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「葉見ず花見ず」が脚光を浴びる季節 [花と心象]

明日から秋の彼岸です。

タイトルの「葉見ず、花見ず」は曼珠沙華(マンジュシャゲ)の別名です。

SIMG_3854.jpg

9.16撮影


なぜこんな名前がついたかというと
花を観るときに葉がない、
葉が出た時には花がないからです。

ヒガンバナの葉1.jpg

これが葉っぱ。葉が出た時には、もう花はない。


このほか、この花にはいろんな呼び名がありますね。

彼岸に咲くからヒガンバナは、みなさんよくご存じのこと。

まだあります。

死人花、幽霊花、捨て子花など不吉なイメージの別名もあります。


S091 .jpg

高麗の巾着田に劣らぬ八千代市の公園(9.16撮影)


マンジュシャゲはなぜ一斉に咲くのかと

不思議がる人がおりますが、これはクローンだからです。

この花は不稔(種子ができない)です。


ちょっと専門的な言葉でいいますと

染色体のまとまりが三倍体だから種子ができないのです。


したがってマンジュシャゲは
球根が分かれて増えてゆきます。

田圃のあぜ道、お墓、川の土手など全国どこでも見受けられますが

球根が一人歩きするのでしょうか?


印と、答えは続き欄に記します。

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タグ:彼岸花
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