梅雨時の虫探し [人生とは死ぬまでの暇つぶし?]
珍しく今日は予定がない。
今年初めてのことだ。
人生は、時に立ち止まることも必要だ!と人は言う。
しかし、自分は分類学上カツオやマグロの仲間なので
立ち止まったら死んでしまう。
本を読もうか、
朝顔に手を付けようか(じつは、種まき時期を逸してしまった)、
絵を描こうかと考えた末、昆虫探しをすることに決めた。
地球上に100万種と、途方もない数で
繁栄している生き物なのにあまり知識がないからだ。
未知の世界は心が躍る。
梅雨時なのでカタツムリくらいはいるだろうと
河原を3時間かけて探し歩く。
最初に出会ったのは、二つ星テントウムシだった。
ススキの葉にとまるフタツボシテントウムシ(ナミテントウムシの仲間)
テントウムシのほとんどは益虫だが、28個の星があるニジュウヤホシテントウムシは、
ナス科の植物を食べるので害虫という。
テントウムシのほとんどは益虫だが、28個の星があるニジュウヤホシテントウムシは、
ナス科の植物を食べるので害虫という。
ただし、これは人間の都合上で、虫の立場で考えれば何を食べようと勝手なのだが・・・・
テントウムシにしてはめずらしく植物食のニジュウヤホシテントウムシ
むしゃむしゃとアブラムシを捕食中のテントウムシ(黄色紋が二つ、ヒメカノコテントウ虫か?)
続いて見つけたのがクモ3種類、
小さすぎて写真に撮れない。
この中のふたつがじつにおもしろかった。
クモの巣を棒で揺らすと、獲物と勘違いしたらしく
奥の方からものすごいスピードで
飛び出してきたのがいると思えば
ちょっと揺らしただけなのに
延々と全身を使って自分の巣を揺らし続けるクモ。
揺らし続けるクモ
こんなのはじめてだあ!とひとり興奮状態。
残念なのは、またもカメラを忘れうまく撮影できない。
このほか、死んだモグラに群がる銀蝿、
ヒルガオの花に飛んできた日本ミツバチ、
生まれたてのオンブバッタ、
目を皿にして探したのにカタツムリは1匹もいなかった。
雨があまり降っていないからだろうか?
河原を探すよりブロック塀周りを探した方が早そうだ。
なぜならかれらは殻を作るために必要なカルシウムを
自然界では石灰岩を食べて摂るけれど場所が限られる。
街中のコンクリートは、身近なごちそうだから・・・。
虫ではないが
キジの雄たけびと鶯の囀りを聴き、
稲の苗が20センチ近く伸びた田んぼに6羽の子連れ
カルガモを見る。
曇り空だったが心はハレの一日。
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