本マスト)。 1日目から同行の僚船3艇のうちの1艇。
僚船は、万が一の時の「助け舟」になる。 
往路は房総半島沿岸、帰路は神奈川県側を航行する。 
3,SS ★CIMG8820.jpg 大型タンカーが浦賀水道航路に向かって航行 
4,SS ★CIMG8822.jpg 大型LNG運搬船 
掲げているフラッグからインドネシア船らしい。
5,SS ★CIMG8823.jpg 我々は、誘導のタグボートに無線連絡して了解を取り、本船の後部を航行する。 
6,SS ★CIMG8824.jpg
浦賀水道に入る直前なので船足は遅い。
航路内は「12ノット以下で航行すること」という規則がある。
したがって曳き波は弱い。 
7,SS ★CIMG8800.JPG
浦賀水道航路ぎりぎりの境界で釣り船の集団に出会う。
きょうは釣れない日らしい。 
8,SS ★CIMG8827.jpg 釣り船にもセール(帆)がある。これをスパンカーという。
これは風上に船首を向けて安定させるため。 
きょうは風がないから役立たない。 
9,SS ★CIMG8830.jpg
左の白い塔が観音崎灯台。 右に見える白い塔は東京マーチス。
東京マーチスは、東京湾を航行するすべての船をコントロールする管制タワーである 。
航路を横切るとき、私たちはここに無線連絡して指示を仰ぐ時もある。 
10,SS ★CIMG8834.jpg
走水(はしりみず)漁港 。丘の上は防衛大学校。
防大ヨット部のフリートがこの港の一角にある。 
倭建命(やまとたけるのみこと)は東征の折に、
ここ走水から船で房総半島に向かおうとしたとき海が大荒れ。
弟橘姫(おとたちばなひめ)が海に身を投げて静め、
一行を無事に木更津(千葉県側)に渡した、という伝説がある。
11,SS ★CIMG8837.jpg
ちかごろは観光名所になっている無人島・猿島 。
むかしは砲台があった。 
12,SS ★CIMG8841p.jpg
八景島沖合3マイル付近で操業する底曳き網漁船。
曳いているロープが見えにくくとも 船上の形象物で操業中と解ります。
中央門型の支柱上方の砂時計型の物体がそれです。
拡大すると下図のようなものです。 
 tudumi[1].gif
操業中の意を表す形象物 
13,SS ★CIMG8844.jpg AM10:02  友人が発見された海域に到着。
長音一発と同時にバウ(船首)からお神酒を撒き
しばし、全員で黙祷。
14,SS ★CIMG8845.jpg 
友人H氏は、プレジャーボートで釣りの帰路落水事故に遭う。
何日か行方不明の後、この付近で発見された。
セーリングは、山と同様危険と隣り合わせのスポーツ。
昨年も浦安沖でレース中に
同世代のセーラーが亡くなった。 
15,SS ★CIMG8846.jpg
曇天の羽田空港沖。ヨットには最悪の凪 。
一番新しい滑走路は、ご覧のように多摩川に打込まれたチタン鋼パイプの上に作られている。 
16,SS ★CIMG8848.jpg
JAL機の離陸  

17,SS ★CIMG8849.jpg
 若洲にちかづくと遊覧船が・・・。
18,SS ★CIMG8851.jpg
東京港第三航路をまたぐ「東京ゲートブリッジ」(別名 恐竜橋) 
海上をまたぐ距離1,618mは、横浜ベイブリッジやレインボウブリッジの約2倍。
大型船が航行できる桁下の高さが54.6mと巨大。 
  
19,SS ★CIMG8855.jpg
スカイツリーが近づく。手前のチムニーは、江東区の焼却場。 
 その右手前方は
20,SS ★CIMG8856.jpg
東京ディズニーランド
左手の建物は、そのホテル群。 
この手前ではディンギーの練習が・・・ 
21,SS ★CIMG8861.jpg
若洲ヨット訓練所のディンギー練習海域
10月5日は、ここで開催されるミキハウス カップの本部艇を務めることになっている。 
22,SS ★CIMG8865.jpg
ホームポートに戻るTYC(東京ヨットクラブ)所属船 
23,SS ★CIMG8867.jpg 
南砂水門
ここをくぐったすぐ左側にTYCのマリーナはある。 
24,SS ★CIMG8868.jpg
13:55帰着
逆光で黒ずんでいるが、このコンクリート柵の内側がマリーナ。 
以上で、クルージング2日間の旅を終えます。
[サッカー] 
週末の登山は天候悪しきため延期となりました。
ちがう暇つぶしを考えないと・・・。 

タグ:セーリング
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コメント 3

谷津ひろ

 二日間にわたる東京湾ヨットの旅、有難うございました。
天候にも恵まれ良かったですね。

 出港から順路に従って、説明付きの写真で周辺の景色が楽しめ、臨場感もあり 実際にヨットで旅をしているようでした。

 普段 陸上ばかりの生活で、海上の また 海上からの景色は新鮮で新しい発見をしたようで、嬉しくなりました。
 有難うございました。
by 谷津ひろ (2014-09-21 08:01) 

YUTAじい

おはようございます。
ご訪問、nice! ありがとうございます。
by YUTAじい (2014-09-24 08:13) 

ぼんぼちぼちぼち

突然の悲しい別れは一生忘れることができやせんね。
あっしも飼っていた猫が死んだときは悲しさのあまり魂が抜けてしまったようになりやした。
by ぼんぼちぼちぼち (2014-09-24 19:50) 

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