短い秋 [花と心象]
体調を崩した夏の終わりに構想を練り
10月初旬から「これが遺作になるかも」と
描き始めた国際墨画公募展出品作は
約1か月かけて昨日完成しました。
と、いっても今回は白紙の掛け軸に直接描かず和紙に描いたので
軸装で出品するため専門表具店の仕上がりを待たねばならなりません。
一日3時間から7時間筆を動かしている間に
短い秋は終わり木枯らしが吹いてきました。
サトウハチロウの『小さい秋見つけた』ならぬ
短い秋になってしまいましたね。
散歩道の秋景色と墨画の習作を載せます。
河原のススキ
お花見でにぎわった桜堤も今は葉が落ちて見向きもされない。
酷暑の夏の夜に妖艶な花を咲かせたカラスウリも
秋が深まり実は朱に染まっています。
子孫を残そうと交尾中のコカマキリ。寒さで動きが鈍い。
交尾しようと近寄ってきたオスを食べるジョロウグモのメス
次は秋の味覚を描いてみました。
タグ:秋景色
こんにちは^^
お元気で良かったです!
小さい秋を見つけた途端に、初冬になってしまいましたね。
柚子も黄色く色ずいてきました。
我が家でもカミキリの雌が雄を食べているのを見かけました。残酷ですね^^
素晴らしい墨画が出来上がりましたね♪
お疲れ様でした。
10月、色紙掛けに、頂いた「鳥獣戯画」を掛けさせて頂きました。お時間のある時にでもご覧いただけたらと思います。
by いろは (2024-11-10 16:21)
立冬も過ぎましたね、高山での冠雪も、、、。
身も心も、縮む気分に無常を噛みしめるも世ですね。
墨画 素晴らしいですね。
by えんや (2024-11-10 19:07)
今年の気候は温暖化が異様に進んで体調もおかしいですね
私もうまく温度差に対応できなくて喉から風邪を引いて
しまいやっと少し良くなってきました。
気をつけてくださいね
墨絵の濃淡により色がなくても十分美味しそうな植物
生き生きとしていて素敵です
栗のイガがいかにも痛そう
by kiyotan (2024-11-10 20:13)
御腕前。ご回復なにより。
by 夏炉冬扇 (2024-11-10 20:27)
秋が短く、夏から一気に初冬になってしまった感じですね。
by kuwachan (2024-11-11 00:34)
今年は夏が長くて秋と言える季節は
あっという間に初冬に変わりましたね。
でもまたこれから温かくなるとのこと。
体調を崩された中、作品に取りかかれて
素敵な墨画が出来ましたね。
栗、ぶどう、紅葉を思わせるもみじの葉
活き活きと描かれていますね。
by yoko-minato (2024-11-11 05:04)
カラスウリの墨画、習作も素晴らしいです。
体調を崩されたようですが墨画にはみなぎる力強さを感じます。
カマキリだけでなくクモも命がけなんですね。
by シロイルカ (2024-11-11 06:05)
いろはさんへ
数年前お送りした駄作「鳥獣戯画」の色紙を今なお掲げていただきうれしい限りです。
県展に遠路お越しいただいたご縁からこうして長くお付き合いできること大変うれしく思います。向寒の折柄御身大切にお過ごしください。
by 暁烏 英(あけがらす ひで) (2024-11-11 09:54)
えんやさんへ
同感! ちかごろの自然現象や世界の動向を見るにつけ、たしかに身も心も、縮む気分に無常を噛みしめるも世です。
by 暁烏 英(あけがらす ひで) (2024-11-11 09:59)
kiyotanさんへ
毎々のコメントありがとうございます。
墨絵の世界に「墨に五彩あり」という言葉があります。同じ黒でもそれぞれの墨に豊かな色彩が含まれているという意味です。たとえば真っ赤な牡丹を描く場合は濃墨に黄色い花びらなら淡い墨で・・という具合です。
by 暁烏 英(あけがらす ひで) (2024-11-11 10:14)
こんにちは!
何が遺作ですか (`ε´)
まだまだお元気で活躍してください・・・(^-^)!!
by Take-Zee (2024-11-11 10:19)
夏炉冬扇さんへ
年を取ってからの病は、回復するまで時間が長くなるものですね。
夏の盛りは、朝顔づくりやセーリングなど一番忙しい時期なのですが
コロナと、ひどい腰痛で再起不能かと思いましたが、何とか切り抜けました。
by 暁烏 英(あけがらす ひで) (2024-11-11 10:20)
kuwachanさんへ
たしかに不規則な気候で、体がついてゆきませんね。
by 暁烏 英(あけがらす ひで) (2024-11-11 10:23)
yoko-minato さんへ
毎々のコメントありがとうございます。当方は、横須賀のような景勝地ではないのでありふれた田舎の風景だけです。お近くの防衛大学の開校記念祭には、海から(ヨットで)、陸から(電車で)何度も行ってましたが今年はどこにも行けず悶々としています。防大では男子生徒の「棒倒し」に対抗し、今年は女子生徒の「棒引き戦」があるというので行きたかったのですが・・・。
by 暁烏 英(あけがらす ひで) (2024-11-11 10:34)
シロイルカさんへ
過分な賛辞ありがとうございます。
カラスウリの絵、実はこれが今回ひと月かけて描いた「夏の夜に咲くカラスウリの花」の原画1/8を切り取って掲載したものです。夜の花なので、どのように描いたらいいか、試行錯誤を繰り返しました。特に糸のような花弁(和紙の地色)を浮き立たせるために細かい作業で疲れました。塗り直しができないため息を止め描くためか疲れました。
by 暁烏 英(あけがらす ひで) (2024-11-11 11:00)
Take-Zeeさんへ
励まし、ありがとうございます。
いやいやホントに今夏はぶっ倒れる寸前まで体力が落ち込みましたね。
なので、最後の絵と考え、今までより時間をかけ力を振り絞って描いたつもりですが、センスがないためうまく描けずに終わりました。
by 暁烏 英(あけがらす ひで) (2024-11-11 11:06)
こんにちは。
「秋の味覚」を描かれてますが、日本人独特の美意識を感じる作品に仕上がってますね。静物なのに自然や時間の経過を感じさせ深い味わいありです。粒モノ表現が、好感触・素晴らしいです!?(=^・ェ・^=)
by Boss365 (2024-11-12 09:56)
体調ご回復なさってなによりです
これからもご自愛くださいませ
ムラサキツバメはチョウ目・シジミチョウ科…蝶の1種です
まだ数回しか出逢った事がないのです
by ヤッペママ (2024-11-12 17:20)
秋の風景、美しいですね。思い出に、染みます。
by mayu (2024-11-12 19:06)
こんばんは^^
今夏は普通の体力のある人間もかなりダメージを受ける暑さでした。
暁烏さん、倒れずお元気(?)で乗り切られて良かったです^^
カラスウリのお花見事ですね~実物をご覧になったこともおありなんですね。
秋の味覚の墨画も素晴らしいです。
by mm (2024-11-12 19:44)
mmさんへ
カラスウリは、あちこちに生えていますよ。千葉市稲毛区なら総合運動場の東側の雑地、花見川区ならば花見川河畔、若葉区富田町の雑木林にも生えています。昼間その場所を覚えておき、夜に懐中電灯を持って再訪して見ています。花をフラッシュで撮影するか、スケッチすると いいですよ。ただし蚊取り線香をお忘れなく!
by 暁烏 英(あけがらす ひで) (2024-11-12 21:59)
ヤッペママさんへ
教えていただきありがとうございました。
by 暁烏 英(あけがらす ひで) (2024-11-12 22:02)
こんにちは~!
体調を崩されて大変だったのですね
もう完全に元に戻ったのですか。
いつもながらの力作素晴らしいですね。
遺作なんて仰らないでもっともっと頑張ってください。
私、ソネットはやめますがブログはSSブログに
譲渡されてるのでこのまま続けることが出来ます。
今までどおり宜しくお願い致します(^^
by プー太の父 (2024-11-13 08:35)
プータの父さんへ
良かった~!まだお付き合い出来ますね。
心臓がおかしくなってきたので今日は病院に来ています。
by 暁烏 英(あけがらす ひで) (2024-11-13 09:58)
労作が出来上がりましたね。お疲れさまでした。とても素敵な作品ですね。こういう作品大好きです。写真でも似たようなこと挑戦しています。
by JUNKO (2024-11-13 10:58)
カラスウリの墨画、墨の濃淡でここまで表現できるのですね。秋の味覚も見事な出来栄えですが、個人的にはカラスウリが気に入りました。
by いっぷく (2024-11-15 21:35)
いっぷくさんへ
ありがとうございます。カラスウリの絵、実は来年1月下旬から国立新美術館で始まる国際墨画展『美は国境を越えて』への応募作品の部分画なんです。前回(今年の1月)、秋のカラスウリを描き出したので対にしょうと描描きました。
by 暁烏 英(あけがらす ひで) (2024-11-16 09:20)
おはようございます^^
濃淡の黒一色で表す絵は素敵です、じっくり見て気が付きました。
カラスウリの下地は黒なんですか?
白地に描かれたのでしょうか?
蜂も1匹見つけました。
白地に黒の濃淡は分かりますが、黒地に白は難しそう!
かなりのエネルギーを使われて、お体を壊さないでください。
by せつこ (2024-11-17 04:44)
せつこさんへ
お久しぶりです。
この絵は、真っ白な和紙に描いています。白い花は和紙の色です。顔彩は使わず墨だけで描きました。
葉の大きさと向き、花の配置、蕾や実の配置、花の細い線をどう浮き立たせるかなど構図に結構時間を費やしました。白抜き剤を使えば楽なのですが、和紙の厚みがありすぎて紙裏からの黒墨浸透ができなかったため、白抜き剤も使っていません。とくに神経を使ったのは暗闇の絵に遠近感をどう表現するかです。そこで絵の下部にグラデーションを付け立体感を出しました。結構手間がかかりました。
カラスウリの花は夜咲きますから、この蜜を求めて飛んで来るのは蜂ではなく蛾です。実物原画では夜行性のアマガエルも入れてあります。約畳1枚の大きさなので疲れましたね。
by 暁烏 英(あけがらす ひで) (2024-11-17 10:57)
コメントありがとうございました。
カラスウリの黒が気になってました。
どう考えても難しいなぁ~~カラスウリの浮かび上がる白をどんなふうに描いたのか考えてました。
納得の説明ありがとうございました。
by せつこ (2024-11-17 11:37)
素敵な墨画(^_^)v ほんと、秋は短く、もうコタツに火を入れました(^_^;)
by yokomi (2024-12-02 23:35)