花売り娘　：気まぐれ日記：SSブログ

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花売り娘　　[花と心象] [編集]

きょうのブログには、写真がありません。

載せたいのですが個人情報の漏えいで失礼にあたると思うからです。

きょうは、千葉市の美しい花売り娘のおはなしです。

ご興味がありましたら続き欄をお開きください。

◆◆◆

　「花売り娘」ということばを聞くと、ぼくはすぐチャップリンの無声映画『街の灯』に出てくる女性を思い出す。
この映画の影響か「花売り娘」とは、あまり美人ではない女性で、どことなく寂しさ、悲しさを背負う女の子を連想してしまう。しかし、千葉市花見川区にある検見川神社脇の園芸店「八坂園」の花売り娘はちがう。めちゃくちゃ美人で、明るくて心優しい、商売っ気のない女の子なのだ。
　うちの娘よりもだいぶ若いがじつにしっかりしていて、どんな質問にも的確に即答できる(花の)知識を持っている。
　どうも店主らしい。というのは、何回も立ち寄っているのにいつもこの女の子だけなのだ。
　八坂園は、ちかごろはやりのホームセンターとちがい、昔ながらの自宅庭先で展開している。だから買い手と売り手がじっくりと花についての会話ができる。
　ぼくは朝顔づくりが趣味なので、この花屋さんにときどき立ち寄っては、化成肥料を買ったり、花栽培の技術的アドバイスをこの娘さんからうけている。きょうは朝顔の種子を取った後の土の処理方法を教わった。
　商売っ気がないと記したが、ある夏の日、鉢のなかの土の水分蒸発を防ぐため水苔を買おうとした。すると彼女は「在庫はありますが道端にいくらでも生えていますよ」とこともなげに言う。このひとことに娘さんの人柄を知り、好きになってしまった。
「前回名刺をもらったので当園のホームページを開いてみたよ。すごく控えめなブログだね、もっとパッとやってもいいんじゃない」というと彼女は「それはできません。控えめでいいんです」と応える。ますます好きになった。
　ちかくの人は立ち寄ってみるがいい。庭一面、めずらしい花の鉢が置いてあるので眺めるのも良し、かわいい花売り娘さんと会話するのも良し。ただし、この園芸店、拝観料は取らないけれど、何も買わない人は拝顔料を忘れないでほしい。一隅を照らす花売り娘を知ってほしくてブログに掲載してみた。

関連：まずは「千葉の八坂園」で検索してみてください。

次回は、金魚の出目金に似た珍しい出目鯉の写真を掲載します。

タグ：花や

2015-11-05 23:16 nice!(64) コメント(9) トラックバック(0)
共通テーマ：日記・雑感

nice! 64

明るく楽しそうな花屋さんですね。
by なんだかなぁ〜!! 横濱男 (2015-11-06 08:59)

おはようございます。

ガーデニングブームで花を扱うお店やホームセンターが
多くなりましたが、どれだけ知識があるのか疑問です。
花の知識があって会話の出来る花屋さんは貴重ですね、
ブログ見ましたが控えめですね、内容を見ると安心感があります。
近ければ行ってみたいですね。

by escape (2015-11-06 10:23)

家が近くでしたらすぐにでも行きたくなるようなお話ですね
素敵な花やさんに会えて幸せですね　明るい話題にナイスです
by きんれん花 (2015-11-06 14:44)

千葉の八坂園で検索してみました。
品のあるブログですね^^

映画、街の灯は大好きです。
by リュカ (2015-11-06 22:11)

こんにちは＾＾
私も近かったらお寄りしてみたいと思いました。
控えめな方は誠実な感じがしていいですね♪
by いろは (2015-11-07 14:14)

素晴らしい花売り娘ですね。客との対応が本当に自然で明るいように見受けられました。私もすっかりファンになりそう・・・近頃滅多にない良いお話をどうもありがとうございます。
by 般若坊 (2015-11-07 16:11)

escapeさん
　大型園芸店は品揃え豊富ですが、花の育て方について質問しても専門知識がない店員さんが多いですね。八坂園さんは、先代から花一本でやってますから、知識の蓄積があるんでしょうね。加えてここには売り手と買い手のこころのキャッチボールがあるんです。
by 暁烏　英（あけがらす　ひで） (2015-11-07 16:53)