冬の遊園地 [人生とは死ぬまでの暇つぶし?]
遊園地は、言うまでもなく子供の遊び場である。
幼子が黄色い声を張り上げて遊ぶ姿は、
ほほえましい。
しかし、冬の遊園地は、訪れる人がまばらでちょっと寂しい。
喜んでいるのは、園内の動物たちだ。
「おう!珍しく客が来た、いらっしゃいませ~」
客が来ない時は、のんびりと日向ぼっこ
この時季の遊園地は普段気にもかけない光景を見ることができる。
今回も新しい発見があった。
こちらもお昼寝中(ドイツのブタ)
「ガキはうるさくてヤダねえ」と言っているかのよう。
動きの鈍いモルモットの三者会談。
「いまの若いもんは意気地がないね~」・・・
それもそのはず
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ここは老いたモルモットのゲージの中なのだ。
ポニーも立ったまま寝ている。
近寄ってみれば
これもご老体
瞑想するポニー
老いた動物に優しい遊園地である。
自分と似たような仲間がいっぱいだ。
へんに共感する。
NHKのチコちゃんに逆らうわけじゃないけれど
ぼーっと生きているのもいいもんじゃないかな、と考えた。
◆
丘陵地に足を向けると
あれまあ! 黄色いくちばしのカラスがあちこちに
この光景は、今の季節にしか見れない。
なぜか?
答えはミカン畑があるから。
野生のカラスたちにも気を配ってこうしているのだろうか?
落ちているたくさんのみかんを一個ずつ口にくわえてどこかに運んでいるのだ。
動物だけに優しい遊園地かと思いきや
人間の年寄りにも優しい遊園地であることを知る。
それがこの森
その名は
まさか「ジジ捨て山」ではあるまいか?
そうだとしたら「婆捨て山」もどこかにあるかも?
と探したがも見つからなかった。
この森は、木更津出身の俳優千葉真一さんの弟がやっている。
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