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高倉健さんの一周忌に・・・。 [人生とは死ぬまでの暇つぶし?]

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高倉健さんが鬼籍に入って1年が経ちました。

それを記念して健さんの映画があちこちで上映されています。

大フアンのひとりであったわたしもここ数日、彼の映画にどっぷりと浸かっています。

昨日は昼夜2本立てで観ました。映画とわたしの関係をちょっとご披露します。

◆◆◆

               Shion’s Private Cinema
                            2015.11.13
 今春から、古い友人に誘われてShion’s Private Cinemaというミニ映写会に通っている。映画好きのSさんが選んだ名画を鑑賞する会である。観客はSさんの友人だけに限られているから多くても10人ほど。月に2回程度開かれる。 
 街の映画館や地方自治体が企画した映画と違って、上映前に俳優と見まごう容姿のSさんが、その映画の出来るまでの背景や、作られたころの社会情勢、監督のネライやこだわり、監督と女優の裏話、俳優のエピソードなどを詳しく解説してくれる。その解説ぶりは、故淀川長治さんに勝るとも劣らぬ本職の域である。
 きょうは、高倉健さんの一周忌に寄せて倉本聰脚本、降旗康男監督の東映作品『冬の華』を鑑賞した。Sさんは言う。「ほんとうは『あなたへ』を上映しようと思ったが、あの映画のなかで長い刑務所の廊下を歩く姿が、健さんのそれまでの力強いイメージと違うので、きょうは溌剌としていたころの映画を選んだ」と述べた。ベストな選択であると感心する。
 
 ヤクザ渡世の義理で同じ世界の男を刺殺する羽目となった主人公のヒデ(高倉健)が、殺めた男の幼い娘のことを気にかけ、叔父と偽って刑務所から文通しながら彼女の成長を見守るという筋書きである。切った、張った、のヤクザ映画とちょっと趣を異にした哀愁にみちた内容だ。このヤクザ映画にチャイコフスキーの音楽やクロード・チアリの曲が流れているがまったく違和感がない。倉本聰らしい演出だ。
 高倉健の大フアンなので、この作品は初めて見たわけではないが何度見てもアドレナリンが満ちてくる。一昨日も追悼番組『海峡』を見、今夜家に帰ってからは、『八甲田山死の彷徨』を観た。このところ健さんの映画漬けである。
  
 このほか今年Shion’s Private Cinemaで鑑賞した映画は次のようなものだ。
ラウンド・ミッドナイト、シャイニング、イージーライダー、アメリ、禁じられた遊び、アラビアのロレンス、レオン、太陽がいっぱい、ミツバチのささやき、突然炎のように、勝手にしやがれ、明日に向かって撃て、死刑台のエレベーター、俺たちに明日はない、欲望・・・。 
 映画好きの自分にとってはまさに至福の時である。このほか街の映画館にも通っているので、年間を通すと30本を超す。いままでブログで映画と音楽に触れたことはないが、このふたつも趣味のうちである。
 
 若いころの自分は、健さんの映画を観た後、感情移入が激しく肩で風を切って街中を闊歩したものだが、歳をとってしまった今日は、映画の余韻冷めやらぬ時間帯に視聴仲間とカラオケ店に入る。
 

                         [るんるん] 義理に死んでく人もある 
                             金に負けてく人もある 
                            いくら真心尽くしても 
                             信じられずに諦めた 
                            恋は幾たびあったやら

 演歌は得意ではないが、映画のなかの健さんを忍び、博多の中州で覚えた「ネオン川」を選びマイクを取った。

                               [サッカー]

 次回は、日フィル(日本フィル交響楽団)の合唱団に入っていたころの拙文を紹介してみたい。


タグ:映画
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Hide

ネオン川・・・バーブ佐竹、昔は良く歌いました、いい歌です!
by Hide (2015-11-15 19:55) 

馬爺

懐かしい歌、でも私も先日ザ・ピーナッツを見た時は懐かしさでいっぱいでしたね、ファンでしたからね。
by 馬爺 (2015-11-16 18:17) 

U3

これ見ました。健さんも格好良かったけれど、池上季実子可愛かったなぁ。
by U3 (2015-11-19 22:15) 

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