朝顔からコスモスの季節へ [花と心象]
先週から今週にかけてセーリング漬けだったため、
またも朝顔から離れて気分転換に山のある方角へ足を向ける。
目的は、「秋を見つける」という一点。
行き先を定めず一人旅する性癖は、いまに始まったことではない。
旅を生業にしていた経験から、決められたコースを決められた時間に回るわずらわしさが嫌になったからだ。
旅の目的は決めるが、行き先を決めない。だから、いつ帰るともいえない。
「自然と人間のこころの相関を探求する」をテーマに
野宿を基本に日本縦断をしたときは、3か月後に帰宅。
家族、親族から総スカンを食ったこともあった。
旅には3つの楽しみがある。
①プランを立てる楽しみ。
②現地に足を踏み入れて、見る・聞く・食べる・話す・体験する、楽しみ。
③思い出に浸る楽しみ。
自分はこの①を省いてぶらり旅を楽しむ。
川の流れと同じである。川の形状は、瀬と淵が交互に繰り返してできている。
ある時は早瀬で岩にぶつかり砕けそうにもなるが、そのあとに必ず訪れる淵で一服できる。
緩急の連続性が心を浄化させてくれるのだ。
そして最後に行き着くところは、大好きな大海原である。
若いころは鮎のように川を遡って無理をした。老いたいまは自然に身を任せて過ごせば長生ができることを知った。
今回は、JR中央線に乗り、山梨県大月市で下車。ここから富士急行に乗って河口湖駅まで行く。
旅人のほとんどは、世界文化遺産になったばかりの富士山の方角へバスで向かったが、こちらは富士に背を向けてとぼとぼと河口湖半を反時計回りに歩く。
以下は、道すがらの湖畔の初秋である。
湖畔に向かう道路脇のオブジェ
天高く馬肥ゆる秋に肥えた馬を発見!
馬の背に犬、犬の背に猫、その背中で時の声を発する雄鶏。童話の世界で見た光景だ。
涼しげな朝顔垣
コスモスの時期の河口湖はいいですよね。
最近は行ってません、行ってみたくなりました。
行先を決めず、いつ帰るかわからない旅ですか!
少しわかりますが待っている家族にとっては
心配でしょうね。
by yoko-minato (2013-09-01 11:25)
秋を見つける素敵な旅をなさいましたね。
湖畔に向かう道路脇のオブジェ・・・あれ?、ブレーメンの音楽隊ではないか!と思いながら拝見しました。
河童の宴も暁烏様の絶妙な語り口に大いに楽しませて頂きました。
有難うございます。
与勇輝さんの作品、大好きです。
by 青い鳥 (2013-09-01 11:47)