房総の鋸山

鋸山（のこぎりやま）は全国にいくつかあります。
関東では、奥多摩の氷川にもあります（標高1,109m）。
このたび訪れた山は地元の千葉県にある鋸山(329m)です。
水墨画の研修旅行で訪れました。
 

昔江戸城の石垣に使われた切り出し跡が今も残ります。

切り出しのあとに彫られた巨大な観音様
これを２０分でスケッチしました。

人間は長く生きておりますと
皺が増えます。
石でできた羅漢様は長く風雪にさらされるとどのようになるか？
答えはつづきに・・・。

岩肌に張りつく五百羅漢のなかからいくつかをご紹介。

衣の襞が流れるように風化した観音様

洞穴に入っていても風化は避けられない

フグのシラコのように風化してしまっている。

ユーモアたっぷりの羅漢様

羅漢様は、人間と違って皺がなくなることに気づきました。
 人も長く生きていますと角が取れて心が丸くなるものです。

この世で不義理をしたり、角がとれないまま鬼籍に入る方は、
墓石（三段墓の竿石）の角を削って（面取りして）あります。
あの世では「丸くなってね」と遺族の願いが込められているんです。
長く生きてますといろんなことを知ります。

タグ：山

コメント 4

鋸山は、行って見たいところですが、
まだないです、、。
見晴らし大部分がえぐれていて、怖いですね。
by なんだかなぁ〜!! 横 濱男 (2015-10-21 07:02) 

観音様が何とも素晴らしい、それと五百羅漢も微笑ましいお顔ですね。
by 馬爺 (2015-10-21 11:52) 

こんばんは！
ご訪問およびコメントありがとうございます(^^♪
こちらこそよろしくお願いします．
房総の鋸山は，一度だけ登ったことがあります．
こんなにたくさんの石像があるのは覚えていませんでした(><)
久里浜から金谷までフェリー遊覧したりするので，
年に何度かは下から見上げてはいるのですけど．．(^^;
by らる (2015-10-30 22:14) 

　今まで写真でも見たことが無い風景。日本にもこんな絶景があったんですね。
by beny (2015-11-20 11:03)