SSブログ

気づきのない人 その1 子供自慢 [長く生きてりゃ・・・]

ロシア系日本人のオーボラ・カチンクル・ジマンスキーさんをご存知ですか?

きっとあなたのお近くにもいるのでは・・・?。

きょうは、この方について記したいと思います。 

大ホラつきで・(聞く側は)カチンと来る自慢好きの人です。

SS河童釣り天狗を引く之図-3.jpg

河童、釣り天狗を曳く之図(自慢屋はいつか水中へ没する)

自分のblog更新は、週一くらいですが、

きょうからは、あまり間をおかず掲載します。

拙文が長すぎるからです。

全部で1~9話まであります。

第一話は1~3を載せます。

では続き欄に・・・。
 

気まぐれ日記

「気づき」のない人を気の毒に思う

人を観察していると、(本人が気づかぬまま)周囲の者に

不愉快な思いをさせている人がけっこう多い。

「他人のふりを見てわがふり・・」に気を配りたいものだ。

結論からいうと、この人たちに共通するキーワードは「自慢屋」で一致する。

自慢には、子供自慢、孫自慢、亭主・女房自慢、家系自慢(先祖自慢)、

仕事(会社)自慢と役職自慢、金持ち自慢、学歴自慢、

博識自慢(衒学)、趣味自慢、酒豪自慢、など結構多い。

許される範囲のものでは、孫自慢くらいか・・・。 

★SS我が子自慢-3.jpg

1、子供自慢

 とくに若いご婦人で専業主婦に多い。

誰かれ構わず「うちの子はね・・・」から会話を始める。

独身女性や子供ができない女性には、むかつく発言である。

「学校のテストでね・・・まだ小学一年生なのにうちの子は100点取ったんです」

馬っ鹿じゃなかろか。

小学一年生は、そのほとんどが100点を取れる程度のテストしかやらない。

心の中で「おたくのお子さんだけじゃなく、みんな100点ですよ」

と言いたいが、大人は嘘がお上手。

「あ~ら、そうなの、お利口さんね」

と心にもないことを言って相手を喜ばせる。

腹の中では、「馬鹿な女ね」と冷笑を浴びせている。

しかし、自慢屋は、これに気づかない。

子供が中学生くらいになると、

「お宅のお子さんは、どちらの学校に行ってらっしゃるの?」

と、いろんな人に問いかける婦人もいる。

一見他意のない質問のようだが、

本音は「うちの子は、レベルの高い進学校に通っているの」

と言いたくてうずうずしている。

質問を受ける側には、出来の悪い子を持つ親もいるわけで、

心が傷つくのだ。絶対に言ってはならないことなのだが・・・・。


2、家系(先祖)自慢

維新から140数年も経っているのに

「うちは禅宗なんだ。武家の家系だからネ」などと、

さりげなく自慢する人がいる。

私は、士農工商の一番上の階層なんだと自慢したいのだろうか。

時代錯誤も甚だしい。

また檀家制度の歴史を知っている者にとっては、素直には受け入れられない。

禅宗信徒は武家出身ばかりじゃないのだ。

江戸時代以前から続く家柄ならばともかく、

寺請制度が確立した寛永十一年(1671年)以降、武士・町民・農民など階級を問わず

民衆は原則として特定の仏教寺院に属することが義務付けられたから、

武士とは限らないのである。

家系図が残っていたとしても江戸時代末期には、

家系図を売る商売もあったから信憑性は薄い。


 

また「うちは、むかし大地主でね。家から駅までの約四キロ、

すべてうちの土地だったから他人様はうちの土地を通らずには

駅まで行けなかったんだ」などと大口をたたく者がいる。

これも鼻摘みである。

しかも、この手の自慢屋はどういうわけか多い。

聞く側は、いちいち昔の公図を取り寄せ

その話が本当かどうか確かめる者はいない。

だからこれを見越して自慢するのだろう。

農地解放で失ったからか、

事業に失敗して今はただの人になったのだろうか。

どんな理由にせよ、人前でいうものではない。

過去は過去だ。

「で、いまはどうなの?」

と思わず言い返したくなる。

自慢屋のはなしを聞いている人も

かれのいう「他人様」のひとりだ。

「うちの土地を通る他人様」のなかに含まれる。

よって腹が立つ。

「だから何だっていうんだよ。いまのおまえに自慢するものはないのか!」

と言いたくもなる。

「おれの先祖にこんな偉いのがいたんだ」

と自慢する人も同じようなものだ。

自家を権威づけたいようだが、裏返せば、

己のいまの「至らなさ」を晒しているにすぎない。

3、健康自慢

観光地の土産屋の前などでよくみる光景だが、

店員に向かって「おねえちゃん、俺いくつに見える?」なんて訊く老人がいる。

これも前述と同じ類で若さを自慢したいがための質問である。

見苦しい。

「若いですね」と言ってもらいたい。おねだりの強要である。

こんな同世代の老人に対してわたしは、

見かけの年齢が65歳くらいだったら、

「75歳くらいに見えますが・・・」と10歳くらい多く応えるのである。

質問した相手は、予期せぬ返答にうつむいてしまう。

(人間古希を超えると意地悪爺さんになるのである)

[サッカー]

つづく

次回以降は

                4、仕事自慢と役職自慢

  5、成金自慢

  6、学歴自慢、

      7、博識自慢(衒学)

 8、趣味自慢

 9、酒豪自慢

◆身近なところで見たわたし個人の心象ですので、

なかにはお気に障る方もいらっしゃるかと思いますが、ご勘弁を・・・・。


 


タグ:人間関係
nice!(53)  コメント(13)  トラックバック(0) 
共通テーマ:日記・雑感

nice! 53

コメント 13

森田惠子

昨日、うちの娘は・・・という自慢話を聞いたばかりで、思わず苦笑!
「そうですか、就職氷河期にがんばられて、今も(財閥系の会社で)働いているなんて素晴らしいお嬢さんですね」
by 森田惠子 (2016-11-15 13:17) 

いろは

こんにちは^^
「人の振り見て我が振り直せ」でしょうか...。
本当に自信がある人は、あまり自慢はしないと言いますね^^
by いろは (2016-11-15 16:55) 

CountryBoy

お久しぶりです。
何とか頑張って行きたいと考えて居ます。
此れからも宜しくお願い致します。
by CountryBoy (2016-11-15 18:26) 

ゆきち

とても楽しく読ませていただきました(^◇^)
もし10番目に「ペット自慢」があったら、私も相当な鼻つまみ者かもしれません^^;
気を付けたいと思います。
by ゆきち (2016-11-15 19:58) 

mimimomo

こんばんは^^
最初の>オーボラ・カチンクル・ジマンスキー<の意味を読み取れなくて・・・(^0^
笑っているばかりでなく・・・気を付けないとね。実際身の回りにもいますから・・・
by mimimomo (2016-11-15 20:00) 

DANKAI_Gen

ありもしないことを先に口に出して優位性を確保するのは、この競争社会では非常に簡単で有効なものらしい。
それが面白おかしく描かれているのでおかしくなった。次回以降も楽しみだ。
by DANKAI_Gen (2016-11-15 21:32) 

ぽちの輔

続編が楽しみです^^
by ぽちの輔 (2016-11-16 07:40) 

暁烏 英(あけがらす ひで)

DANKAI_Genさん
 おっしゃるとおりです。近頃は根拠のない情報を喧伝し、人心を煽って勝つ手法がまかり通っていますね。
 国際政治では、イラク戦争介入時にとった米英政府の嘘。ここ1年では英国のEU離脱派のうそデータ喧伝。米国次期大統領トランプ陣営がとった戦略etc.多いですねえ。 わたしたちは真実を見極める目を養いたいものです。


by 暁烏 英(あけがらす ひで) (2016-11-16 09:29) 

green_blue_sky

自慢話は大好き(^_^;)
でも嘘はつかない~
by green_blue_sky (2016-11-16 18:12) 

Jetstream

気まぐれ日記、面白いです。
そういえば周りに結構います。 まったく同感です。 少しでもあれば自戒しましょう、我が身にも。
by Jetstream (2016-11-16 22:18) 

馬爺

自慢話は孫達の可愛い話は他愛無くて聴いていてもなんとも思いません。
by 馬爺 (2016-11-17 06:43) 

yoko-minato

健康自慢ですか!
私にはとてもうらやましく
感じてしまいますね。
かくいう私も病気自慢にならないようにと
気を付けています。
あくまで現実を受け入れて自分らしく
生きたいと・・・

by yoko-minato (2016-11-17 17:46) 

リュカ

こういうの読むの楽しいです!
思い当たることは・・・猫仲間と集まってうちの猫の子自慢かしら(笑)
たいてい猫の自慢って、ヘンなクセとかを語るんですけどね^^;
by リュカ (2016-11-21 10:34) 

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:[必須]
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

Facebook コメント

トラックバック 0