顔から火が出た 赤っ恥！

長く生きておりますと、いいことばかりじゃありません。

きょうは、顔から火が出るほど恥ずかしかったことを記します。

 

 

赤ッ恥

　その１、

添乗員をしていた半世紀以上まえの若き日。
ＤＣ３の機内後部座席近くでスチュワーデス
（当時はアテンダントのことをこう呼んだ）に
「お年寄りとの旅は羽田に着いたらおしまい。今夜一緒に飲まない？
　ぼく空いてるよ」とナンパ。

無事羽田に着き、お客さんとお別れの挨拶中
年配のご婦人たちから
「婆さんたちばかりで悪かったわね」とか
「今晩は楽しんでらっしゃい」と言われる。
ハテナ？と思っていたら
最後の一人が
「みんな聞こえゃったわよ」という。

機内放送用マイクがＯＮだったため、
乗客全員に聞かれてしまったのです。赤っ恥！

ＤＣ３型機

◆

 

その２、
２０歳の時、先輩から結婚式披露宴の司会を頼まれました。
先輩の父親（政治家）から
「初めが肝心！　わたしが手を上げたら『只今より新郎新婦のご入場です』
と言うんだぞ」と指示がありました。
本番直前、さっと手が上がったのでそのとおりに言いました。
すると３００人近くの招待客が一斉に拍手。
しかし、１分、２分、３分たっても二人は現れない。
やがて拍手は尻つぼみになって消えました。
会場に漂う沈黙・・全員が私をにらんでいます。
こちらはもうパニック！　

あとで、わかったこと。
新郎の父は、かれの友人が司会者席の後方で
きょろきょろ自分を探していたので、
目が合ったとき「よう！　おれはここだあ」と
手を上げて挨拶したんだそうです。

司会者、新郎の父親の合図に応えて了解の挙手

(これはイメージです)

◆

その３、
十数年前のおめでたい席でのこと。
長年、社会体育の向上に貢献したとの理由で
千葉県教育長から体育功労者賞をいただくことになりました。
式当日はとても寒い日でした。
日ごろ、こういうことが大嫌いなぼくは、
いやいやながら会場へ向かいました。
古い庁舎の暖房設備は故障らしく、係員から
「式が始まる前はコートを着たままで結構です」と言われました。
しばらくして司会者が会式のアナウンスをしました。
県内各地から集まった20人ちかくの授章者は次々とコートを脱ぎました。
わたしも当然そうしました。
脱いだとたん、赤面！　

コートの下は、ワイシャツだけでした。

タグ：恥

コメント 15

恥をかいてばかりの私はその出来事すら思い出せないくらい
多い
暁烏さんは男性だからかしら よく覚えてるんですね
恥を恥と思わない人は顔が赤くならないで恥の上塗りばかり
してますよね これも男性に多い（笑）
by きよたん (2017-11-26 21:45) 

長い人生に一つや二つ、ありますね。。(^▽^)
by なんだかなぁ〜!! 横 濱男 (2017-11-27 06:50) 

確かに。
穴があたら入りたい、ですね。
by 夏炉冬扇 (2017-11-27 08:58) 

一番目の機内での話しに特に笑ってしまいやした。
恥ずかしい思いをすること、ありやすねぇ。
by ぼんぼちぼちぼち (2017-11-27 14:06) 

恥はかいて色んな経験を積みなさいくだらない恥はかくなとじいちゃんが言ってましたね。
でも恥は恥なんですよね、長い人生はjの一つや2つはありますよ。
by 馬爺 (2017-11-27 17:18) 

人生、色々な失敗をしていますね。
あと、残り、僅かになると、そういう失敗は、どうでもよく、なります。
by テリー (2017-11-27 19:56) 

こんにちは。
平林寺紅葉・・・ここ2～3年人出多く駐車場混み混みです。

by YUTAじい (2017-11-28 10:50) 

寒い朝でしたが笑えました。3番目が一番愉快でした。
by JUNKO (2017-11-30 13:21) 

初めまして。

DC3の写真を見て突然お尋ねしました。
日本航空の定期航路が開設された頃、米軍基地の伊丹空港の中で、日本航空のこの機体を見て、その爆風を浴びて感動を覚えたことを覚えています。
当時は空港に入るにも兵隊がおり、事務所も米軍兵舎を利用したものでした。そして、事務所横の観覧所から歩いてすぐの所にDC3が駐機していました。　で、駐機上から滑走路までもプロペラを回して移動しますので、その風を受けて感動した訳です。
暫くして、機体はコンベアライナーに代わり、エンジン音もキーンとターボプロップの音に代わってきましたが、その頃は駐機場も
観覧所から遠くになってしまい、エンジン音が変わった印象だけが残りました。

もう少し前、終戦直後の空港周りには帆布の飛行機の残骸が多量に取り巻き、焼却されていた記憶を含め、このDC3の残像から現在のB787に繋がっています。

昔話ばかりで失礼しました。　
珍しい写真、ありがとうございました。

　　　　以上

by SammyTajima (2017-11-30 20:16) 

SammyTajima さま
　DC3のコメントありがとうございました。航空機の思い出はわたしもたくさんあります。
　①昭和36年、４発小型プロペラ機 DH.114 ヘロン（15人乗り）で八丈島に行ったとき、機内がまだ気密でなかったため、鼓膜を痛め入院したこと。
　②乗っていたＪＡＬのＤＣ－７Ｃ機が板付空港に着陸しようとしたところ車輪が出ず、しばらく空港上空旋回ののち、海上に出て燃料を捨て胴体着陸の体制を整えたとき、間一髪で車輪が出たこと。
　③羽田空港でＡＩＲ　ＣＡＲＧＯの仕事をしているときに、日本に初めてジャンボ　ジェット機が飛来し、その巨大さに興奮したことなどです。
by 暁烏　英（あけがらす　ひで） (2017-12-01 11:28) 

ご搭乗のおばさま方も、なかなか洒落た対応ですね(^.^)
by のらん (2017-12-02 14:10) 

若いころの恥は、隠れたい気持ちでしたが、今ではそれが経験につながっているから不思議です。
恥をかいて成長するのでしょうね(^_^;)
by green_blue_sky (2017-12-02 21:29) 

長い人生、色々ありますね(∩.∩)
by 美美 (2017-12-06 23:18) 

おいらも若い頃の赤っ恥は、それこそ名の通り赤面してしまいますが、今やジジイになると何故か平生としていられる。
年輪を重ねたため、それとも単に何事にも鈍くなったため。
後者だろうな。
by DANKAI_Gen (2017-12-21 11:45) 

DANKAI_Gen さん
そのとおりです。感性が鈍くなるし、面の皮が厚くなってくるからでしょうね。他人が見れば、みっともないことも平然としていられるんでしょうね。
by 暁烏　英（あけがらす　ひで） (2017-12-21 17:33)