今夏の朝顔づくり ⑥浮世絵・錦絵のなかの朝顔 (おまけつきです) [マイ・アサガオ'15]
豊原国周作「花揃い美人くらべ」大判錦絵3枚続きのうちの1枚
(歴博所蔵品より抜粋)
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一昨日やっと小鉢移植が終了。
根が十分な力を持つまでしばしゆとりができる。
気分転換にセーリングに出ようとヨット仲間から誘いを受けたけれど
体調を考え自嘲。
かわりのひまつぶしに
マネジメントの父とも呼ばれた経済学者ドラッカーのコレクション
「珠玉の水墨画展」に行く。
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ひととおり見た後、常設館に足を運んだところ
朝顔を描いた浮世絵2点に出会った。
写真撮影が禁止なので以下文字でご紹介。
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ひとつは寛政年間に描かれた喜多川歌麿の
「朝顔を持つ美人図」=絹本着色の掛け軸。
一輪の朝顔を持った美女が、子守の背中にいる童子に
「坊や、この花あげようか?」と言っているような姿図。
この花柄をみると日本に渡来した当時の原種といわれる
北京天壇か東京古型(青並葉青丸咲) のようだ。
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※上図は、今回見た絵と関係なし。
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もう一つは鳥文斎栄之の「朝顔美人図」=絹本着色 掛け軸。
これは枝垂れ朝顔の下で涼んでいる美人画。
この花も前述と同じ種類のようだ。
ここで気づいたのは、現代の枝垂れではなく
巻き上がる普通の朝顔を「釣り忍」のような舟形鉢に植え、
軒から吊るしているようだ。
自分もこの技法をよく使うが結構楽しめる。
たしかいまの枝垂れはずっと後になってから創られたと記憶している。
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つぎに朝顔の美人画2点を・・・。
豊原国周 「花揃い美人くらべ」
三代歌川豊国「今様三十二相・よねんなき相」
注:この花は、変化朝顔ではない。朝顔の花びらを重ねることに余念なさそうという絵。
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浮世絵・錦絵に変化朝顔は少ないが 、
普通の朝顔の絵は、自分の知る範囲でも結構ある。
喜多川歌麿『娘日時計 辰の刻』、歌川国芳の『加賀千代女』
中村芳中『鶏頭に朝顔図』江戸時代中期 絹本着色 細見美術館蔵
立林何帠『玉蜀黍に朝顔図』 同上 同上 出光美術館蔵
方祝『鶏頭に玉蜀黍朝顔図』 同上 同上 個人蔵
など夏の涼を誘う絵は当時多く描かれたようだ。
普通の朝顔の絵は、自分の知る範囲でも結構ある。
喜多川歌麿『娘日時計 辰の刻』、歌川国芳の『加賀千代女』
中村芳中『鶏頭に朝顔図』江戸時代中期 絹本着色 細見美術館蔵
立林何帠『玉蜀黍に朝顔図』 同上 同上 出光美術館蔵
方祝『鶏頭に玉蜀黍朝顔図』 同上 同上 個人蔵
など夏の涼を誘う絵は当時多く描かれたようだ。
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※上記写真の出典:国立歴史博物館所蔵品「伝統の朝顔」 より
さて、表題にある「おまけ付き」とは、朝顔とはまったく関係ありませんが
拙いblogにアクセスしてくれた方に感謝を込めてプレゼントです。
続き欄をお読みください。
続きのおまけとは、以下のディンギーヨットを無償でお譲りします。
これは、ヤマハのシーマーチンというディンギーです。
現在千葉市の稲毛ヨットハーバーに陸置きしておりますが
乗り手がいなくなったのでお譲りします。
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但し、引き取りにかかる費用は自己負担でお願いいたします。
[スペック]
全長3.96m(重量約65k)
スループ艇
定員2名
安定感のある設計で初心者向きです。
これからセーリングの季節です。どうぞご希望の方は
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タグ:アサガオ
写真の処理によるせいか、最初模型かと思ってしまいましたよ。
これは大きなプレゼントですね〜
ま、私にはとても無理ですが。^^;
by まっちゃん (2015-06-01 08:58)