人間のエゴはいたるところに・・・。 [花と心象]
県展の疲れをとるため
今週は読書と、近所の花木を鑑賞したりする毎日だった。
特に目に留まったのは、たくさんの実をつけた桑の木。
生い茂った桑の木
養蚕が盛んなころは、手入れが行き届いて
桑畑の木の丈は、せいぜい2m3m。
今は、その木が放置されている為、伸び放題となっているところが大半。
丈は5.6mにもなっている。
桑畑の木の丈は、せいぜい2m3m。
今は、その木が放置されている為、伸び放題となっているところが大半。
丈は5.6mにもなっている。
で、現在、桑の恵みを食べているのは蚕じゃない。人間である。
葉っぱは食べないがジャムにするらしい。
どこから湧いたのか、おばさんたちが
バーゲンセールのように群がり枝にしがみついている。
葉っぱは食べないがジャムにするらしい。
どこから湧いたのか、おばさんたちが
バーゲンセールのように群がり枝にしがみついている。
人間は桑の実を食べても何も産み出さないが
桑の葉を食べて育つ蚕は美しい絹糸を創る。
養蚕の歴史は古い。
古墳時代の末期にそのルーツがあるらしい。
天皇家も代々養蚕を行っている。
歴代の皇后陛下が皇居の中にある「紅葉山御養蚕所」で
養蚕を行っていて、
ここで作られた衣で宮中行事のお召し物や、
外国への贈り物にされているとのこと。
当然、新皇后陛下雅子さまもこの伝統行事「皇后御親蚕」を
引き継ぐことと思われる。
歴代の皇后陛下が皇居の中にある「紅葉山御養蚕所」で
養蚕を行っていて、
ここで作られた衣で宮中行事のお召し物や、
外国への贈り物にされているとのこと。
当然、新皇后陛下雅子さまもこの伝統行事「皇后御親蚕」を
引き継ぐことと思われる。
しかし、幼虫時代はせっせと桑の葉を食べるが、
成虫(蛾)になると物を食べる口がない。
口がないから水も飲まない。
ではどうして生きるのかと調べたら、口だけでなく羽まで退化していて、
飲まず食わずで1.2日で死んじゃうんだそうだ。
成虫(蛾)になると物を食べる口がない。
口がないから水も飲まない。
ではどうして生きるのかと調べたら、口だけでなく羽まで退化していて、
飲まず食わずで1.2日で死んじゃうんだそうだ。
当然、自然界では生きられない。
気の毒ったらありゃしない。
気の毒ったらありゃしない。
動物なんだから、どうして子孫を残すのかと調べたら、
生きてる1.2日の間に交尾してポックリ。
こりゃあんまりだあ!!
改良してきた人間のエゴに唖然!。
生きてる1.2日の間に交尾してポックリ。
こりゃあんまりだあ!!
改良してきた人間のエゴに唖然!。
似て非なるものではあるが植物にもたくさんある。
美しい花を咲かせるために
自然界にはない色の花を作り出したり
人間の口に合った野菜や果物を「改良」という名で
勝手に変えてしまうやりかただ。
自分が育ててきた「変化朝顔」もそのひとつである。
美しい花を咲かせるために
自然界にはない色の花を作り出したり
人間の口に合った野菜や果物を「改良」という名で
勝手に変えてしまうやりかただ。
自分が育ててきた「変化朝顔」もそのひとつである。
変化朝顔の苗は、花弁だけでなく本葉も変わっている。
雄しべも雌しべもない朝顔、本葉は巻込柳葉
雄しべはあるが雌しべがない変化朝顔
花は咲けども種ができない。
ではどうして種の保存ができるのか?
雄しべや雌しべがあっても受粉ができない。
これは数年前のブログで詳しく述べたからここでは省くけれどれも
一種のエゴだ。
変わった花弁の朝顔だからと、
苗のうちに変化している苗だけを選び、通常の苗は捨ててしまう。※
人間のエゴは、動植物に気の毒な思いをさせている。ではどうして種の保存ができるのか?
雄しべや雌しべがあっても受粉ができない。
これは数年前のブログで詳しく述べたからここでは省くけれどれも
一種のエゴだ。
変わった花弁の朝顔だからと、
苗のうちに変化している苗だけを選び、通常の苗は捨ててしまう。※
天罰を受けるかもしれない。
※私は通常の苗(親木)を捨てずに友人知人に分け与えている。
タグ:花