その2、発芽と鉢の準備 [マイ・アサガオ ' 21]
種を蒔いた翌日から急に17度と寒くなり発芽が遅れています。
種蒔きは同じ日に行ったにもかかわらず
なぜか発芽した苗床は一つだけです。
何が原因なのか?少し心配です。
そこで今日は鉢の準備として洗浄と消毒をしました。
5.12現在
いつもなら一斉に芽吹くのですがパラパラ不揃い。
他の苗床は、3日めでも芽が出ない。
この2日後、出揃ってきました。
4.14の苗床
ほかの苗床も数本目を出しました。
もう少し待って、出なかったらもう一度蒔きます。
とりあえずやらねばならい小鉢と本鉢の洗浄を行いました。
小鉢1
高圧洗浄後、鉢の内側と裏側をバーナーで焼きます。
前年のカビ菌や、害虫の卵が鉢内外に残っている場合があるためです。
花壇のダンゴムシもこれで退治しています。
小鉢2
素焼きの小鉢では足らないのでビニールポットも使いますが
中が蒸れて根腐れするため、呼吸をする素焼きの小鉢が最適です。
下図は例年使っている陶製の本鉢3種
7号鉢と5号鉢、右のどんぶり状の鉢は、切込みづくり専用鉢。
切込み鉢は支柱不要なので浅鉢。
去年使った名札も洗浄
なにか味気ないブログなので今日は続き蘭に散文を載せます。
昨夜の日記です。
◆◆◆
気まぐれ日記
殿と呼ばれて78年
2021年5月13日
「殿、ご気分はどうですか?」
こう問われると、わたしはいつも「いい気分だ」と応える。
幼いころから自分は殿サマだった。
「殿と呼ばれる高貴な家系とは羨ましい」
こう、言われたことはない。
アハハと上から目線で笑われることの方が多かった。
先週、朝顔の種の仕分け作業を終えた。
作業中、ふと思い出したのが某政党が政権を握った時に行った行政の見直し「仕分け作業」だ。
スーパーコンピューターの予算見直しと称して女性議員は得意げに言った。
「(世界一にならなくとも)二番ではいけないんですか?」と。
科学の分野では、日本が世界の魁(さきがけ=先駆け)であって欲しいのに・・・・。
さて、お気づきのとおりここに書いている殿は、「との」ではなく「しんがり」と読む。
つまり魁の対義語でビリの事だ。
わたしは生まれた時から殿(末っ子)である。そのごも色々な面で殿を務めてきた。
しかし、嫌な思い出はない。晩年になって幸運らしきものが多くなる。
一方、学業が優秀だった同期生は、若い時にめいっぱい頭や体を酷使したせいか、古希以後、次々と亡くなったり重い病気になっている。
誰だったか忘れたがこんなことを言う人がいた。
「人間の寿命は、一升桝のなかの米と同じで限りがある。早く使ってしまえば短期間でなくなってしまうのさ」と。
当方は、体力も才も無いから気張らず、自然体で過ごしてきたためか元気で長生きしている。ありがたい。
小中高校時代の同期会では長年裏方役を務めてきたため同期生から何度も言われていることがある。
「おまえは最後の一人になるまで生きて幹事をやらねばダメだ」
こうなると人生の終焉も殿という宿命の中で生きているような気がする。殿は目立たないが魁の引き立て役として社会に貢献しているのか?
「殿」という字は読み方によって意味が異なる。たとえば神殿や紫宸殿の殿(でん)は帝のような高貴な人が住む館の意。
ここに掲げた殿(しんがり)は、軍事用語で後退する部隊のなかで最後の箇所を担当する部隊のことだ。限られた戦力で敵の追撃を食い止めねばならないので最も危険な任務。だから古来より武芸・人格に優れた武将が大役を務めてきた。歴史上の人物では天文12年、大内軍の撤退のときの毛利元就・降元親子。元亀元年「金ケ崎の戦い」では信長軍の撤退を助けた殿軍池田勝正(木下藤吉郎もこのなかの一武将)など・・・。
当方は、人格劣り無能だが、武芸ならぬ(素人)文藝に興じながら残り少ない余生を楽しんでいる。
タグ:アサガオ
庭、花壇の手入れ大変そうですが、楽しまれているご様子何よりです。
本当に人生なにがあるかわかりませんね。よほど超秀でた方でない限り、どんなことでも限りがあり、程々に自然体で生きていくのがいいです最近感じることです。
最後のフレーズ、ちょっとご謙遜だと思いますが・・私も自分らしく楽しみたいですね。
by Jetstream (2021-05-14 11:40)
これからも人生、楽しまれて下さいでやす。
そして末永くお元気で!
by ぼんぼちぼちぼち (2021-05-14 12:16)
地位名誉というよりも自分の好きな道を歩んで
生きてゆく それがいいですね
自然体 難しいけれど目標
by きよたん (2021-05-14 15:22)
苗作りは一斉の発芽が後の管理もしやすいので、これだけ気温が上がってきても加温器にセットして土中温度を30度ぐらいにしています。
それでも、種の埋め込み深さの違いによってなかなか全部が一斉の出芽は難しいですね。
はやり、植物を育てるのは種から、というところに醍醐味があります。
先陣を切るも殿を務めるのも大変です。
中程がお気楽かと^^
by Baldhead1010 (2021-05-14 16:19)
こんにちは^^
英さんはとても几帳面でいらっしゃいますね。
私は鉢を洗ったりしません。O型なので大雑把なのでしょうか...^^
今日は朝顔に使う用土を買いに行って来ました。
鉢も新しいのを用意しました。
真剣に育ててみようと思います。
英さんは墨絵も素晴らしいですし、ヨットにも乗られるのですよね。文才もおありで、色々な分野でご活躍ですね。これからも楽しくお過ごしになられますように。
by いろは (2021-05-14 17:11)
こんにちは。
「鉢の内側と裏側をバーナー・・・」なる程です。
「ダンゴムシ」バーナーの意外な使い方に気付きました。
文藝に興じられる才能が羨ましいです。
小生も殿(末っ子)、早く駆け抜ける才能なし・・・
穏やかに、セカンドライフを楽しみたいです!?(=^・ェ・^=)
by Boss365 (2021-05-14 22:30)
丁寧なお仕事ぶりですね
by JUNKO (2021-05-14 22:50)
極力、”柳に風” で生きてます。
by 横 濱男 (2021-05-15 07:15)
おはようございます。
心に響きます・・・。
天候が変わり色々と師匠・変化が起きていますねぇ・・・
by YUTAじい (2021-05-15 07:23)
いつもの朝顔栽培スタートですね。
配慮が細かい。
by 夏炉冬扇 (2021-05-15 07:56)
使う鉢高圧洗浄とバーナーできれいに
されるのですね。
確かにそうすればカビや害虫から
守れますね。
凄いと思いました。
by yoko-minato (2021-05-15 08:13)
今晩は~~
うわぁ~~驚きました、こんな立派な仕事 初めて見ました。
ウチはダンゴムシだらけです。
鉢の底にはナメクジもいるから大変です。
by せつこ (2021-05-15 19:24)
「殿」なるほどねぇ~~
知識が豊富で物知りで、学者ですよ♬
by せつこ (2021-05-15 19:35)
おはようございます^^
こんなきっちりしていらしゃるの見ると、心が萎えます。わたくし物凄くずぼら、おおざっぱ、なんでも中庸が良いと頭にも殿にもならない人(><; もっとも兄弟の中では末っ子です( ̄‐ ̄;
by mm (2021-05-16 06:38)
これは全部アサガオの苗ですか
ずいぶんたくさん作られるんですね。
by プー太の父 (2021-05-16 09:51)
コメントしていただいた皆さんへ
自分の好きな言葉に「而今」(じこん又はしこん=禅の言葉=今この一瞬を一生懸命生きる)があります。なので趣味においても疎かにしていません。・・・気持ちだけは、ですが・・・。
by 暁烏 英(あけがらす ひで) (2021-05-16 11:22)
鉢や名札を一年ごとに洗浄しているんですね。私は一度もやったことがありません。水洗いだけではだめなんですね。使った土はどうしていますか?
by michi (2021-05-16 13:16)
michiさん
ご質問にお答えします。本植えの時、住友化学園芸の 殺虫剤 家庭園芸用GFオルトラン粒剤入れていますので害虫は防げますが、わたしは内側、外側を焼いています。水洗いだけですと細菌(植物の病原菌)は死滅しないとおもうからです。
現役時代、院内感染防止器具の開発に携わった折、摂氏100度以上でも死滅しない菌があることを知りましたが、植物ではこれで充分かと思います。
使用した土は、毎年砂袋に入れてうちの山に捨てていましたが、昨年は試験的に全体の半分を(根を除去した後)苦土石灰とともに砂袋に入れて保存しています。すべてを再利用したいところですが、今夏はこれに新しい土を混ぜて使おうと考えています。
by 暁烏 英(あけがらす ひで) (2021-05-16 22:02)
朝顔種まきの季節到来ですね♫
名人英さんの貴重な朝顔に
今年も元気と癒しをいただきたいです(*^_^*)
お身体くれぐれもお気をつけてください
by chiho (2021-05-16 22:14)
朝顔の見事さにいつも感動してしまいますが、これだけの作業をなさるのですね。流石です。
by 風船かずら (2021-05-17 14:20)
購入用土を使用の場合は、土壌の再利用は経済的ですね。
苦土石灰は殺菌作用はほとんどないですので、殺菌用に混ぜるのであれば、消石灰か石灰窒素の方がいいとおもいます。
ただし、強アルカリ性になりますので気をつけてください。
by Baldhead1010 (2021-05-18 10:16)
芽がでるまで楽しみな気分もあり、同時に心配な気持ちにもなりますね。
朝顔ではないけれど、我が家も先日、野菜と花の種を蒔いたので・・・。
「しんがり」という言葉は知ってましたが漢字が「殿」だったとは。
深い意味があることに、なるほどでした。
by Inatimy (2021-05-18 21:28)
おいらの一升升の米粒がどれほど残っているのか分からないが、なお一層大切に使っていかないとと思った。面白い話。
by DANKAI_Gen (2021-05-19 10:43)
鉢もきちんと消毒しないといけないんですね。
初めて知りました(^^;
by 美美 (2021-05-21 17:32)