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オンブバッタとアキアカネ [マイ・アサガオ’18]

遅ればせながら変化朝顔の鉢棚は色とりどり、にぎやかになってきました。

全部を一度に載せる方法もありますが

まずは先日(前々回のブログ)のブログに載せた

正木系の松嶋のその後を載せます。

IMG_7088-2.jpg

上図も下図も同じ幹から出た変化朝顔

上図は、白地にほんのわずか青紫の斑が入っています。

SS★1.jpg

前々回に掲載した花模様と全く逆の色が出ました。

ちなみに前回は、下図の模様でした。

4.jpg

正木系なのでこんな形に出てもタネはできます。

中輪ですが大輪と違って花弁がへたらないので、

長時間楽しめます。

次回は、他の種類の花も載せますが

きょうは、涼しいので少し長文の気まぐれ日記を

載せてみます。


朝顔の葉っぱを食べる昆虫と、アキアカネについてです。。

ご興味のある方はどうぞ



気まぐれ日記

オンブバッタとアキアカネ
平成30年9月2日
毎年夏から秋にかけてオンブバッタがやってくる。
よく似た格好のショウリョウバッタと違うのは一回り小さいところだ。
前者の語源は見ての通りメスがオスをおんぶしているからついた名まえ。
後者は、お盆のころに現れるので精霊(ショウリョウ)という名がついたとか・・・。 
オンブバッタは飛べないがジャンプ力はすごく、どこからともなくやってくる。
大きさはメスの方が大きく4センチ前後、オスは2.5センチぐらいで、
メスはいつも体の小さいオスを背負って行動している。

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親子のようカップル


 困るのは食欲旺盛で、ほかの昆虫が食べない葉っぱまで食い荒らす。

IMG_7573.JPG

ただいまお食事中だが、背中のオスは我慢かな?


わが家の朝顔も例外ではなく、かれらと絶えず格闘している。
 一方、植生の被害はないが秋の気配を感じるころ、
トンボもオスとメスが繋がって器用に飛んでいる。
メスの胴体後部にひっついたオスは、
メスの飛翔をコントロールするパイロットのようで滑稽である。

2.jpg

アキアカネ(赤トンボ)


バッタもトンボもともに仲睦まじくみえる。
氷河期に入って久しいわが夫婦間にもかつてこんな時代があったのだろうか。
すべて忘却。
しかし、バッタとトンボのオスにはイヤラシイ性分があって、
あのような恰好をしているのだ。


自分の種(子孫)を残すため、
オスがメスにぴったり張り付いてメスの浮気を監視しているのが実情だと知ると、
ほほえましいとは言えなくなる。
なにもしがみついてまで見張っていることもなかろうと思うのだが、
オスの自信の無さがこうさせるのか。
川や池に住むイトトンボの仲間は水に潜って水草の茎に卵を産み付ける。
なので、おぼれて死ぬ場合もある。
メスが命がけで産卵しているとき、
オスは同じ茎の水面上で監視しているというから実に冷淡でしつこい。
 

人間界ではどうか?
昆虫とさして変わりはない。

大昔、西洋の十字軍兵士が遠征中、妻の浮気を防止するため
貞操帯なるものを妻の下半身に着けたという歴史がある。
現代でも世界中でひそかに行われているらしい。
 
近年、妻の産卵ならぬ出産の瞬間を見届ける若い夫が多くなったと聞く。
まさか、生まれてきた赤子の本当の父親が
出産現場に現れるんじゃないかと監視するため、ではあるまい。
もし、そうだとしたら亭主の自信の無さからくる行動だろう。

人間が植物や動物から学ぶものは多い。
ひっつき合う昆虫から学べば、
病院や公園で寄り添う仲睦まじくみえるオシドリ夫婦にも、
人知れぬドロドロした理由があるのかもしれない。
(余談だがオシドリのメスは結構浮気をすることがわかっている。)


長く生きているといろんな人に出会う。
30代と40代に上記昆虫のオスみたいな上司に出会ったことがある。 
その一人は、部下と仕事上の会話をしているときや、会議をしているとき、
食事中、残業中、時と所をわきまえず女房に電話をする。
「今どこにいる?」「何をしている?」と
会社の電話を使ってひそひそ声で確認しまくっていた課長だ。
モテない男の3要素を備えていたから自信がなかったのだろう。
「電話の向こうは、本社に転勤してくる前につき合っていた名古屋の愛人じゃないのか?」
と勘繰る同僚もいた。


もう一人は、ハンサムで仕事の出来る若手部長だった。
やはり一日20数回は妻に電話をしていた。
ただ、これは先の男とちがう、かみさんがものすごいやきもちやきで、
いちいち、夫の「今」を報告しないと、
家に帰ってからものすごい仕打ちを受けるので、仕方なく・・・とのことだった。
いわゆる恐妻家だったのである。バッタでいえばオス・メス逆転の監視である。


心理学上では、どのような人間でも嫉妬心を持っているとのことだが、
虫だって同じ。
『一寸の虫にも5分の魂』があるのだから
『秋の虫にも猜疑心や嫉妬心』があってもおかしくない。


おんぶ昆虫を見て他愛のないことを考える秋である。

[サッカー]


タグ:朝顔と虫
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コメント 14

横 濱男

逆の色のアサガオ、これで対ですね。
一人目の子供の出産立ち会いました。
二人目は、生まれちゃってました。(^▽^)
by 横 濱男 (2018-09-03 07:15) 

g_g

変化アサガオ、色が対称で綺麗ですね。
昔、何故か産室に男は入るなと言われました。

by g_g (2018-09-03 08:42) 

馬爺

我が家はメダカの水槽をも手に出してあるんですがその中のホテイアオイをバッタが齧って葉が枯れたり浮き球が破れたりしております。
by 馬爺 (2018-09-03 13:51) 

暁烏 英(あけがらす ひで)

馬爺さん
ホテイアオイは気をつけませんと、吸血鬼・ヒルの温床です。バッタよりも怖いです。金魚店で売っているホテイアオイにヒルの卵がついていて、水槽の中で孵化するんです。友人宅は大パニックでした。この被害、けっこう多いんだそうです。
by 暁烏 英(あけがらす ひで) (2018-09-03 15:50) 

えんや

青、白逆転ですね。
よくまあ~こんなになるの?
出来るのですね。

by えんや (2018-09-03 20:11) 

暁烏 英(あけがらす ひで)

えんや さん
変化朝顔は、種の中に移動遺伝子を内在しているため、一定の確率でこのような咲き分けができるんです。
by 暁烏 英(あけがらす ひで) (2018-09-03 22:21) 

馬爺

それに関してはいつも買ってきますと点検してよく水で流してから水槽へ入れております、細いイトミミズみたいなのが時たまいますね。
by 馬爺 (2018-09-04 07:54) 

きよたん

朝顔も美しいですが
昆虫のオスメス面白く読ませていただきました。
生き物の使命は子孫を残すこと そのため、相手を支配しよう
とする独占力 嫉妬心
人間には恥というものがありそれを隠そうとしますね
最も嫌らしいのは人間でしょうか


by きよたん (2018-09-04 09:31) 

美美

朝顔のこのような色合いがどうしてできるかいつも不思議な想いで拝見しています。
あまりに無関心な夫も困りますが干渉されすぎるのも困りますね(^^;
by 美美 (2018-09-04 17:27) 

JUNKO

優美なアキアカネですね。
by JUNKO (2018-09-04 23:33) 

yoko-minato

朝顔の花がいろいろ模様になるのが
私も不思議に思っています。
今年もきれいに咲いているようですね。
by yoko-minato (2018-09-05 07:08) 

ぼんぼちぼちぼち

変化朝顔、面白いでやすね。
いろんな柄が出るんでやすね(◎o◎)b
by ぼんぼちぼちぼち (2018-09-05 18:12) 

yokomi

 いろいろ考えさせられる「秋」ですね(^_^;)
by yokomi (2018-09-07 09:43) 

DANKAI_Gen

拝読していてむかしのことを思い出しました。
協力会社の来訪を受けて話していると、先方の上司が部下に、「うちに電話して」って言いました。部下はすぐさま電話して、上司に電話を代わりました。
電話の先は、上司の奥様でした。
うちに電話って言えば、会社に電話ということだったと思った途端、吹き出しそうになったのを思い出しました。
色々な人がいるから、世の中面白い。
by DANKAI_Gen (2018-09-07 11:49) 

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